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どうせ歩くなら東海道 04 【石部~水口】

東海道を(ちょっとづつ)57歳女が歩いた記録です。

甲西駅 快晴!


前回のゴール 両宮常夜燈からスタート

石部宿 両宮常夜灯(湖南市 平松)

ここから水口宿まで
針・夏見・吉永・三雲といった小さな集落が続く
トイレや案内板や休憩所などがこまめに設置されてて
地元の方々の温かいおもてなしを感じながら歩く

湖南市 夏見

うっかり見逃すところだった
あぶないあぶない

大沙川隧道(吉永のマンボ)(湖南市 吉永)

このあたりは東海道と交差する天井川が多い
大沙川(おおすながわ)もその一つ
その土手の上に鎮座するのは樹齢750年の弘法杉

弘法杉 (湖南市 吉永)


湖南市 三雲

湖南市の外国人の割合は滋賀県トップ
その多くがブラジル国籍だ
来し方を振り返る旅なのに
この国の行く末を考えてしまう

沃野をもたらす ”ラスボス”  野洲川

野洲川 (湖南市 三雲)


いったん国道一号線と合流したあと
再び旧道へ

甲賀市 水口町 泉

水口宿到着! バンザーイ!

あまかった

甲賀市 水口町 泉

せせらぎの音に癒されつつ

旧東海道 横田渡跡 (甲賀市 水口町 泉)

なんだかお腹が空いてきました
さっき通過したコンビニで昼食を調達しておけば
ここでピクニックという選択肢もあったのだが
今更遅い

トイレもあります

旧東海道 横田渡跡 (甲賀市 水口町 泉)

ううむ・・・
なぜか「板子一枚下は地獄」っていう言葉を思い出した
中は意外にきれいだった

写真撮るのを忘れました

ここからまっすぐな一本道が延々と続く
水口宿はいずこ?
さっきの看板にだまされたか?
歩くしかないのでとりあえず歩く

道の両側には田植えしたばかりの水田
風がそよそよ渡って心地よい

甲賀市 水口町 泉

麦畑もある!

甲賀市 水口町 泉


甲賀市 水口町 泉


相変わらず一本道をひたすら歩いている
かつてはくねくね曲がっていたそうだが
東海道を作るとき直線にしたらしい
両側の松並木は旅人を守ってくれた

北脇縄手と松並木跡
(甲賀市 水口町 北脇)

その代わりとは言っては何ですが
甲賀流飛び出し坊やとお地蔵さんが
沿道で励ましてくれるから大丈夫 

甲賀市 水口町 泉


甲賀市 水口町 北脇


3キロ近く歩いてやっと町らしきものが見えてきた
そう言えばお腹が空いてたんだった

大正時代創業の美冨久酒造さん
甲賀は別名「近江の灘」と称される酒どころ
旅は半ばだしお酒は諦めよう
とりあえず腹ごしらえ!

美冨久酒造 (甲賀市 水口町 西林口

3種の酒造好適米で握ったおにぎり
あっさりしててモチモチしてて
ふつうにおいしい

美冨久酒造 蔵カフェ 薫蔵〜KAGURA〜 
(甲賀市 水口町 西林口)

水口宿到着! バンザーイ!
(2回目)

五十鈴神社の勧請縄
 (甲賀市 水口 東林口)


こちらは水口旧城下町で見られる「山倉」

甲賀市 水口市 八坂

それぞれの町内の曳山が収められており
かつての町人たちの繁栄ぶりが偲ばれる

甲賀市 水口町 元町


東海道からちょっとはずれて
旧水口図書館へ

ヴォーリーズ建築事務所により
昭和3年に建てられたもの
古い宿場町とハイカラ建築のコラボがおもしろい
かといって浮いてるわけでもなく
そのシンプルさゆえに適度なスパイスになって
街並みに溶け込んでいる

旧水口図書館 (甲賀市 水口町本町)


旧水口図書館(甲賀市 水口町本町)


水口宿の特徴は「紡錘形の町並」
東海道が三つの筋に分かれてそのまま並行して進み
再び一つに合流している

紡錘形ってなんじゃらほいとググってみると
「円柱の途中が膨らんで先が尖っている形」
レモンとかさつまいもとかオムライスとかゾウリムシとか
ああいう形

その紡錘形の東側の先端
三筋の道が一本に合流するところに
高札場があった

そして
その向かい側に本陣もあった

鵜飼本陣
ようやく到着

どうしても堆肥化システム回収容器に目がいきますね

実はこれ
それまであちこちで目にしていて
ずっと気になっていたのだ
リサイクルした家庭の生ゴミを
種堆肥として再配布してくれるそう

歩くとたくさんのことがわかります


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