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2024.7.2西葛西駅街宣

こちら、7/2西葛西駅南口街宣の文字起こしは、赤コーラさん(@Lowfatmilk_f)がしてくださいました。
本当にありがとうございます!

東京都知事候補の蓮舫です。
会いに来ました。会いに来てくれてありがとうございます。
さて、7月になりました。あと5日間。5日間しか私はみなさんに直接お話しをすることはできません。だから、今日この時間、共有している時間、皆さんが私の思いを受け止めてくれたら、あと5日間、もしかしたらもうここには来られないかもしれませんが、ぜひ蓮舫を都知事にしていただきたい。まずそのことをお願いをしたいと思います。どうかよろしくお願いします。
さて、円安が止まりません。161円。国政で何とかしてもらわなければいけない問題です。アベノミクスのそのマイナスが、今皆さんが払わなければいけない。でも、東京はもっともっと豊かになれる。東京の経済政策はもちろんやらせていただく。
そして最もやらせていただきたいのは、私は少子化対策。
とうとう東京都の合計特殊出生率が1を切りました。人口を維持するには2.07ないといけない。1を切るということは、流入がなければ、東京の人口は半分になります。それは消費者が減る、労働者が減る、経済のパイが小さくなる。だったらここをなんとかしなければいけないんじゃないんか?
でも20年間国政にいて思うんです。自由民主党の発想は私たちと大きく違う。子供が減った、合計特殊出生率が低くなった、そうすると結婚させる政策を作るんです。「結婚してもらおう、そうしたら子供が生まれるだろう。」ずっと同じ発想。
今何やってるか?地方自治体が婚活パーティーをやる。出会いの場をつくる合コンイベントをやる。そこに皆さんの税金を地方創生だといって補助金で流す。
東京都も同じなんです。小池都知事はやっぱり自民党の発想の人だと思いました。今年度の東京都、皆さんの税金を使って何をやるか?婚活アプリですよ。婚活アプリを開発する、あるいは合コンイベントを企画する、果ては皆さんの結婚の思い出の曲を広く募って漫画にしてお届けをするという。これが少子化対策。子育て支援。私は全く考え方が違うんだと考えています。
そもそも、この東京では結婚するという決断をした人、結婚しないで一人で行くという決断をした人、大好きなパートナーと暮らすという判断をした人、選択的夫婦別姓が実現するまで男女カップルで婚姻届を出さないんだという判断をする人、一人で子供を育てるという決断をする人。いろんな生き方があっていい、多様な生き方があっていい、その人たちの生き方を全部肯定して等しく支援をするのが、私は東京のトップの姿勢でなければいけないと考えています。
結婚だけに重点化するんじゃないんだ。みんなが幸せになる。それが大前提。
その上で私が20年間、少子化対策に最も力を入れてきたのは原点がある。双子の子供を育ててきました。最も後悔していること。幼稚園生ぐらいになると子供って靴紐結べるようになりますよね。マジックテープじゃいやなんだ靴ひも結ぶんだ、でも朝は忙しい。2人がもたもたもたもた靴紐を結んでる。3分が待てなくて怒ってしまった。数年しか生きてない子供に30年生きた親が3分待てない時間。何であんな事言っちゃったんだろう、今でも後悔してる。
子育てってそういう精神的な余裕を「大丈夫なんだよ。それぐらいの余裕をもっていいんだよ。」そういう支援が必要だと私は思いました。
あるいは双子を産んだ後にドキュメンタリー番組のリポーターをして社会的課題を取材していたことがある。
シングルマザーに密着しました。5歳と確か2歳のお子さんがいる。食べていけない、暮らしていけない、長距離トラックの免許を持って長距離で走る。朝一番に出て深夜に帰ってくる。
保育所がある時は良いけれども、そうじゃない週末。子供に食べ物と飲み物を置いて「窓を開けるな、火を使うな、外に出るな」と言って鍵をかけて出かける。深夜に帰ってくる時にいつも思うんです。「生きてるだろうか?」
私は産めよ増やせが少子化対策なんじゃない。こういう子育てをしている人たちの不安、孤独。そういうのに寄り添うことをすることこそが、私は本当の意味での、共に生きる、そういう政治なんだと、そういう東京都を作りたいと、それが私の原点だと、まず皆さんにお伝えさせて頂きたいと思っております。
なんで子供があまり生まれなくなったんだろう。いろんな手当を国もようやく本気になって、東京もいろんなメニューを用意している。子育て支援のメニューは引き続き継続するけれども、そろそろアプローチを変えるべきじゃないだろうか?家計の直接支援だけでは響かない。じゃあどうするか?私は若い人たちを支援するところにアプローチを変えたい。
若い人たち、負担と不安が広がって何かをあきらめてませんか?
大学を出て不安定雇用。安定雇用になかなか行けない。数年後の自分の未来が描けない。
この子供の背中を見ることが、親にとってどれだけつらいことか。
格差が広がりました。親が豊かであれば豊かな教育を受けられる。でもそうじゃない若者は全部自己負担。大学等を出て社会に出る時、若い人が抱える奨学金という借金は一人310万円です。有利子であれば、不安定雇用であれば、一体いつ返せるのか分かんない。40代後半になってようやく返せた、でもその間に金がないから結婚を諦めた、金がないから子供を諦めた、こんな国は私は未来がないと思う。だから若い人たちを徹底的に支援して、その手取りを増やすことを東京都から始めていきたいと考えています。
例えば保育:子どもたちの育ち、例えば教育:子供たちの学び、例えば医療:皆さんの命、例えば介護:シニアの安心。
この分野で働いて下さる若い人、この分野で働きたいといってる若い人、その人たちの奨学金の返済を東京都が支援するというのはどうでしょうか?それで手取りが増えるんじゃないですか?負担が減るんじゃないですか?
そのために私は今回の選挙で問いたい。ぜひ奨学金返済の為に皆さんの納めた税金をつかわせていただけないでしょうか?若い人を元気にしましょうよ。何かをあきらめないで済むような若い人を東京都から作りましょう。私はそれがやりたい。
あるいは江戸川区は、他にも家計の負担、子供を持つことが負担になる。そういう特殊な事情がある。国民健康保険、江戸川区は日本で一番高いんです。
国民健康保険料は、こどもも保険料を払う。ここの中学生の一年間の最大の保険料、6万9千円です。子供がいればいるほど、家計の負担、家計を直撃する。
いま国では市区町村で保険料を決めるのではなくて将来的に都道府県単位というのはあり得るんだろうかという検討も始まった。こういう検討も含めて、子供のいる家庭、子供を持ちたい持ちたいけど持てない。いろいろな理由を私は都知事になって迅速に敏感になって検討を進めて皆さんにいろいろご提案をして行きたいと思っています。
この江戸川区といえば葛西臨海公園。子供がちっちゃいときによく来ました。触れる東京都の海の生き物。ヒトデをはじめて触ったの、子供達はここだった。「たくさんのペンギンかわいいね」と笑った後姿が可愛かった。でも、その水族館が建て替えられる。建て替えられるうえに”自然との共存”と言いながら、600本の木が切られる。それは自然との共存ですか?小池さん、何やろうとしてるんだ?
神宮外苑も再開発をする。このことについて問うたら、小池都知事は私に言いました。「神宮内苑は原生林、神宮外苑は人工林だ。」
二つの意味で間違ってる。神宮内苑も人工林です。百年前に明治天皇をお祀りするために日本中から十万本の献木が捧げられ、勤労奉仕で森を作った。そこを原生林と言う、その感覚を、それで規制を緩和したのか、人工林なら切っていいんですか?百年という先人が守った森。私はここに200m級の高層ビルを建てる?しかも莫大な建設費は高層ビルを建てた後、フロアを貸す、売る、それで賄うことができる?豊かな人だけに、皆さんの財産を憩いの場所、私は取り払っていいんだろうかと思う。
晴海フラッグ。皆さんの財産の公有地を安く売ってオリンピックの選手村。その後、じゃあ都民の住宅の支援になるのかと思ったら、投機対象になりました。今やある部屋は元値の2倍。カネがカネを生む。いったい小池さんは皆さんの財産を何をしようとしてるのか、東京都がこれから見せなければいけない姿勢は、かつてのバブルの失敗を繰り返すことではなくて、自然と共存する新しい成長のあり方を、皆さんとともに作っていくことだと私は考えています。人に自然に優しい近い都知事に私はなれる自信がある。
さっきね、若い人たちを支援すると言いました。そうすると町で「なんで若者だけ」って言われるんです。違うんです。だって若者が介護の現場で働いて、負担が減って転職しないで済む、定着するようになったらどうなりますか?
50代60代の人たちが介護離職をしないで自分のお父さん、お母さん、80代90代のご高齢のシニアを預けることができるんじゃないですか?
若者を支援すれば、まだ働いてる現役世代、そして介護が必要なシニアの人をしっかり支える循環型の東京都。これ作って行きませんか?
残念ながら国は方向性がまったく逆なんです。若者を介護の現場で定着させる、そういうことも考えてない。あるいはこの春から訪問介護、定期巡回サービス、夜間対応型訪問介護、この基本報酬が引き下げられました。つまり収入が減るんです。
ただでさえ訪問介護事業所は大変なんですよ。ヘルパーがいない、人手不足だ。ヘルパーさんの有効求人倍率は15を超えてます。人がいない。去年訪問介護事業所、残念ながら倒産したのは過去最大になっています。これがまた報酬を下げられたら大手はともかく、中小零細まさに皆さんのご両親あるいは皆さんが頼っている中小零細の事業所が倒れたらどうなりますか?頑張って家で暮らしてる生活補助をもらって、生活のサービスをもらって、あるいは通院介助をもらって一人で頑張ってる、その人たちが頑張れなくなるんじゃないですか?
だったら私はここの部分でも若い方に入ってもらって、ヘルパーさんになってもらったら、東京都独自でもっともっと家賃補助や、あるいは給料を上げるための独自の支援策を分厚くしていくことがとても大事だと思っています。
ぜひやらしてください。私はそれができると思っています。
この30年間。「失われた日本」と言われて、まだ出口が見えない。この30年間で日本人の一人当たりのGDP成長率は、なんとアメリカの半分にまでなってしまう。
でも働いてる人だけ考えると、働いてる人だけのGDP成長率を見ると、アメリカとほぼ一緒なんです。日本の働いている人たちの生産性は非常に優秀なんです。そこには力があるんです。
だったらもっともっと東京から成長させるにはどうしたらいいか?生産性を上げるDXに頼りましょうよ。すでにそこに技術があるんだったら、DXに頼って今働いてる人たちの生産性をもっと高める。
女性の人が非正規で働いてる、正社員になりたいと言うんだったら正社員に入っていただいたら、それはまた経済を刺激する。
人生の先輩方が、例えば今リタイアして再雇用になるときに年収が1/3~1/2になってしまうというやり方ではなくて、ちゃんと能力を報酬で評価をしてくれるような労働環境に改善すれば、そうしたらまた働く人のパイも増えて、東京はもっと成長することができる。その成長の果実を私は躊躇なく若者に注いでいきたいと考えているんです。
そうすればまたシニアの安心にもつながる。循環型の東京都、私はそれができると思ってる。
小池さんは光に光を当てるのは得意です。プロジェクションマッピング。2年間で関連予算48億円。
この48億円はどういうお金なんだろうかと調べたら。3人以上子供のおられる住民税非課税世帯に仮にひと月2万円の家賃補助をすれば一年間でかかる予算はちょうど48億円です。
私はみなさんに納めてくれた税金を光に光を当てる政策に使うのではなくて、広がる影、長く伸びる影、自分ではどうしようもない人たちに光を当てて、その影が薄くなって短くなって一人で立って歩いていけるようにまで、そこまで細やかに光をあて続ける。そういう都知事になりたいとみなさんにお約束をさせていただきたいと思っております。
あと5日だけになりました。現職は強い。とても大きい八年間の経験、いろいろな企業との繋がり、いろいろな団体との繋がりがあるでしょう。
でも私は絶対に負けたくない。これまでの八年間、点検をしてまだまだ改めるところがいっぱいある。そして、まだまだ皆さんの良さを引きだせることがいっぱいあると思うから、ぜひ皆さん、蓮舫に皆さんの力を、蓮舫を7月7日に東京都知事にしていただけないでしょうか。そこからがスタートです。私に仕事をさせてください。都知事のための都政ではなくて、都民のための都政を始める7月7日にしたいと考えています。どうかどうかよろしくお願いします。ご清聴ありがとうございました。

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