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2024.6.29 吉祥寺駅街宣

吉祥寺駅街宣を文字起こししました。

東京都知事候補の蓮舫です。
これだけ多くの方にお集まりをいただける幸せ、これだけ多くの方が都政に関心を持っていただける幸せ、そしてこれだけ多くの皆様方に選んでいただける幸せを今、私は噛みしめています。
小川淳也さんからもお話をもらった。辻元清美さんからもお話をもらった。
もう国政の話が私にはこんなにも遠い。
とにかく私は東京都を良くしたい。
小さな子どもの育ちを支えたい。この東京で暮らす全ての人の安心を守りたい。

この都知事選の争点は何だろう?
円がとうとう160円を超えました。この問題は、国政で淳也さんや辻元さんさんがアベノミクスの総括で闘ってくださると思います。

私が最も危機感を持っているのは、0.99ショック。
0.99という数字、人口を維持するのには2.07ないと人口は維持できない。
1を切るということは、このまま入ってくる人がいなければ人口が半分になるという衝撃的な数字です。
今まで小池さん、いろんなことをやり始めてくれた。
少子化対策だ。いろんなメニューを用意してくれた。
でもね、発想がやっぱり自由民主党だと思うんです。
私とは違うと思うんです。国会で20年間仕事をしてきた。
少子化対策というと、自民党は必ずこういう発想になる。
結婚をさせよう、もっと結婚する人を増やそう、出会いの場を増やして結婚してもらえれば子どもが生まれる。
皆さんが納めた国の税金を、地方創生だといって地方自治体に婚活パーティーをやった、お見合いパーティーをやったら補助金でばらまくんです。

国の出生率上がってませんよね。東京都も実は同じなんです。
小池さんの任期最後の今年度、婚活アプリをつくるんです、皆さんの税金で。婚活イベントを企画して出会いを作るというんです。
果ては、あなたの結婚の思い出の曲を広く募って、それを漫画にして皆さんに知らしめる。これが少子化対策の目玉の政策ですか。
私は違うと断言したいと思います。こんな予算使っちゃいけないと私は考えています。
だってそうでしょ。多様な生き方、多様な考え方を支援する政治にアップデートをしたい。結婚するという選択、結婚をしない、1人で暮らすという選択。子どもを持つという決断。子どもを産まないという決断。
大好きなパートナーと暮らすという選択。
選択的夫婦別姓が実現するまで婚姻届を出さない男女のカップル。
1人で子どもを育てる決断。
全ての生き方を私は平等に支える知事になりたいと思っています。

結婚する人だけに特化をするのは間違ってると思ってます。
結婚したい人はどうぞ幸せになってもらいたい。
でも、どうして子どもが生まれないのか。
それは、結婚したくてもできない、子どもを産みたくてもできない。その理由が経済的なものによる若者が多すぎるからじゃないでしょうか。

これまで若い人の政策というのは本当に薄かった。
子どもたちには、子育てをしてる親には、子育て支援の様々な補助がある。現役世代、結婚する、子どもが生まれる。税額控除、社会保険料の控除、色々な控除がある。シニアの方たち、介護保険がある。医療保険の自己負担少し安くなる。
だけど若者はどうか。若い人だけは、高校を出る構成モデル、そのまま社会に出る、大学に進む。大学のあと社会に出る。それは全部自助で、自分の責任で、家族の責任で支えてくれという考え方が当たり前でした。
でも小泉構造改革以降、この20年間で非正規の雇用は60万人増えました。
もちろんフリーランスで自由に働きたい、女性がパート・アルバイトを制限しながら働きたい。そういう方もいるでしょう。
でも、最も増えているのは、私は非正規から抜け出せない若い子たちだと思っています。ここに光を当てたい、そういう都知事になりたいと、私は皆様方にお約束をさせていただく。

じゃあどうするんだ。若者の手取り・安定雇用をどうやって増やすのか。
財源は要りません。いま納めていただいている皆さんの都民税・法人税、一般会計8.5兆、東京都はこれで色んな行政サービスを委託をして仕事を発注をして、受注をした民間企業、法人がその仕事を担ってる。これを公契約といいます。公の契約。
じゃあこの公の契約を使って、その仕事を受注する企業にはそこで働く人の、特に若い人の待遇改善・賃上げ・有給休暇の保障、それをやってる会社だったら入札の点数を上げて受注をしやすくするようにする。そうすれば、必ず都と契約をする企業にはブラックがいなくなるんじゃないでしょうか。

東京都の職員は言うんです。「それは、大企業でもう既に待遇改善しているところを優遇するんじゃないか、中小には波及しないんじゃないか。」
とんでもない。大企業は、都から受注した仕事を更に子会社・孫会社に再発注、再々発注してる。
だったら、公契約を結んだ大企業に、下請け子会社・孫会社に再発注するんだったら、適正な待遇をその再発注先にも求めるということを要件を課すのはいかがでしょうか。
今ある財源です。今ある皆さんが納めてくれた予算を、そのまま公契約を、条例を作れば、官から民、本当の意味での民の高い人の、現役世代の働く人たちの労働環境の改善、手取りが増えることにつながると私は考えています。

もう1つ、東京都は3.2万人もの非正規職員を抱えています。
3.2万人、数年で契約が切れる人たち。でもその中には、スクールカウンセラー、子どもの学びを、お母さん・お父さんの悩みを丁寧に聞く人たちも入っている。
3月末、250人を小池都知事は雇止めしました。
あるいは、皆さんの命を守る医療従事者、 あるいは子どもの最後のSOS・虐待を見つける協力員、この専門性がある人たちを年度で途絶えさせるんではなくて、継続的に安定雇用に繋いでいって支えることこそ、それはその人たちの手取りの増に繋がり、同時に安定の公共サービスにつながると私は考えています。

なんでやらなかったんですか、この8年間。
どうして気づかなかったんですか、この8年間。
私は時間がとってももったいないと思ってる。すぐ手をつけたい。

もう1つは、若者の負担も私は取り除いていきたい。
大学等を出て、奨学金という名前の借金平均額310万円。
社会に出る時に310万円という負担を持って、有利子だったらもっと負担は重い、そして非正規だったらいつ返してるんだろうか。自分の人生はいつ見通しが明るくなるんだろうか。
そんな不安を抱えていたら、私は人生の選択肢を何かを諦めざるを得ない(聞き取れない)と思う。
だったら東京都が支援をしようじゃないか。職種全部とは言わない。
税金だから使い方。皆さんに納得していただける職種に限って、例えば子どもの育ちを守ってくださる保育士さん、例えば子どもの学びを支援してくださる学校の先生、そして皆さんの命を守る医療従事者、シニアの安心を守る介護の現場の方たち、この分野で働く若い人たち、これからこの分野で働きたいと言ってる若い人たち、この奨学金の返済を東京都が支援をする、このことに皆さんの税金を使わせていただきたいと考えてるんです。
賛成してくれますか。若者の負担取りましょうよ。要らないところに流れる金じゃない、(聞き取れない)する若者の負担軽減につながるお金の使い方。

若い人たちは 政治に関心がない。コメンテーターの人たちがテレビで軽く言ってるけど、いつも私はざらっとする。そうじゃないんだ。
政治が変われば自分の生活何が変わるのかを知らない。
自分で頑張れと言われ続け、全部自分の責任にしてる。忙しくて忙しくて、バイトを抱えて大学にも行けない、政治に手が届く術を知らない若者に、
私は今回の都知事選を通じて、あなたは1人じゃないんだ、都民全員で東京都の若い人たちを支える、そういう決断を出したいと、いま強く強く、強く思っております。
若い人が元気になれば、不安と負担が取り除かれれば、今育つ子どもたち、今生まれる子どもたち、今育ってる子どもたちは、20年後、10数年後、数年後かもしれない。必ず社会に出るときに、雇用の不安・奨学金返済の負担がなくなる東京都にしておけば、親御さんも安心して子どもたちのひとり立ちを見送ることができるんじゃないでしょうか。
激しさはありません。来年成果は出ません。
でも、私は今から種まきをして、地味でも10年後に成果が出るかもしれない、でも確実に成果が出る本当の少子化対策をやりたいと、今回の都知事選では皆さんにお約束をさせていただいています。

もう1つ、神宮外苑の再開発、実は再開発じゃないですよね。
100年もの間先人が守り育んできた樹木、森、これは都市計画法で、都市計画公園として新たに15メートル以上の建物を建てることがないように、景観を守るように厳しく規制をしてきたのは東京都です。
それがいつの間にか、小池さんがリードして規制緩和をされて190メートル、185メートルのビルが建つ、森が切られる、木々は無くなる。本当にいいんだろうか。
私は、だから皆さんにこの選挙で立ち止まると言ってきた。
もう少し踏み込みます。アプローチを変えましょう。
この神宮外苑再開発は、私は皆さんに問いたい。再開発を進めますか。どうしますか。都民投票をやらせていただけないでしょうか。
皆さんの声を聞かせてもらえないでしょうか。都民投票、住民投票というと、「分断の排除だ」そういう声が聞こえてくるけれども、そうじゃない。1度立ち止まる。民意を舞台に。都民投票で皆さんの声を吸い上げて、その声を持って都知事が動く。都知事を動かす。そして協議を始める。
見える形での、本当の意味での東京版民主主義を私は実現したいと思ってます。
私が皆さんに都知事に選んでいただけたら、この約束を皆さんの意思だ、皆さんの任意だ、都民投票の条例案を議会に提出したいと思っております。
いつ、どこで、誰がどうやって決めたかわからない。
8年前、小池候補が口にした言葉をそのまま私が現職の小池さんに今回の選挙では問わせていただきたいと思います。

なんでこうした討論会出てきてくれないんですか。
ある民放テレビ局の幹部に聞いた。もう3回こうした討論会を提案してるのに、全部公務を理由に断られてる。
ところが蓋を開けてみたら公務を断ったそのうちの1回、その時間帯は街頭演説をしてたそうです。
私は逃げないでほしいと思う。挑戦する候補者から逃げないでほしいと思う。私は挑戦者です。
堂々と論戦を戦わせていただきたいと今でも思ってます。どうかこのことも皆さんの都知事を選ぶときの判断にしてもらいたい。

小池さんは光に光を当てるのは得意です。それを横文字で説明してなんかやってる感を出すのも得意です。
でも私は光、この光を影に当てて、その影が薄くなって、その人が1人で立ち上がって動けるようになるまで光を与え続ける。そんな都知事でいたいと思っています。
集まってくださった皆さん、蓮舫都知事を一緒に作りませんか。
蓮舫都知事を一緒に作ってくれませんか。

私は国の120兆の予算書を読んできた。問題がどこにあるかを見つけるそれだけの専門性がある。一般会計8.5兆ですよ。任せてください。
皆さんの期待に応えるそういう都知事に私はなりたいとお約束をさせていただきます。どうぞ、あと1週間、よろしくお願いします。
ありがとうございました。


聞き取れない部分があり、ご迷惑をお掛けしております。
誤字脱字は重ねてお詫び申し上げます。

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