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2024.6.30 新宿バスタ前レインボー街宣

東京都知事候補の蓮舫です。
会いに来ました。こんなに多くの人が会いに来てくれた。
まずお礼を申し上げたいと思います。ありがとうございます。

この都知事選挙、皆さんの思いを、皆さんの声を、国が動かないんだったら、東京から。東京からレインボーの道を切り開く、そんな選挙にしませんか。 皆さんのきっかけに使ってもらいたい。私はその思いを日に日に強くしています。

通常国会が終わる時、岸田文雄総理、久しぶりに総理の名前を言います。
岸田文雄総理はこう言いました。
「議論をすることは大切だ。重要だ。」
何のことだかわかります?選択的夫婦別姓です。
選択的夫婦別姓が、法制審議会が、法務大臣にこれは制度の変更・導入が必要だ、法律の改正が必要だ、答申をしたのは1996年、30年前ですよ。
まだ議論するんですか。いつまで議論するんですか。
増税は瞬間に決めるのに、選択的夫婦別姓の生だけはいつまでも議論をする。だったら、同性のカップルの自由を、あるいはその選択を保証するのはまだまだ先なんじゃないですか。 だから、私は変えたいと心から思っています。

国は、出生率、合計特殊出生率。これが落ちたり、生まれる子どもの数が減ると、どうしても考え方が偏るんです。
結婚させようとする。子どもを産ませようとする。皆さんの納めた税金で国がやっている少子化対策は、地方自治体が合コンイベントをやる、婚活イベントをやる、そこに補助金を地方創生だと言って渡すんです。

小池百合子さんも、やっぱりこの自由民主党の発想の人だったと私はちょっと残念だった。今年度の東京都の予算で行われる少子化対策の事業、婚活アプリを作るそうです。
あるいは、やっぱり合コンイベント、婚活イベント、出会いの場を作る。
果ては、皆さんが結婚した時の思い出の曲を広く募って、それを漫画にして皆さんにお配りをする、結婚機運の醸造を作るという、こういう予算の使われ方はそろそろ改めたいと私は思っています。

だってそうじゃない。
結婚するってした人、しないと決めた人、1人で生きる選択を取った人、
パートナーと暮らす決断をした人、選択的夫婦別姓が実現するまで婚姻届は出さないと判断する男女カップル、1人で子どもを産むという決断をした人。
こんなにいろんな決断をして、 自分の生き方は正しいと思って判断をしているのに、結婚する人だけを支援することが、それが少子化対策だというのは、もう次の1歩に進みたいと私は考えています。
いろんな生き方をフェアに支援する都知事になりたい。
それが東京の誇る多様性だと思っています。

私は今回の都知事選挙で、今までの少子化対策、小池さんも色々やってくれてる。でも0.99ショック。流入がなければ、東京都の人口はこのままだと半分になります。

いろんなことやってる。どうしてそれが届かないんだろう。
どうして伝わらないんだろうか。
自由民主党の総理までやった人は、女性が子どもを生まないのが問題だとまで暴言を吐いた。私は違うと思う。
アプローチを変えませんか。子どもが生まれた人の育児支援、家庭への直接的な支援は引き続き必要だけれども、少子化対策と言うんだったら、今政治が目を向けていない若者を支援することこそが、次の東京の最大の政治課題だと私は考えています。

ずっと若い人たちは政治から取り残されてきた。
子どもには、例えば小学校、中学校、学校の支援とかある、子ども手当てはある、いろんな手当てがあるけれども、結婚した現役世代は、子どもがいれば、パートナーがいれば税額控除がある。ご高齢者は、シニアには介護保険がある、医療の自己負担の低くなる。

若者はどうですか。
随分長いこと、自分で頑張れ、高校出る、高専を出る、就職をする、大学に行く、大学から就職をする。全部自分の力で頑張れ、家族に支えてもらえ、
そういう空気があったんじゃないでしょうか。
政治はそこに随分与えてきたんじゃないでしょうか。

でも、考えてください。
今、東大がまた学費をあげるって言ってるでしょ。
大学生の2人に1人、310万円の奨学金という名前の借金を抱えて世の中に出る。有利子だったらその負担はどれだけ重いか。
私のお友達でも40歳でようやく返済できた。私の友達の子ども、不安定雇用でこの借金いつ返せるかわからない、だから結婚を諦める、子どもを諦める。
若者が経済的理由で何かを諦めることがないような、そういう東京都を私は作っていきたいと考えています。

皆さんが収めてくれた税金を、子どもを育てる保育、子どもの学びを支える教育、皆さんの命を守る医療、そしてシニアの安心と安全を守る介護、この分野で働いてくれてる若い人、この分野で働きたいと考えてる若い人の奨学金の返済を東京都が支援する。
そのことに皆さんの税金を使わせていただきたいと思うんです。
分厚い中間層を作りましょうよ。
それが実現すれば公共サービスも安定するでしょう。
そして、今生まれた赤ちゃん。これから育つ若い子たち、子どもたち、20年後、10数年後、数年後には必ず社会に巣立ちます。その時の親として最も切ないのは、自分たちはなかなか支援できないけど、この子が借金を抱え、不安定雇用に悩み、その背中を支えることができない悩みを、親御さんの悩みを取り払うと同時に、今から種をまけば、明日、来年に結果は出ません。華やかな政策、取引の取り組みでもありません。
でも、10年後、数十年後には必ず、今育った子どもたちが社会に育つ時には必ず雇用の不安定さ、奨学金の負担を取り除く東京都に私は作り出していきたいと思っているんです。

本当に時間がもったいなかった。
この8年間、何をしてたんですか。この8年間、何を見てたんですか。
この30年、20年間、小泉構造改革で不安定雇用の人は60万人増えました。
もちろん、フリーランスで、自分の能力で色々な仕事をしたい人は応援をする。でも、そこから抜け出せない若者がいるんだったら、そのために人生の選択を狭められている若者がいるんだったら、私は、この子たちを徹底して皆さんと一緒に支える東京を、知事になってすぐ作り始めていきたいと考えています。

なんで若者だけだ、そういう声も聞く。
でも皆さん、分断を生むことはないんです。
なぜならば、若い人たちが手取りが増える。若いたちが安定雇用が、若い人たちが借金の返済がなくなる。 そのことは、使えるお金が増えるでしょ。手取りが増えるでしょ。消費をするでしょ。経済が回るでしょ。
納税者が増えて、社会保険の担い手が増えれば、持続可能な介護、医療、社会保障制度が東京から作ることができると私は思っています。

そして同時にシニアの皆さんの安心もしましょう。
間もなく団塊世代の先輩方が75歳以上になろうとしてる。元気なご高齢者は元気に頑張ってもらう。でも、どんなになっても頑張れない人たちも残念ながらいる。
コロナの時に華やかな東京オリンピック・パラリンピックの裏で、もう医療関係はいっぱいいっぱいで、高熱が出て玄関で倒れて亡くなられたご高齢者、1人暮らしの人、どれだけいたことやら。
国会のこの問題、何度も言ったけれども、残念ながら聞いてもらえなかった。この人たちの不安に寄り添う東京都でありたい。

国はこの春から訪問介護の報酬を引き下げました。
日本中の訪問介護事業者で赤字なのは4割に達してるんです。撤退したらどうするんですか。 この事業所が成り立たなくなったらどうするんですか。
施設に入らないで訪問介護のお世話になって頑張って生きてる人たちの不安の声はどこに行くんですか。

今東京都は、訪問介護で頑張ってる人たちの家賃補助等をやってくれてる。ここをもっと分厚くすれば、皆さんのお父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃん、1人で生きてるという選択をしたシニアの人生の先輩方の安心を、東京都は若者と一緒に合わせて、分担ではなくて共に守る、そういう都政を私はやっていきたいと考えています。

結構大きな決断でした。夜寝る前に不安になるんです。
こんなに多くの皆さんに立ち止まっていただけてる。
皆さんが私に会いに来てくれてる。政策を聞いてくれてる。私にはやりたいことがいっぱいある。 このやりたいことは本当にやれるんだろうか。相手は現職です。強い強い。だけど私は政策では負けない。
議論では負けない。やりたい。夢では負けない。
でも相手は公開討論会からずっと逃げてるんですよ。
どうして議論してくれないんですか。なんで皆さんに堂々と現職8年の実績でチャレンジャーである私たちと議論をしてくれないのか。それを皆さんと一緒に問いたい。その声を上げていきたいと思っています。

どうか皆さん、誰のための選挙なのか。
私は、小池さんは 光に光を当てるのは大変得意な人だと思います。そしてそれを横文字で表現して、やってる感も上手な人です。
でも私は、光は、1人で光を放てる人は、そこは都政の必要は薄めましょう。
そうでない、広がる影、長く伸びる影。私はここにを当てて、その影が薄くなって、1人で立ち上がって、自分で生きていけると自信を持っているところまでずっと光って続ける、そんな都知事になるとお約束をさせていただきたいと思います。

七夕まであと1週間。
どうか皆さん、皆さんの力で、私1人では成し得ない。私1人では到底力が足りない。
私ができるのは、皆さんに私の思いを、私の考えを、できることはこれだと言葉で政策を伝えることしかできないから、もし私の思いに共鳴していただけたら、私を都知事にしたいという思いを熱くしてたれたら、どうか皆さん。
蓮舫を都知事にしていただきたい。蓮舫に投票していただきたい、蓮舫を勝たせていただきたい。私に力をいただきたい。あなたと次の東京へ。
どうかよろしくお願いします。ありがとうございました。

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