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2次筆記試験対策は、「解答プロセスを磨く」ということ

2次対策において、とても重要なことが「自分の解答プロセスを身につける」ことです。

解答プロセスって何?

2次対策はこれに尽きる、といっても過言ではないと思います。
解答プロセスとはなんだろう。。。と思われる方も多いと思います、僕自身も最初はそうでした。
今になってこの言葉の意味することを何かと聞かれれば、
「試験当日に、80分で解答文(=事例企業への提案書)を作成するための手順であり、お作法である」ということと考えています。

解答プロセスの具体的手順について

基本的には、以下のような手順を指すものです。
おそらく、合格者のうちほぼ100%のかたが以下の手順で解答作成に至ってると思います。

1)設問分解(題意の確認、与件分析の切り口の列挙、解答の一貫性検討、問題レイヤーの確認)

2)与件分析(事例企業の経営環境、経営課題等の抽出)

3)解答ロジック作成(各問題ごとに、与件根拠と1次知識を、因果を考慮しつつ、一貫性のあるロジックをメモ)

4)解答文作成(解答ロジックに従って、指定文字数以内に文章を記入)

このベースをもとに、個々人での工夫やテクニックを盛り込んで、自分なりの解答プロセスを確立していってください。

また、こうした解答プロセスを作るにあたって、他の受験生のプロセスや各受験校の模範解答集、企業診断で掲載される企画物などが参考になると思います。

解答プロセスの参考資料について

解答プロセスはTAC、LECなどの各受験校だけでなく、教師の方ごとの独自のプロセスがあり、とても多様です。
 *とくに、TACは 受験校としてのプロセスと、各講師の先生独自のプロセスとがいろいろあって、とても混乱します。。。(笑)

個人的にはふぞろいさんの紹介されている以下の記事のものや、AASさんやMMCさんのものが、取り入れやすいと思いますので、ご興味いただけます方は以下のリンク先の記事もご参考になさってみください。

なお、解答プロセスについての参考書は、書店で探すよりも、受験校が開催する模擬試験に参加することで入手できることが多いです。

2次試験対策をこれから始めようというかたも、合格率を少しでも高めるために頑張ろうという方も是非、今この時期から、ご自身なりの解答プロセスを作り上げることを意識して取り組んでいってください。

そうして、8月〜2次試験当日にかけてが、築き上げた解答プロセスをひらすら練習して体に覚えさせる時期になります。
その時期まではぜひ、いろんな方法を試してみてはいかがでしょう。

ではでは。

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