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2024.7.5 有楽町イトシア前街宣

まさか志位議長にこんなに褒められる日が来るとは思いませんでした。
そして、野田元総理からは温かい言葉もいただきました。若干千葉地盤が入ってるのが気になりました。
東京都知事候補の蓮舫です。よろしくお願いします。

こんなにたくさんの人に来ていただいて、私は堂々と政策を訴えることができる。本当にありがたい。
残念なのは、明日で選挙戦は終わり。7月の7日の投開票になります。とうとうテレビ局の候補者討論会が1回も開かれないという事態です。
なんで逃げるのか。小池都知事に皆さんが突きつける、そういう投票結果をぜひ出していただきたいと改めて思います。

100年安心、政府は言いました。「年金保険料あげるけど、100年安心だから大丈夫だ。」
5年に1度の財政検証が行われました。どうなりました?今から33年後、国民年金今から2割減る。
若い人たちはテレビのインタビューで言う。「僕たちはもう貰えないでしょ。」現役世代は言う。「死ぬまで働かないとダメでしょ。」
私は人口減少の問題、30年前から解ってたのに全く手をつけてなかった政治の責任をしっかり説いた上で、東京から持続可能性の都市を作っていきたいと改めて思っています。

少子化対策というと、国もそろそろ考え方を変えた方がいい。結婚させようとするんです。
結婚すれば子どもは増えるだろう、生まれるだろう。でも、どうですか。変わらないじゃないですか。 むしろトレンドはどんどん落ちていく。
国はやる。地方自治体が婚活イベント、合コンパーティーをやったら、皆さんの税金で補助金を渡すんです。私は、これはなんなんだろうと思う。
小池百合子さんも同じです。自由民主党の発想の人だと思う。東京都の今年度の予算は、少子化対策で都が婚活アプリを作るそうです。そして、合コンイベントもやる。
果ては、皆さんの結婚の思い出の曲を広く募って、それを漫画にして皆さんに公開する。これで子ども生まれますか、結婚しますか?こんなのに3億使う。その金の使い方は、私は全くおかしいと改めて言わせていただきたいと思っています。

もう27年前なんですが、双子を産みました。
お腹の中にいる時にすごい楽しみだった。 早く生まれてほしい、早く出てきて欲しい。生まれたら何をやろうか。何を着せようか。何を食べさせようか、どこに一緒に行こうか。
でもね、子どもって生まれてくると本当に初めての子育て、想像を超えるものがある。泣き続けるんですよ。抱っこしても泣く、ベッドに置いても泣く。双子だから2人同時に泣く。眠れない。辛い。
こんな暑い日はお散歩にも行けない。家時間が長くなる。そうすると泣いてる子ども、なんで泣いてるのかわからないから、こっちが泣きたくなる。孤独でした。
不安だったあの時に、誰かが不安じゃないよ、孤独じゃないよ。誰かが言ってくれる。 そういう場所があったら私は救われた。

幼稚園の時、子どもたちがまだ結べないのに靴紐を結ぼうとする。
でも、朝の3分待てないんです。仕事に行かなきゃいけない。子どもも幼稚園に早く連れて行かなきゃいけない。
なんで。もう手を叩いて「ママが結ぶから」。 たった数年しか生きていないその子どものやる気を、なんで私は3分待てなかったんだろうか。今でも後悔している。
あの時に誰かが大丈夫だって言ってくれたら、会社が「3分は遅刻じゃないよ」と言ってくれたら、もっと私は育児に豊かな心で臨むことができたんだと思います。

産めよ増やせよじゃないんです。産まない女が問題だじゃないんです。
誰かのせいにして、政治が何もしてこなかった責任を取らない。
私は、国がこういう姿勢だったら、東京都で子育てをする人は、私は細やかな気配りが寄り添う、そういう政策展開をしていたいということを、ぜひお約束をさせていただきたいと思います。

今はいろんな時代になりました。
結婚だけじゃない。結婚するという選択、結婚しないで1人で生きるという選択、 大好きなカップルとパートナーと暮らすという選択、あるいは選択的夫婦別姓が実現するまでは結婚届を出さないというカップルもいる。1人で子どもを育てるという選択もある。
そのどれもが私は素晴らしい生き方だと思う。そのどれもが、お互いが尊重し合う本当の多様性がある東京都を、私と一緒に作っていただけないでしょうか。
誰かを傷つけるんじゃない。誰かが幸せになる都政を私は作りたい

お金の使い方、どうでしょうか。
先ほど志位さんからもありましたプロジェクションマッピング、2年間関連予算48億。小池都知事は言いました。 「20万人見に来てくれた。20万人の記憶と思い出に残る」、それに48億、皆さんの税金を使っていいんだろうか。私は立ち止まりたい。
立ち止まってどうするか考えましょうよ。何ができるか、このお金で何ができるか。東京で 3人以上の子どもがいて、家賃が高いけどでも頑張ってる人たち、それでも住民税非課税世帯の人たちに1月2万家賃補助すれば、ざっくりとした試算ですが、ちょうど1年間で48億円なんです。
どちらが生きた税金の使い方でしょうか。
私は、子育て世代を支援することが次の世代の東京につながる、そういう選択をする都知事になりたいと約束をさせていただきます。

プロジェクションマッティングにはまだ続きがあるんです。
政官業の癒着、これが疑われる、実に疑われる。
この事業は、都が直接事業者に発注してるんじゃない、委託してるんじゃない。都と事業者の間に事務局があるんです。実行委員会と言います。この事務局、誰か。東京都、都庁のある新宿区、それと東京観光財団、こういう財団がいる。
東京観光財団の理事は誰か。大手広告代理店の幹部が名を連ねています。
そして同じ広告代理店が、この財団にお金を出演、出してます。ほぼ一体になってる。
ここが発注したプロジェクションマッピング事業、請け負ったのはこの広告代理店の子会社、関連会社です。やらせじゃないですか、これ。
この大手広告代理店は、東京オリンピック談合事件で都の仕事を入札できなくなってる。そうしたら、自分たちが選べる事業は自分たちの関連会社に発注をする。こういう不透明な契約は、私は全部見直しをしたいと思っています。

同じような事例がまだあるんですよ。命の水、水道。
3年前から2年前、水道を止められた都民、倍増してます。10万から18万。なんでか。
3年前までは水道料金滞納してる人には検針員が言って、複数回訪問をして相談をして、「分割割あるよ」と提案をして払ってもらっていた。
それが2年前からは郵便に変わりました。郵便が届いてある日、水がいきなり止まる。
都の職員は言います。「水を止めたらすぐ払ってくれる。」
払える人、払えない人、どうやって判断するのか。
本当に払えるのに払えない人の水は止めてもいいでしょう。でも、ほかの何かを切って水道代に回した人がいたらどうなるんだろうか
この暑い時に電気代を削ったんですか。子どもの食べ物を削ったんですか。
そういう切り方をして、水道代を払ってくれると、胸を誇って7億の行政改革をしたという東京都の判断は、私は間違いだと思っています。
むしろ、もっと払ってもいい。そして訪問をして、この方に、東京都のこの福祉課につないで差し上げれば、そうしたら1人で歩いていける、生活していける。その方が私はよっぽど生きた皆さんの税金の使われ方になると思うんです。

この話にも続きがあります。
都は、水道事業を民間会社に委託をしています。 筆頭株主は東京都、8割の株を持っている。 ここの検針をやったり、あるいは滞納の方の相談をしていた事業をしてる会社のトップが、驚きました、都民ファースト希望の党の元代表、小池都知事の側近中の側近が、いつの間にか代表取締役に就任していました。
どうやって就任させたんですか。オープンだったんですか。株主総会開いたんですか。そして、2人しかいない筆頭理事は、なんと東京都の水道局の天下りです。年収1000万超える。
こんな政官業の癒着を放置しておいて、水を止めて行革だというような、そういう都ではなくて、皆さんに寄り添うもっとオープンな私は東京都を作り上げていきたいと思っています。楽しみです。私に任してください。

東京の人口が減っていく。合計特殊出生率が1を切りました。
今まで小池さんも頑張ってくださった。子育てをしている家計への直接支援、これは必要です。でも、違うアプローチをしませんか、そろそろ。なぜ子どもが生まれない、なぜ結婚しない。
もしそこに未来のある若い人たちが経済的理由で結婚を諦める、子どもを諦める、人生の何かを諦める。そんな未来が広がっているんだったら、私はこの若者を徹底的に支援をする東京都を作っていきたいとお約束をいたします。
財源は要りません。増税もしません。今皆さんが収めてくださってる東京都の税金、一般会計、この8.5兆。
都は直接事業をして行政サービスを行っているわけではないんです。どこかの会社に発注をしている。だったら、この会社は若い人に手厚いかどうか、給料は十分かどうか、ちゃんとお休みを保証してるか、ブラックじゃないかというのを要件づけたらどうでしょうか。
優秀な企業であればあるほど、若い子を大事にすればするほど、東京都の仕事を入札することができる。であれば、企業も努力するんじゃないですか。

都の職員は言うんです。「大企業だけがそれは優遇されるんじゃないか、
労働環境を改善してる大企業が優遇されるんじゃないか。」
とんでもない。大企業は子受け、孫受けに再発注、再再発注するんですよ。だったら、その大企業の再発注、再再発注先の中小零細事業者、そこに発注するときの適切な価格で安く叩くんじゃないという、そういう要件をつけたら、皆さんの税金からこの東京で仕事をする人たちの環境改善が確実に行われるんじゃないでしょうか。
若い子たちの手取り増やしましょうよ。何かを諦めない若者を作りましょうよ

奨学金も大変です。2人に1人が大学等を出る時、平均で310万円ですよ。
310万円の借金をとって、そして非正規雇用になって有利子の場合 いったいいつまで自分は払い続けるのか。いったいいつまでこの借金が残るのか。
やりたいことを諦め、結婚は遠い未来になる。だったら都が支援しましょうよ。
子どもを学ぶ教育、子どもが育つ保育、そして皆さんの命を守る医療、シニアの安心を守る介護。この分野で働いている若者、この分野で働きたいという若者の奨学金の返済に、皆さんの税金を使わせていただけないでしょうか。
皆さんの税金を使わせていただいて、分厚い中間層作りましょうよ。できるじゃないですか。

あのね、若者中心っていうと必ず言われる。世代間の分断かと。お前も排除じゃないかと言われる。とんでもない。
だってそうでしょ。介護の世界で働いてくれる若い人が増えれば、 人手不足が解消されれば、今90代、80代のお母さん、お父さんの介護をしながら働いてる50代、60代の現役世代の人たちが、自分の介護離職の心配をしないでデイサービスや施設にお願いをすることができるんじゃないですか。
若者を支えればシニアの安心につながるんじゃないですか。

若い子が豊かになったらどうでしょうか。それは税収増につながる。
介護、医療保険、社会保障の持続可能性につながる。
分断なんかじゃない、若者を中心に徹底支援すれば、子ども、若者、現役世代、シニア、 好循環の東京都を私は絶対に作っていきたいと思ってるんです

小池さんは光に光を当てるのが大変得意です。
でもね、自分で光れる人は、光を当ててほしいなんて思ってないんじゃないですか。豊かなものをより豊かにするんではなくて、広がる格差、光と影、伸びる長い影。
だったら、私はこの影に光を当てて、影が短くなるまで薄くなるまで、その人が1人で立ち上がって自立して歩いていけるようになるまで光を当てる都知事にさせていただきたいと思っております

本当に不安です、毎日。
現職は強い。討論会にも出てこない。公務と称して何をやってるのかわからない。8年間の公約守ってない。
自分の会社で約束守れない人って解雇されるんじゃないですか。やっぱりおかしいと私は思う。
でも、それでも私は何とかこれからの4年間を、皆さんの4年間を預かりたいと思って演説をしていた。
今日もいろいろな駅で、大手の大きな交差点で、ピンクのポスターを持って、蓮舫ポスターのピンクのRを持って、
「期日前投票に行こう。」
「7月7日が投票日だ。」
「みんなで投票に行こう。」
声を出して応援してくれる人がいる。まさに東京からの新しい民主主義が生まれました。

今日までにそのポスターを掲げてくれた人は、なんとのべ2500人を超えました。なんと、皆さんが立ってくれた駅が620駅を超えました。こんなに、こんなに力強いことはありません。 ありがとうございます。

だから、私はお返しをしたい。これからの4年間、任せてください。
そのために、どうか皆さん、私を勝たせていただけませんか。
一緒に戦ってくれませんか。 もっともっと強く、私に力をくれませんか。

そのために、私はしっかりと答えて、最後の最後までお訴えをしていきたいと思っております。
ご清聴ありがとうございました。どうかよろしくお願いします。

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