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2024.7.3 調布駅街宣

調布の皆さん、会いに来ました。会いに来てくれてありがとうございます。都知事候補の蓮舫です。よろしくお願いいたします。
こんなにたくさんの人に支えられてる。こんなにたくさんの人がエールを送ってくれてる。私は、何がなんでも絶対に結果を出して皆さんに仕事でお返しをする。
そのためにはどうしても7月7日、蓮舫を東京都知事にぜひさせていただけないでしょうか。どうぞよろしくお願いいたします。

今、仲間からも少子化の話が出ました。
私、20年間国政で子どもの問題に取り組んできました。でも、ずっとおかしいなと思っていたことがある。
国は、自民党は、子どもが少なくなった、少子化が進んだっていうと、結婚をさせる政策を作るんです。
結婚してもらおう、結婚すれば子どもが増えるだろう。
皆さんの税金を使って地方自治体が婚活パーティー、お見合い合コン、こういうイベントを企画をしたら出会いが作られるだろう。そこに地方創生だと言って補助金が流される。
小池百合子さんもやっぱり自民党の発想の人なんです。
今年度の予算、東京都の出生率、合計特殊出生率が下がってるから何をやるか。東京都が婚活アプリを作る。合コンパーティーをやる、出会いのイベントを作る。果ては皆さんの結婚の思い出の曲。それを広く募って漫画にして披露する。これに3億の予算。私は発想があまりにも違うと思ってるんです。

私ね、この東京はもっと多様性があっていいと思ってるんです。
結婚するという選択をする人、結婚しないという判断をする人、大好きなパートナーと暮らすという選択、選択的夫婦別姓が実現するまで婚姻届を出さないという男女カップル、1人で子どもを育てるという決断、あるいはお1人様になるという選択。
どんな人生を選んでも、どんな選択をしても、私はそのすべての生き方をしっかり尊重して支えることが行政のトップの基本として持たなければ、東京は豊かになれないと思ってるんです。

NHKの朝ドラで「虎に翼」、私見てるんです。今朝の寅子の言葉、皆さん覚えてるかしら。

あげた声は残る。
その声は必ず誰かの力になる時がある。
だから私は声を上げ続ける。

先人が投げ続けてきて、時代の変化に合わせて多様性を認めてきた。
だったら東京をもっともっと良くするために、私は声を上げ続ける都知事になりたいと改めて皆さんにお約束をさせていただきます。

今日は、小さな赤ちゃんをバギーで連れて抱っこをして、そういうお母さん、お父さんの姿も目立つ。
27年前、私は双子を妊娠してました。
早く生まれてくれないかな。早く出てきてくれないかな。いっぱいやりたいことがある。どんな洋服を着せようか、どんな離乳食を食べさせようか、どこの公園に行こうか、ワクワクしてた。
でも実際に子どもが生まれると、本当に想像と違う厳しい現実もあった。
なんであんな泣き続けるんだろう。
しかも双子でしょ。同時に泣く。1人が寝たと思ったら、もう1人が泣いて1人が起きる。眠れないんですよ。
赤ちゃんは喋らない。抱っこしても泣く、置いても泣く、動かしても泣く、どうしよう。喋らない、わからない、どうしたらいいんだ。1人で社会に置いてかれるんじゃないか。私大丈夫だろうか。ものすごく孤独だった。

あの時に、大丈夫だよ。みんな同じだよ。孤独じゃないんだよ。言ってくれる一言が欲しかった。
子どもが幼稚園になった時、靴紐を結びたがる。上手く結べないんだけど、結びたがる。 朝忙しい時間、一生懸命結ぶ2人にもうやめなさいと、ママが結ぶからと。 なんでたった3分が待てなかったんだろう。
数年しか生きてなくて、自分から何かがやりたいという子どもを、急ぎなさいと手をはたいてしまう自分を、今もっともあの時に帰ってやり直したいと後悔をしています。
その時に余裕を持って「大丈夫だから、3分なんか大したことない」そういう声が欲しかった。少子化対策は産めよ増やせじゃないんです。
皆さんの声に、負担に、不安に寄り添う細やかな政策が私は必要だと思っております。
これは私の少子化対策にかける原点です。やっぱり人を育てましょう。そのためにお金を使っていきたい。都政のお金を使っていきたい。

プロジェクションマッピング、綺麗でしょ。20万人客が増えた。素敵でしょ。知事は言います。2年間関連予算で48億。
本当にこれが必要なんだろうか。荒い試算ですが、例えば東京都で3人以上の子どもを育ててる住民税非課税世帯。この人たちに月2万円の家賃補助をしたら、1年間で必要な予算額は48億円です。どちらに使いますか。
私は躊躇なく、迷うことなく、プロジェクションマッピングはもうやめて、 困っている人たちの子育て支援の背中を押すことに使う決断をするのがトップとしての判断だと考えています。

もう1つ。
東京都では水道を止められる人が3年前から2年前で倍増してます。
10万だったものが18万。なんでなんだろうか。それまで水道の検針員がお宅に行って、「水道料金未納ですよ」、複数回訪問して「分割払いもありますよ」、相談に乗っていたものを2年前からは郵便に変えました。
1通の封筒が届いて、請求書が届いて、そして振込みがなかったら水が止められるようになった。命の水ですよ。
東京都の職員は言います。「止めたら大抵払ってくれる。」
本当に払えない人、本当に払う人、見に行かなきゃわかんないじゃないですか。 本当に払える人だったら止めてもいいけれども、何かを諦めて水のためにお金を回したんじゃないですか。
子どもの食べ物削ったんじゃないですか。この酷暑の時に電気代を削ってクーラー・扇風機を止めたんじゃないですか。
そこに思いを至らせれば、行政のトップの決断はたった1つでしょう。
検診でお宅を訪問して困っていることがあったら、東京都の福祉局、他の行政サービスにつないであげれば、水だけじゃなくて、その人の人生を立ち上がらせることができる。これが私は本当の政治だと思っています
これをね、「行革だ、検針を辞めて郵便にしたら7億円浮くことができた」。胸を張るのはもうやめましょうよ。 ここの7億は削っちゃいけない、むしろ分厚くところだと私は考えています。

しかも、東京都は水道の検針員派遣するのはある株式会社に委託をしてる。この会社は東京都が8割の株を持っている。ここの社長が小池都知事の側近だった、小池さんの持っている政治団体の代表だった人です。
なんでこの人が社長になってるのか。たった2人しかいない常勤の理事は東京都の水道局の再就職者です。まだこんなことやってるんですか。
まだ政官業の癒着やってるんですか。そこに皆さんの税金をなぜ流すんですか。
私は、こういう間違った内向きのファースト、自分の身内ファースト、都民をないがしろにする政治ではなくて、都知事のための政治ではなくて、都民のための政治を、ぜひ都知事としてこれからの4年間、託していただきたいと改めて思っているんです。

小池さんも遅まきながら、子育て支援はいろんなメニューを用意してくれました。それは評価をするし、それは継続をするし、それは発展をさせたいと思う。
でもね、家計への直接支援、子育て支援、いま育つ子どもの支援をしても、どうして合計特殊出生率は1を切ったんだろうか。アプローチをそろそろ変えませんか。
結婚をさせる、育つ子どもだけに視点を合わせるのではなくて、何が原因かを考える時じゃないでしょうか。

この20年間、小泉構造改革で非正規社員は60万人増えました。
自ら望んでフリーランスでスキルアップをする人はすればいい。そうじゃない。大学を出て就職先がなくて、非正規雇用しか務める先がない。そんな若者が増えているんです。その若者は自助だから自分で頑張れ、家族が面倒見ろというのか。格差が広がり、親を選べない、「親ガチャ」なんていう嫌な言葉が流行ってる。
だったら東京都がこの若い子たちのその自助ではないんだ。頑張れない人たちを頑張る、その支援策に私はアプローチを買いたいと思ってます。

大学を卒業したら2人に1人が奨学金を抱えます。借金です。
平均額は310万円。有利子の場合、その負担はもっともっと重くなります。
払える力がない親にとってみたら、子どもが社会に巣立つ喜ばしい時に、そんな借金を背負って不安定雇用に旅立つ。どれだけ辛いことか。
だったら、東京都が支援をしましょうよ。保育、教育、医療、介護、皆様方の命、子どもたちの育ちと学び、シニアの安心のところで働いてくださる若者、これから働きたいと言ってる若者にはぜひ奨学金返済の負担を取るために、皆様方の税金を使わせていただけないでしょうか。

生きた税金の使い方をしませんか。
若者ばかりは分断を生むんじゃないか、それは排除じゃないかとも言われる。違う。若者を支援してその人の手取りが増えたら、諦めていた結婚、諦めていた子ども、諦めていた自分の人生の選択を手にすることができるだけではなくて、収入が増えれば税収が増えるんです。
社会保険料の担い手が増えるんです。それは、介護、医療、社会保障制度の持続可能性につながるんです。
分断ではなくて、世代を超えた循環型の東京を私は作っていきたいと考えているんです。

しかも、負担が減るから介護の現場で働く、安定して働ける若い子が増えれば人手不足の解消にもなるでしょう。そうしたら、50代、60代の皆さん、皆さんが仕事を抱えながら大変な介護をされてきた80、90のお父さん、お母さんを介護の現場に任せることができる。
そうしたら、自分は介護離職をしなくて済むんじゃないですか。
単発の1年限りの政策ではなくて、若者を支援することから高齢者の安心につなげられる、そういう政策を中長期的に私は少子化対策となってやらせていただきたいと考えておりますが、いかがでしょうか。

なかなか昔の税金の使い方、補助金のあり方から抜け出せないでいるうちに子どもが減ってきた。失われた30年の出口が見えない。
この30年間で日本人1人当たりのGDPはアメリカの半分まで小さくなった。でも働いてる人に限ってみれば、働いてる人だけに限ったGDP1人あたりは、アメリカとほぼ同じなんです。
つまり、日本人は働いてる力はまだそがれていない。皆様方の能力が非常に高いということが言える。
じゃあどうするか。もっと働いてる人を増やせばいいんじゃないですか。
シニアの皆さん、まだ元気でしょ。なんでリタイアするときに退職金をもらって辞めて再雇用すると年収が半分になるんですか。3分の1になるんですか。人手不足でしょ。私は、経団面に、企業に、ご高齢者をもっと環境改善をして再雇用するように徹底してお願いをしたいと思いますが、いかがでしょうか。

元気な人が働ける東京。それで労働人口が増える。不本意ながら不安定雇用で働いてる女性、正社員への道を開きましょうよ。
1人で頑張って生きていける、そういう女性も労働力として入ってくれれば、東京はもっと良くなる。まだ成長できる。日本のGDPの2割牽引してる東京だからこそ、私はその力があると思っています。

アプローチを変える。それだけで飛躍的にこれからの4年間は変えることができると私は考えています。
小池さんは、光に光を当てるのは大変得意です。
でも、私は、自家発電できる自分で光れる人は放置しておいてもいいんじゃないかと思う。自分で頑張ってください。
そうじゃないんだ。光と影があれば、影の部分に私は着眼したい
光と影が広がり、この8年間で影は随分長くなりました。
だったら、私は、 影に光を与え続け、その影が短くなり薄くなって、1人で自分なしで 立ち上がって歩いていけるようにまで支援をする、そういうボトムアップのリーダーになりたいと、この場で調布の皆さんにお約束をさせていただきたいと思います。

あと4日となりました。 皆さん方にお訴えできるのはあと4日。会いに行けるのもあと4日。もっともっと会いたいけれども、時間は限られてる。7月7日が投開票日です。
どうか皆さん。ここに来て、私はようやく現職の背中をとらえました。現職の背中が見えてきました。
1人スタンディング。今までにない新しい応援の動きも広がってきた。

私は政治の景色を変えるのは、いつだって皆さんの勇気だと思う。
どうか、どうか皆さんの力と勇気で、蓮舫を東京都知事に、これからの4年間託していただきたいということを最後に強くお願いを申し上げ、お願いの訴えと代えさせていただきます。
どうか、どうかよろしくお願いします。ありがとうございました。

※街宣の様子は下記逢坂誠二議員ツイートでご確認ください。


誤字脱字がありましたらすみません。

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