nanuk note #4
どうしても文章を書くとなると
極端に長くなったり短くなったり
丁度いいバランスで書くのが難しい
これも鍛錬と言い聞かせて
続けていこうと思う
僕の小学校生活は少し特殊だったと思う
スキー場のふもとに家があったため
通学は子供の足で歩いて片道約2時間程度
その道中のほとんどが急な坂道だった
途中から民家もなくなるので心細く
泣きながら帰った日や
トイレを我慢できなかった日もあった
最後まで歩いて帰るとお小遣いが
もらえるというイベントもあったくらい過酷で
遊びに来ていた叔母が通学する僕の背中を見て
かわいそうと涙ぐんだそうだ
僕の屈強な太ももとふくらはぎは
この坂道が育んだと考えている
そんな僕の小学校生活の中で
家にまつわる印象的な出来事と言えば
①遠足の目的地が家から歩いて5分の古墳
②学校のキャンプ行事が家の隣で開催
の2つが思い浮かぶ
①については遠足というより
僕にとっては「下校」と同じだった
目的地到着後そのまま帰りたいと
先生に直談判したが却下され
一旦学校まで戻り(通称2回目の登校)
もう一度遠足と同じ道を歩いて帰る
(2回目の下校)経験をした
当時は学校の都合とはいえ
通学を一日に二度繰り返すマイノリティな生徒にも
配慮してほしかったと憤りを感じていた
②の家の隣でキャンプについては
新鮮さは薄かったものの
悪いことばかりではなかった
家から各自持参する調理器具等の荷物を
到着後に家から運んでもいいという特例を受けたため
手ぶらで学校から目的地(家)へ向かえたからだ
一連の行事が終わり
夜テントで寝ていると大雨が降り出したため
スキー場のヒュッテ跡地に非難し
寝袋を引いてみんなで雑魚寝をした
実はそのヒュッテ跡地一階部分は
普段秘密基地として活用しており
キノコや草をすりつぶすキッチンは勿論
トイレと題して使っている区分もあったが
そのことは伝えないようにしていた
あの時のみんな隠しててごめんなさい
その後雨はテントをすべて流してしまうほどの
豪雨となりキャンプは中止
翌朝保護者が迎えに来る自体となった
そんな中僕は沢山の荷物を抱え
みんなの視線を背中に受け(多分)ながら
歩いて30秒の自宅へ帰っていった
昨夜からのどが痛いという長男に
朝コンビニでトローチを買った朝に
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