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2024.6.30 新宿バスタ前街宣

改めて、蓮舫です。こんなに手話通訳者が大変な現場は久しぶりです。(手話通訳者に)どうもありがとう。
雨が止んできた。皆さんの熱気に感謝です。でも雨が降ると、私はいつも思う、恵みの雨だと。森が、木々が、草木が喜んでいると。でも一方で、昨今の雨は地球温暖化の影響で大変な被害ももたらす。
だから、今日いる皆さんと、雨が降る度ごとに持続可能な地球を一緒に考えて、それを守るための東京を作っていきたいと最初に皆さんにお訴えをしたいと思います。

私は、今回の都知事選、挑戦者です。相手は現職2期8年。大変強い、大変大きい。それだけの存在ですけれども、今日ようやく背中が見えてきました。
確実にとらえてきました。
あと1週間、皆さんの力をもらって私は都知事になりたいと、今強く皆さんにお約束をさせていただきたいと思ってます。

東京の合計特殊出生率が0.99。国は出生率が低下する、生まれる子どもが減ると、総理まで経験した自由民主党の偉い人は必ず言うんです。「産まない女性が問題だ」。
自分たちが何もやってこなくて、思いを馳せなくて、そしてこの結果になったことを反省しないで誰かのせいにする政治はもう辞めていきたいと私は考えています

出生率、合計特殊出生率が低くなると、国は結婚させる政策を進める。
皆さんの税金を使って地方自治体が合コン、お見合いパーティーをやったら、税金から補助金でそこに流す。
東京都も同じです。小池百合子都知事、やっぱり自由民主党の発想なんだ。
今年度の予算で何をやるか。少子化対策、婚活アプリを開発するそうです。
婚活アプリで結婚するんだったら、もう民間にあるんじゃないですか。官がやることないんじゃないですか。(そうだー!)
合コンイベントにお金を出す、あるいは皆さんの結婚の思い出の曲を募って
漫画にして皆さんに知らしめる、そうしたら結婚する人が増える。
こんなポエムな政策はもう卒業する都政にしたいと私は考えています。(歓声)

アプローチ回復しようよ。あたしはアプローチを買いたい。
だってそうでしょ。
結婚する人、結婚しないという選択、 1人で生きるという選択、大好きな同性パートナーと暮らすという選択。あるいは選択的夫婦別姓が実現するまで婚姻届を出さないで自分のキャリアを守る、そういう別姓カップル。
あるいは1人で子どもを育てるという決断をする人。
結婚する人だけじゃなくて、これだけ多様な、これだけたくさんの幸せを私はフェアに応援する都知事になりたいと思っています。

アップデートしましょう、政治を、都政を。それを変えられるのは皆さんの力です。ぜひ変えていただきたいとお願いを申し上げます。

人口問題は深刻です。
だったら何が違うのか。何を求めてるのか、アプローチを変えよう。
この20年間小泉構造内閣、非正規社員が非正規労働者が60万人増えました。
自ら望んでフリーランスでどんどんスキルアップする人はいいでしょう。
でもそこに抜け出せない、いつまでもここにしかいられない非正規の若者が増えているのはいったい何でなんでしょうか。そこに私は目を向けたいと思っています。

さっき奨学金の話があった。今、東大も学費を上げると言ってるでしょ。
2人に1人が大学等を出たら310万円という平均の借金を抱えます。
有利子だったら負担はもっと重いでしょう。不安定雇用だったらいつ返せるんですか。
10年後、20年後の自分の未来が見えない、お金がない、経済的要因で結婚を諦める、子どもを諦める、夢を諦める、そんな声を私は東京から取り除いていきたいと考えています。(歓声)

皆さんの税収を使わせていただきたい。
全ての職種とは言わない。子どもを育てる保育士、 子どもの学びを見る学校の先生、皆さんの命を守る医療、シニアの安心を守る介護、この分野で働いている若い人たち、この分野で働きたいと思ってる若い人たち、その人たちの奨学金の返済を支援するのに、あなたの税金を使わせていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。(歓声・拍手)
それが生きたお金の使い方です。若者が元気になれば、そしたら納税者が増える、社会保険料の担い手が増える。それはシニアを支える持続可能性が政策です。手取りが増えれば諦めないで済む人生を追いかけるかもしれない、そんな背中を押すのが政治だと私は考えているんです。(歓声)

若者は政治に無関心だ。若者は政治に関心がない。
かつて若者だった政治評論家と言われる人が、コメンテーターと言われる人が、テレビにしたり顔でそういうこと言うのを私は本当にざらっとした思いで聞いています。
若者は政治に関心がないんじゃない。忙しくて苦しくてもがいて、政治が自分に何をしてるかを考える余裕がないのが皆さんが置かれてる環境なんじゃないですか。
長いこと若い人は、自助。自分で頑張れ。
子どもには子育て支援がある、子ども手当てだ、学校の支援だ。現役世代は結婚して子どもがいれば税額控除がある。シニアの方たちは介護保険がある、医療保険は自己負担を安くする。若者だけが政治の関心が薄い。
この人たちは政治に関心がない、東京に行く人たちじゃないから取り残されてきた。私は、そういう世代だから、皆さんを全力で支援をしたいと考えています。

今育つ子どもも、10年後、10数年後、数年後には社会に育つでしょ。
その時に今から準備をしておけば、不安定という雇用をなくそう、借金という負担を減らそう。そういう政策は、明日、明後日、来年には効果は出ません。派手さもない。
でも今種をまけば、数年後、10年後には確実に負担と不安の減る若者の東京都が広がれば、今育つ子どもたちが安心して社会に育てる都政を作ることができるんじゃないでしょうか。
ぜひ、持続可能な東京都を私に作らせてください。

小池さんは光に光を当てるのは得意です。
でも私は影、 光の先に長く伸びる影に光を当てて、その影が薄くなるまで短くなるまで、その人が1人で立ち上がって歩いていけるようになるまで光を注ぐ都知事になりたいとお約束をさせていただきます。(歓声)

音楽はいつだってあたしたちに悲しみや希望や喜び、いろんな思いをくれて、いろんな思いを共有した。
私は、政治も、皆さんの悲しみや苦しみや喜びに共有できる双方向の東京都政を、蓮舫から始めたいと考えています

無謀な挑戦だったかもしれない。
でも、日に日に、日に日に私を支援してくれる方、1人街宣、ピンクのR、黒のR、Rを持って立ってくれてる人がいる。SNSで蓮舫に投票してくれた人がいる。
こんなにも勝ちたいと思った選挙は、これまでの20年間の政治生活で、実は初めてです。
都知事のための都政ではない。 都民のための、あなたのための都政を、あなたと次の東京にぜひ活かしていただきたいと思います。どうか、どうか最後まで果たさせてください。よろしくお願いします。ありがとうございました。(歓声・拍手)


誤字脱字がありましたらすみません。

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