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2024.7.5 蒲田駅街宣

東京都知事候補の蓮舫です。
これだけ大勢の人に集まってもらったら、小川淳也さんも投票日を間違えるでしょう。(正しくは)明後日です。
そして、私、驚きました。 20年間国会でその背中を、素晴らしい質問を見て、大好きな小池晃さん、まさかTシャツを着ているとは思いませんでした。しかもR付きです。ありがとうございます。

私は恵まれてる。こんなにたくさんの仲間がいる。そして戦いに臨んでいくことができる。でも、どうしても許せないのは、明日で選挙戦が終わるのに、どうして小池候補は公開討論会に出てくれないのでしょうか。どうして議論をしてくれないのでしょうか。評判は悪かったけれども、バイデン大統領はトランプさんと1時間討論会やってるじゃないですか。
こういうところから逃げる人に、私はもう、これから先の4年間を任せることは絶対にできないと、まず皆さんにお伝えをさせていただこうと思っています。

「100年安心」。年金保険料あげる時に政府は言いました。「100年安心だから保険料払ってくれ。」
5年に1度の財政検証。33年後に国民年金でもらえるのは今より2割安くなる。テレビのインタビューを見てた若い人たちが言いました。「もう僕らはもらえないでしょう。」
現役世代の方たちは言いました。「一生働き続けろというのか。」
世代間を分断するようなそういう社会保障じゃなくて、東京から循環するような、私は都政をやらせていただきたいと思っています。

30年前から人口減少はわかっていたのに、全く政治は無策だった。
そして、今なお少子化対策をやるというと、国も都も結婚させる政策を作るんです。結婚してくれ、結婚したら子どもが生まれる。まだこんな政策が効くと本当に思ってるのか。
皆さんの税金を使って、地方自治体が婚活パーティーをやった。 お見合いイベントをやった。皆さんの税金で補助金がばらまかれる。

小池さんも自由民主党と発想が一緒なんです。
今年度の東京都の予算、婚活アプリを東京都が作る?婚活イベントを東京都が主催して出会いを作る?果ては、皆さんの結婚の思い出の曲を広く募って、 漫画にして披露するというんです。こんなのに3億もかけるんだったら、バッサリやめた方がいいんじゃないですか。

今から27年前、私は双子を妊娠していました。
早く会いたい。早く生まれてきてほしい。楽しみでしょうがなかった。どんな洋服着せようか、どこの公園に行こうか何を食べようか、ワクワクしてた。
でもね、 初めての育児、初めての出産。本当に孤独だった。子どもは泣き続けるんです。赤ちゃんは抱っこしても泣き止まない、ベッドに置いたらもっと泣く。双子だから2人同時に泣く。全く眠れない。
暑くてお散歩にあまり行けないと家時間も長くなる。喋れない赤ちゃんが2人泣いてるのを見て、「社会に置いてかれてる」。 私が泣きたかった。本当に孤独だった。あの時に、「大丈夫だよ。みんな同じだから孤独じゃないよ」っていう一言が欲しかった。そういう場所が欲しかった。

双子が幼稚園の時、 靴紐を結びたがるんですよ、結べないのに。
朝、仕事の前に2人を幼稚園に送っていく。一生懸命靴紐を結ぼうとする3分が待てなかった。その手をはたいて「ママ急いでるから。ママが結ぶから。」
数年しか生きてない子どものやる気をどうして私は否定をしたんだろう。今でも後悔している。あの時に「大丈夫だよ」と言ってくれる場所が欲しかった。会社に「3分は遅刻じゃないよ」と言われる余裕が欲しかった。

私は自分の経験が全部の原点。
東京で子育てをする人がいれば、私はその人たちの、こういう不安や孤独や不安に、しっかりと向き合う都政を作っていきたいと改めて考えています。

それとね、もういろんな選択があってもいいんじゃないですか。
結婚するという選択、 結婚しないで1人で生きるという選択、あるいは同性のパートナーと暮らすという決断。選択的夫婦別姓が実現するまでは婚姻届を出さないというカップルがいてもいい。1人で子どもを産み育てるという決断があってもいい。
私は、そのすべての生き方を尊重する、全ての生き方があっていいんだと思う。お互いがお互いを尊重できる、そういう多様性がベースになった東京都を作っていきたいと強く考えています。

お金の問題、行政改革もやらせてください。
小池さんが言いました、良い方の。
プロジェクションマッピング、2年間関連予算48億、観光政策だという。小池さんは言いました、知事の方。「これは20万人見に来る人が増えたのよ。」
私は、20万人の思い出や記憶を作ることより、他にやることがあるんじゃないか。1度立ち止まる。この48億円で何ができるか。
東京は家賃が高い。それでも子どもを産み頑張ってる人たちがいる。3人以上子どもがいて住民税非課税世帯。その方たちに毎月2万円の家賃補助。荒い試算ですが、1年間行ったらちょうど48億円なんです。
どっちに使った方が、税金を納めてくれた東京都の皆さんが納得してくれるでしょうか。 私は、光を当てるんじゃなくて、子育て世帯を支えるところに皆さんの税金を使わせていただきたいと、そういう都知事になりたいと思っています。

プロジェクションマッピングにはまだ続きがあります。政官業の癒着。本当にこれが疑われる。
この事業は、東京都が発注者で、ある会社が受注をしてる。直接の発注じゃないんです。 間に実行委員会という事務局がいる。
事務局のメンバー、東京都の職員、都庁のある新宿区の職員、そして東京観光財団という財団が絡んでる。ここの理事には、大手広告代理店の幹部が名を連ねています。 この財団には、その広告代理店が出演、お金を出しています。 そしてここが事業者を決めた先、事業をここにやってもらうと決めた先が、この広告代理店の子会社、関連会社です。

これは明らかに疑えるんじゃないですか。
情報公開しろと都議会で言ったら、小池都知事が出してきた情報公開は見事な黒塗りでした。こんなんじゃ、お金の使い方、検証することできないじゃないですか。政官業の癒着、疑われてるけれども大丈夫だと胸を張って説明できないじゃないですか。
特定のところにだけ仕事が行くようなお金の使い方は、私は思いっきり改めたいと思っています。

こういう似たような事例が他にもいくつもある。命の水、水道。
水道代を納めないで水道を止められる人が3年前から2年前で倍増しました。10万から18万人。なんでなんだろうか。
それまでは、3年前までは、水道の検針員がお宅に行って、未納になってるお宅に行って「大丈夫ですか。分割もありますよ。」数回丁寧に相談をして、払ってもらえるように丁寧な対応をしていたものを、郵便に変えたんです。郵便がポストに届いて、それでも水道料金が納めてもらえなかったら止めるようになった。だから倍増したんです。
担当者は、「水道料金を止めてすぐ払ってもらえるようになる」と胸を誇って、これが行革だと言うんです。行革ですか?
本当に払える人の水道はすぐ止めてもいいでしょう。でも、本当に払えない人はどうやって見分けをするんですか。
行かないで郵便にして払ってくれた人は、もしかしたらほかのお金を、何かを削って命の水のお金を払ったんじゃないですか。
それは子どもの食べ物ですか、子どもの学費ですか、それとも電気代ですか。
ここに思いを馳せたら、私はやっぱり相談に行って、何にお困りなのか、東京都の他の部局の福祉部局につないで差し上げれば、その人たちはもう少し楽な生活が送れるようになる。
こんなの7億で行革だなんて言わないで、もっとお金を予算をつけて、困ってる人を助ける入口に水道をするのが東京都政の誇れる福祉だと私は考えています。

この話にも続きがあるんです。
この水道の検針・徴収、それを委託をしている株式会社がある。 その会社の株、最大株主は東京都です。8割の株を持ってる。
ここの社長が、気がついたら希望の党の元代表、小池都知事の側近中の側近が代表取締役に就任していました。たった2人しかいない常勤の理事、その人は東京都の水道局の再就職、天下りです。
ここが1000万円以上の年収、本当に平等に、公平に、フェアに人事が行われたのか。
私に、都知事になって情報全部洗って、皆さんに見せられるものは情報公開をして、ボトムアップで一緒に行政改革をやっていきませんか
任せてください。行革は得意中の得意です。国家予算120兆、読んでました。 東京都の一般会計8.5兆ですよ。洗いがいがあるんじゃないですか。
ぜひやらせていただきたい、このこともお願いをさせていただきます。

さて、東京都の合計特殊出生率が1を切りました。
今までの予算のあり方、子どもを産んだ家計、そこに直接経済支援をする、ありがたいでしょう。物価もこれだけ上がってる、収入は伸びてない、家計への直接支援、これは続けます。
でもね、そろそろアプローチを変えましょう。それは何か。
私は、子どもが生まれなくなっているのは、 経済的理由で結婚を諦める、子どもを諦める、そういう若い人たちが確実に増えてきてるからだと思うんです。こういう若者を支援する東京都に一緒にしていきませんか

随分長いこと日本は、若い人は自分の力で頑張れ、高校出て高専出て働く、 進学して大学行って働く、その仕事を探すのも全部自分で頑張れ、あるいは家族が応援しろ。
小泉構造改革から20年が経って、その間に60万人もの非正規雇用が増えている。
フリーランスで自分で働ける人はいいでしょう。
でも、社会に出て仕事がなくて、非正規で3年後の自分の姿が描けないという若者がいるのであれば、それは政治が応援をしなきゃいけないんじゃないでしょうか
公契約、公の契約。財源はもうあります、増税もしません。皆さんが今すでに納めている8.5兆、一般会計。これで東京都は直接行政サービスを行ってるんではなくて、どこかに委託をしてるんです。
だったら、委託先の企業・委託先の法人では、若い人の環境改善、給料を上げる、雇用環境をもっと強くする、ブラックじゃないところに発注するように要件を作るのはいかがでしょうか。
そうすれば、確実に東京都の仕事をしたい人の会社の若い人、労働者は環境が改善をされます。

都の職員は言います。「大企業だけ有利なんじゃないですか。」
大企業は確かに給与もいい、待遇もいい。でもね、大企業は都の事業を受注したら、子会社、孫会社に再発注、再再発注するんです。
だったら、大企業に要件を課しましょう。再発注するんだったら、再発注する先に適正な価格で、安くしないで適正な価格で仕事を出してくれと決めれば、中小零細・個人事業主まで皆さんの税金で若い人たちの給料を上げることが私はできるとお約束をさせていただきます。
公契約で若者の不安を取り除きましょう。

もう1つは負担です。
大学を出て、 2人に1人が奨学金という借金を背負います。平均額は310万円です。
これで非正規労働になって、不安定雇用になって、有利子がどんどん膨らんだら、いったいいつ返せるんですか。それは自己責任ですか。
私はこの負担と不安で、何か人生諦めなければいけない選択が残ってるのであれば、その若者を救いたい
子どもたちが学ぶ学校、子どもたちを育ててくれる保育、皆さんの命を守る医療、シニアの安心の介護、この分野で働いてくれてる若い人たち、この分野で働いてくれる若い人たちの奨学金の返済をぜひ東京都が返す、そのために皆さんの税金を使わせていただけないでしょうか。
分厚い中間層を作りましょうよ。

かつて若者だった政治評論家は言います。
「若者は政治に興味がないから。」
かつて若者だったテレビコメンテーターは言います。
「若者は政治興味なんかありませんよ。」
そんなことない。不安と負担で生きるのにいっぱいいっぱいで、政治に視野を広げなくて、自分のことだけに関心が持てなくなっている若者がいるから、だったら政治がそこを支える。
東京都は、世界に誇れる若者を支える都政を、蓮舫は行っていきたいと思っています

若者、若者というと分断かと言われる。排除かと言われる。私は誰かと違って排除はしません。分断や排除じゃない。
だって、若い人たちが手取りが増えたら、給料が増え続けたら、全収増えるでしょ。 若い人が社会保険料の担い手になったら、介護と医療、持続可能性を東京都から作れませんか。
若い人を支援することは分断なんかじゃない。今80、90のご両親の介護をしながら働いてる50代、60代が自分の介護離職を心配しないで、 若者が働いてくれている施設に、デイサービスに安心して親を預けることができるんじゃないですか。
私は、分断ではなく、排除ではなく、循環する東京都を皆さんに作っていくとお約束をさせていただきます

小池さんは、光に光を当てるのは大変得意な人です。
でもね、1人で光る人への支援は、私はいったん辞めたいと思う。
それよりも、頑張っても頑張ってもなかなか引かれない、光と影の影から抜け出せない人がいるんであれば、その人の長い影が短くなるまで、その人の濃い影が薄くなるまで光を当てて、1人で立って歩いていけるようになるまで支え続けて、みんなでボトムアップで東京を良くしていく。そんなリーダーにぜひ蓮舫をさせていただけないでしょうか

毎日毎日、家に帰ると弱くなる自分がいる。折れそうになる自分がいる。そう見えないかもしれませんが。
でもね、私この東京都知事選挙、日本の歴史上初の動きが出てきている。芸能人が、著名人が、SNSで蓮舫に投票したというようになってきた。
一般の人が会社やあるいは学校で、「誰に入れるの」「蓮舫に入れよう」って声をかけてくれるようになった。

それだけじゃないんです。蓮舫のピンクのR。
色々なイラストレーターが作った「投票に行こう」「期日前投票に行こう」そのプラカードを持って町に、駅に立ってくれるようになった。こんな東京初の新しい民主主義は無いんじゃないでしょうか。

その動きに私は支えられています。今日までにプラカードを持って、そして駅に立ってくださった人数はのべで2500人。2500人ですよ。
そして、駅に立ってくれた駅は620駅を超えました。 ありがとうございます。支えられてる。

だから、より私は東京都知事になりたい。皆さんの4年間に責任を持ちたい。皆さんの暮らしに光を当てたい。
そのための都知事になるために、最後まで 一緒に戦ってくれませんか。
一緒に戦ってくれませんか。声を上げてくれませんか。
本当に勝ちたい。私は都知事になりたいと今思ってます。

どうか最後までよろしくお願いいたします。
勝たせてください。よろしくお願いします。ありがとうございました。


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