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Holy Monday と Good Friday

今週は受難週、そして明日は復活を祝うイースターの礼拝を守られます。

いろいろ用語的には、キリスト教会の伝統や捉え方があるので、
違っております。

木曜日は、ヨハネ福音書においては、13章に記述がある弟子たちの足を洗った日であり、同時に、イエスと弟子たちが最後の晩餐の食卓を囲んだ日であるとも考えられています。
しかし共観福音書(マタイ・マルコ・ルカ)では金曜日の夜(安息日の前日)に最後の晩餐が守られ、その後、ゲッセマネの園に行ったことになっています。
ヨハネ福音書の方が後から書かれており、イエスが死後三日目に復活したこととすれば、最後の晩餐は木曜日ではないか?という考えから木曜日に変更した、と捉えることができます。
ま、細かい話をしましたが、伝統的には、木曜日には弟子たちがイエスが足を洗ったことを覚える日、そして最後の晩餐に思いを寄せる日である、と言えるでしょう。

そして金曜日は、受難日。イエスの十字架刑を思うわけです。
イエスは木曜日の夜に逮捕されて、その日のうちに裁判にかけられ、夜が明けた
金曜日の午前中には十字架に架けられ絶命したと考えられます。
木曜日の夜から一連の流れを考えたとき、イエスの体力はかなり落ちており、
十字架を担ぐことができず、人に頼んだ、とエピソードも当然でしょう。

そして、土曜日はカトリックでは伝統的に何もしない日?と
されている話を聞いたことがあります。
使徒信条においては、「黄泉にくだり」に当たる日でこの世における
イエス・キリストの働きはない日であります。
そして、受難と死を覚える日と言えばいいのでしょうか。

それにしても、木曜日にしても、金曜日にしても、英語表記にしたとき、
Holy Thursdayはまだしも、Good Friday は無いだろう、と思うのですが、
いかがでしょうか?

Goodって「良い」って意味ですよね?

Wikiによれば、God Fridayがなまったもの、という説もありましたが、
どうなんだろう。

Goodっという単語には、良いというだけではなく、
もっと深い意味でもあるのかな、ということで、
とりあえず受け止めたい、と思います。

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