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2024.6.30 銀座4丁目交差点街宣

東京都知事候補の蓮舫です。
こんなに多くの人に集まっていただいた。
思いを語りたい、皆さんに思いを伝えたい。
今日は、私の思いをたっぷり話させていただきたいと思っています。

今、枝野幸男衆議院議員、福山哲郎参議院議員、国の話をしてくれた。
この話がもう私にとってははるか昔のことのようだ。
それぐらいまで私は今、東京都に夢中です。
東京のために何ができるのか、もっともっと皆さんのために、東京どうしたらよくできるのか。
本当は、チャレンジャーである私は、現職とフェアな公開討論会、議論をしたかった。 どうして出てきてくれないんですか、小池都知事は。
どうして討論会を欠席するんですか。
どうして表に私と堂々と議論をしてくれないのか。
私は、政策には自信がある。予算には誰よりも明るい。
チャレンジャーだけども受けて立つと最初に言ったのに、ある民放のテレビ局の幹部に聞きました。
3回オファーをした公開討論会、3回オファーをしたら全て断られた。理由は公務。でもそのうちの1回は蓋を開けたら自分で街頭演説をしてたそうです。逃げないでもらいたいと、皆さんも思いませんか。

私が今回の決断に至った大きな理由。
もうやめよう。自民党と政治と金。 20年間、国会で悔しい思いを何度もしてきた政官業の癒着。今度は自分の懐を潤う。 私はステルスと言って、裏で
萩生田さんをはじめ現職を応援している自民党とも戦っていると思っています。 だから勝ちたいとも思っています。 表に出てこない小池候補、AIゆり子だそうですね。私のAIは皆さんに会いに行くAIです。
誰よりも誰よりも緩がない東京愛のAIです。どうか蓮舫を都知事にしていただきたいとまずお願いをしたいと思います。どうかよろしくお願いします。

東京の出生率0.99。
私ね、出生率が下がる、生まれる子どもの数が減る、どうして国も小池さんもこういう発想になるのか。
例えば国、出生率が下がると何をするか。結婚させようとするんです。結婚したら子どもが生まれるだろう、出会いの場を作ろう、皆さんの税金を使って地方自治体が婚活パーティーをやる。出会いの場所を作ろう、合コンイベントをやる、 出会って結婚してもらおう、これに補助金で税金が使われてる。
小池さんもやっぱり自由民主党の発想の人だと思うのは、今年度の東京都の予算では婚活アプリを作るといいます。もう民間にあるでしょう。しかも、やっぱり婚活イベント、出会いの場を作りたい、そんなイベントをやるんだ。果ては、皆さんの結婚の思い出の曲を広く募って、それを漫画にして披露するという、こんな金の使い方で結婚させようというアプローチで、私は時代とずれていると思いますけれども、どうでしょうか。

時代は多様性です。いろんな生き方がある。
結婚するという選択。そうじゃないんだ、1人で生きるという選択。
大好きな同性パートナーと暮らすという決断。あるいは選択的夫婦別姓が実現するまで婚姻届を出さない男女のカップル。1人で子どもを育てるという決断。いろんな生き方があっていい。
その中で、結婚する人だけを重点的に支援するんじゃなくて、私はどの選択、どの決断も皆さんの生き方をフェアに支える都知事でありたいと思っています。

小池さんいろんなことやってくれてる、子育て支援、少子化対策、何が届かないのか、何が響いてないのか。
私は、若者への支援、この視点が徹底的に欠落しているのが今の少子化の根本的な原因だと思っています。
ずいぶん長いこと、若い人たちは自分の力で頑張れ、家族に応援してもらえ、高校を出る、高専を出る、進学する、社会に出る、大学に行く、その後社会に巣立つ。自分の力で、家族に支えてもらって頑張れ。子どもたちと子育てをしてる親には子ども手当とかいろんな政策がある。
現役世代は、結婚して子どもがいれば控除がどんどん増えていく。シニアの世代には介護制度がある、 医療保険の自己負担も安くする。
でも、若者だけはその支援が薄かった。自分で頑張れ。その結果どうなったか。
この小泉孝造内閣以降の20年で、わが国は非正規雇用が60万人増えました。
フリーランスで自分で頑張りたい、いろんな仕事を重ねたい、それは自由だ。女性が制限時間内でパート・アルバイト、それも自由だ。
でもそうじゃない。選べないで、この不安定雇用から抜け出せないで、経済的不安があるから、3年後の自分の人生が描けないから結婚できない、子どもを持てない、こういう決断をせざるを得ない、諦めざるを得ない。
そういう若い人たちに、私は思いっきり焦点を当てて若者手取りを増やしたいと。それが私の今回の約束です。

若者が何かを諦めないで済むため手取りを増やす、どうすればいいんだ。
今まで納めていただいた皆さんの税金、これを有効に使わせてください。
何かを削ったり、何かを足したりしないで、今ある有限の予算ですぐできるのが公契約です。
東京都は一般会計8.5兆。この8.5兆で様々な行政サービスを契約をして、民間企業や法人に事業を発注しています。
民間企業が東京都の仕事を受注したいのであれば、この公契約に条件をつけよう。あなたの会社で働いてる特に若い人、労働者の雇用環境の改善、賃金を上げる。有給で休みもちゃんと保証する。
ブラックじゃない企業を優先的に仕事を発注すれば、明らかにその仕事をもらった企業の若者の手取りは増えるんじゃないでしょうか。
都議会の議事録も読み込みました。こういう議論、実はもうすでになされてるけども、都の職員は後ろ向きなんです。
「いや、違います」と。「公契約を使っても、大企業、すでに雇用環境をクリアしてる大企業が優遇されるだけで、中小零細に行かないんですよ」と役人は答える。
違うでしょ。大企業は好契約を結んで東京都から仕事をもらったら下請けに流すんじゃないですか。 子会社、孫会社に流すんじゃないですか。
だったら、事業を下請けに流すときに、その先の中小零細の下請け企業にも 適正な労働環境を担保するように条例に書けば、皆さんが潤うんじゃないでしょうか。 これはすぐできるんです。何でやってこなかったのか。
私は、公契約条例を提案する。
皆さんの納めた税金、その税金を有限に使うために、若者に徹底的に支援していきたいと考えております。これが蓮舫の約束です。

もう1つ、若い子たちの負担が多すぎます。
東京都は日本で3番目に豊かな街です。でも、基礎支出、家賃、光熱費、あるいは食料費、あるいは交通費、これが最も高いから手取りが本当に残らない。 豊かなベスト3なのに、この基礎支出を除くと、手に残るお金は47都道府県中ワースト1、47位なんです。
そこに若い人たちは奨学金の返済という負担が乗る。
大学等を出て、2人に1人が平均310万円の奨学金を抱えます。有利子がかかってくるから、この負担はまた上がっていく。
私の友人でも、40代後半でようやく返せた。20代、30代、仕事が不安定で奨学金が返せる見込みがないから結婚できない、子どもなんかとても産めない。 だったら皆さん、皆さん方の税金を私はこういうふうに使いたい。
全職種とは言えないけれども、子どもを育てる保育、子どもの学びを支える教育、皆さんの命を預かる医療、シニアの安心と安全の介護、この分野で働いてる若い人、この分野で働くという若い人、その人たちの奨学金を東京都が返済支援をするというのはどうでしょうか。
そのために皆さんの税金、使ってもいいでしょうか。

若者の負担が減る。若者の不安が減る。それは分厚い中間層を作る。
それは継続可能な介護、医療、シニアの安全につながるだけではなくて、今育ってる子ども、これから生まれる子ども、 子どもは20年後、10数年後、数年後、皆さんのお孫さん、社会人になるまであと何年ですか。
その子どもたちが育って社会に巣立つときに、今みたいな奨学金の負担と不安定雇用のない東京都を、今から作る。
決して派手ではない、明日、明後日、来年、成果は出ない。
でも、10年後には絶対この東京では若い人が暮らしやすい、何かを諦めないで済む、そういう東京を作ることができる。今から私は種まきをしたいと考えています。

本当にこの8年間がもったいなかった。
この8年間、闇雲に色々なものにバラマキをやったけれども成果が出ないから、じゃあここでアプローチを変えましょう。若者を支援する。
私は、ここから東京都から変えることによって、ほかの地方自治体も国をも動かすことができると考えています。

そういう東京にしましょうよ。
若い人たちが力を持てる東京にしましょうよ。
元気を出せる東京にしましょうよ。
蓮舫にはその力があると、これは皆様に強く約束をさせていただきたいと思っています。

予算もずいぶん長いこと点検してなかったみたいですね。
私は、国の予算120兆円を洗ってきました。東京都の一般会計の予算120兆に比べたら8.5兆ですよ。
私は東京都の予算書を読んで、徹底的に行政改革をする、これの自信があるということも皆様方にお伝えさせていただきます。

小池都知事は言います。
「私は行革をやってきた、ワイズスペンディング。」
なんか横文字使うとやってる感あるんだけど、 一体何やったんだかって調べました。
そしたら、例えば公文書館、皆様方の財産です。 こういう財産の公文書館の仕事をスリム化して、職員を1人非正規化した、これが行革だという。
例えば水道局。3年前から2年前、水道を止められた人の数が倍増しています。10万から18万人。 何をやったのか。
これまで水道の料金を払わない人、人が検診に行って、徴収に行って相談をして払ってもらうようにしていたものを、行革だと言って郵便にしたんです。ある日、ある時ポストに届いてる。でもそれが水道料金が止まるということだとわからないで、ある日止められる。
東京都の職員は報道に答えました。 「効率的だ。止めたらすぐ払ってくれる。」

想像力を働かせてください。
ギリギリで生活をしてる。もちろん払える人が払ってないなら、それは取り立てましょう。
でも、何かを諦めてギリギリで水道が払えなくなった時、水道が止められたら命の水だから、水道料金を払ったら、そのお金は何を削ったんですか。
子どもの食費ですか。電気ですか。
健康的に生きる自分の権利、何かを割いたんじゃないですか。

だったら考え方を変えましょう。
ここを削ってわずか7億の行革だと誇るんじゃなくて、水道局じゃなくて福祉局の人を一緒に連れて、そして相談に回って、何が困ってるのか、何が足りないのか、それを東京都の相談窓口につないであげることこそ、その人が1人で立っていける本当の意味の、私は政治だと思っています。

しかもこの東京都、料金の徴収や点検・検診をしている株式会社の水道局の会社、8割が東京都が株を持ってる。
そこの社長は、希望の党の元代表です。
都民ファースト、そして小池百合子の側近だった人です。
まだ政官業の癒着があるんだったら、こんなに洗いがいがあると私はワクワクしてしまう。むしろやりたくてしょうがない。洗いたくてしょうがない。やらせてくれませんか、皆さん。

東京都には光と影がある。
小池さんは光に光を当てるのは大変得意です。
横文字でそれを表現するのも得意です。でも私は違う。
光と影があるんであれば、その影に着目をしたい。

東京都はこれからシニアの方が増えます。
間もなく75歳以上に、団塊の世代の人たち全員が入っていく。
そして東京で増えてるのは1人暮らしの世帯です。
今日、ビラを撒いてる私の仲間の辻元清美さんが何度も私につぶやく。
「私、おひとり様なの。」私もですけどね。
おひとり様のことも考えてくれ。もちろん考えますよ。
今は元気でも、10年後、20年後コロナになった時の1人暮らしのご高齢者の不安、どれだけだったんでしょうか。なのに国は、訪問介護のそのお金をこの春から下げました。

訪問介護の事業所、全国で4割近くが赤字です。
ここから撤収されたら、家で頑張ってる、施設に入らないで独り立ちをして頑張ってる人たちの孤独を、命を、健康、誰が支えるのか。
私は、東京都が今独自にやっている家賃補助・介護サービスで訪問介護をやってくださってる方たちの支援をもっともっと分厚くしたい。
プロジェクションマッピングに使うんだったら、ここにお金を使うのが本当の都知事のトップ判断だと私は考えています。

光に光を与えなくても、勝手に光っていける。
だったら影に光を当てて、その影が薄くなって、その人が1人で立ち上がれるまで、私は光を当て続ける。そんな都知事になりたいと思っています。

やりたいことがいっぱいある。本当にやりたい。
選んでいただいたらすぐやれる。だけど相手は強い。
本当に夜、私は怖い。自分の決断、大丈夫だろうか。
約束したこと、やれるだろうか。 それには皆さんのお力しかありません。
ひとりで駅に立って、投票を呼びかけてくださる方が広がってる。
蓮舫のボランティアセンターに京都から学生が来て、ビラを巻きたいと言ってくれる人がいる。動員力なんかないのに、銀座4丁目で迷惑だとわかってるのに、これだけの人が集まってくれる。
皆さんの期待に、私は応えていきたいと今強く思っています。

ぜひ皆さん、お帰りになる時に自宅の前で立ち止まって、そのまま期日前投票行っていただけませんか。
ぜひ勝たせていただきたいということを最後に強くお願いを申し上げ、蓮舫からのお訴えに代えさせていただきます。ご清聴ありがとうございました。

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