見出し画像

新着 ㊷鹿児島県教育委員会からの開示文書 (楠隼校の共学化等の方針表明後に教育委員に対して状況説明をした際の記録と説明資料、配布資料の全て)

当会からの ㉙鹿児島県教育委員会への質問書  に対する
㉚鹿児島県教育委員会教育長からの回答書(令和5年11月20日)
について、今回の方針の機関決定を行った教育委員会議の6月知事方針表明以降これまでの楠隼校共学化等に係る協議説明文書について請求していたものが開示されました


教育委員会からの回答書、今回開示された文書から経緯事実を確認すると
・6月の方針表明以降、方針を決定した教育委員に対する状況説明資料配布が行われたのは記録にある令和5年11月15日15:25~15:30 の一回である
・その際説明配布された資料は開示の3文書である
・教育委員会にて作成された令和5年9月30日実施 保護者への説明・意見交換の記録については教育委員に対する配布を行っていない
となります

当会が県議会への陳情で求めたものは
知事⽅針表明後の現段階で、再度楠隼中⾼⼀貫教育校の「共学化・全寮制廃⽌」につ いて在校⽣とその保護者、周辺関係市町の⾸⻑並びに教育⻑を対象にアンケートまたは意 ⾒聴取を⾏い、開校短期間における制度変更の必要性があるかを検討して頂きたい」でありますが、教育委員会の意思決定機関である教育委員会議では本件は会議内での協議検討は一切行われることなく、11月の定例会終了後にわずか5分間の説明資料配布が行われただけとなっています
9月30日の保護者説明会にて教育委員会が保護者へ説明した教育委員への内容伝達(下記参照)もなされていません

教育委員会作成 9月30日実施保護者説明会記録より

このようなことが「関係者への意見聴取」「丁寧な説明」とされ、結果当会からの陳情が不採択となったことについて誠に遺憾に思います

「楠隼校全寮制廃止・共学化」は6月議会冒頭の知事方針表明から始まりましたが、その後知事の政治課題ではなく、純粋な教育行政の課題として教育委員会が検討してきたもので知事は問題提起を行ったものであるとなっています
令和3年10月4日県議会文教観光委員会では教育委員会高校教育課長は以下に発言しています
「 昨年度実施した生徒、保護者へのアンケート結果、また、六月には、知事が周辺市町の首長等から御意見を伺っております。今回の本会議では、今後、共学化等に向けた課題を整理するための調査、資料収集を行った上で、丁寧な検討を行うと答弁しています。知事からは、子供たちの進路に関わることでもあるので、その方向性について早めにお示しできるようにというような御発言もございました。その方向に沿って、今行っている調査、資料収集、研究といいますのが、他県で近年共学化した学校や男女共学で寮を設置している中高一貫校についての調査等を行っているところです。引き続きそれらを実施して、知事の意向に沿うような形になればと考えております。

本件が教育行政としての教育委員会の取扱として適切なものであるのか
検証、再考されるべきであると当会は考えます


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?