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糸島ショローのお出かけ日記 宗像大社・宮地嶽神社 2023.7.23


むなかた道の駅

7:20 福吉駅で横浜から来た「天ぷらチエ」をピックアップし、愛車きっちぃで宗像に向けスタート。
彼女は天ぷら屋の娘。今回の旅で、食いしん坊度合いがワタシと同程度であることが判明し、「天ぷらチエ」と命名した次第。

さて、早くも車中でおなかが鳴りだした。1時間20分ほどで宗像に到着。
「宗像大社を回る前に腹ごしらえしよう」と、9時開店の道の駅に行って見ると開店前に早くも大行列。人氣の道の駅なのだ。
並ぶのは嫌なので、並んでいない隣の食堂部門でパンを買う。
実は事前に食いしん坊倶楽部九州支部会長のサカグチから、「むなかたの道の駅ではこなみのうどん生めんを買うべし」との指令があった。
しかし、店内は歩くのもままならない大混雑。
必死に探したが「こなみのうどん生麺」はなかった、く~。
それでも参詣前の弁当二つを購入。

タコ飯、ちりめんじゃこひじきごはん

これが実にうまかった。
濃すぎない味付けなのである。コレって案外ないのよ、弁当はたいてい濃い味付けになるもんだから。
天ぷらチエとシェアして2種類をペロリ。
「よっしゃー、宗像大社いこか~」

宗像大社とは


まずは、世界遺産ガイダンス施設「海の道むなかた館」にて、宗像大社の概要を映像でお勉強。
そもそも宗像大社は宗像三女神3つの神社の総称。
三女神はアマテラスとスサノオの誓約(うけい)の際に生まれた女神たちだ。
長女タキリ姫 神職のみ入れる沖津島の沖津宮
次女イチキシマ姫 大島の中津宮
三女タギツ姫 田島の辺津宮
この3つの神社は、位置的に一直線上に並んでいる。
今回は田島の辺津宮のみである。
島自体が国宝ともいわれる沖ノ島は映像で見るだけでも、その神秘性がビンビンと伝わってくる。
大島の中津宮はいずれ行く予定だ。

本殿、第二宮、第三宮

辺津宮「ハロー狛犬紀行」も別枠でアップ予定。

第二宮


第三宮

伊勢神宮と同じ形のように思う。
大島と沖津島に行けなくても、こちらでお詣りしたことになる。
富士山に行けなくても「冨士塚」を作って、富士山に上った氣になるのも、遠くから拝む遥拝もみんな根っこは同じ。こういう合理的というか、ちゃっかりとした感覚は日本人特有だろうか?

高宮祭場

けっこう長めの階段を上っていくと、高宮祭場に出る。その前にこんな広々とした場があって、なんというかその「開かれた」感じに軽く感動する。
うっそうとした杜の奥にあるパワースポットではなく、序盤から明るい。

高宮祭場では、写真を撮るのはなぜかはばかれた。
ここではレンズ越しでなく、己のまなこにしっかと納めておきたい、そんな感じがしたのだ。
おおらかで神聖、木々に守られた明るい場所、たしかにカミサマが降りてきそうなところ。
「The いやしろち」、そんな場だった。
拝礼し終わった直後、サワサワサワー、サワサワ~
右手で木々が風でそよいだ。
そよちゃん?
数日前に見た子猫の夢を思い出す。
そよいだ音のなんと安らかなこと、タギツ姫様に歓迎されたようなこころ持ちになった。
こうした場所で、こういうタイミングで、なんらかの音がすることは、祝福のように感じる。奈良の玉置神社では晴れているにも関わらず雷音が鳴り響いた。

いざ宝物館へ

高宮祭場で貴重な体験をして、高揚した我々はクールダウンと称してソフトクリームを食べることにした。
クーラーの効いた休憩所で食べる「あまおうミックス」、美味しかった。

暑い日のご当地ソフトはお約束

沖津島から出た8万点はほとんど国宝。
しかもまだ発掘は全体の3割にも達していないとか。
これらの国宝の中でも代表的な「黄金の指輪」、コレが見たかった。
どこよ?
どこよ?
どこよ?
3階の展示すべて見終わっても、お目当ての指輪がない!
ちょっと、ちょっと入場料800円(ワタシは65歳で600円だった)とっといて、コレはないでしょ、受付に文句言ったるわ~とドスドス入り口に歩いていったら、なんと展示入り口のガラスケースに黄金の指輪が!
まさかの入り口展示!
思わせぶり皆無、最初にドーン、いやはや参った。
最初からいっちゃん貴重なもん見せるはずないと思い込んで見逃したんである、ふたりとも。
光り輝く黄金の指輪、夢のような美しさだした。
受け付けに文句言う前に氣づいてよかった~。

3階の石像狛犬、奥には木造狛犬がある

玄海旅館の穴子茶漬け

辺津宮を見終わると、ちょうどランチタイム。
「海の館」スタッフさんに聞いたお勧めの店「玄海旅館」に向かう。
海に面した席で、季節限定「穴子茶漬け」をいただく。
宗像市は穴子の生産日本一とか。

絶品穴子の天ぷら

天ぷらチエが「これは美味しい」と3回言ったくらい、ホントにうまかった穴子の天ぷら。
穴子茶漬けは茶漬け用のためか最初から濃い味付け。
糯米の大きなおにぎり、腹持ちが良すぎて、他になにも食べられない状態になったのは予想外。
総じて満足したが、一番やっぱりは穴子の天ぷらだった。
老舗旅館の建物で食べるランチ、80点。

福津・宮地嶽神社

今回、宗像大社の旅を企画する段階で、ちょっと氣になる神社を発見した。
それがこの宮地嶽神社。
※狛犬紀行は別枠でアップする

七夕イベント開催中、なかなかに素敵である。


手水場、流れる水演出


しめ縄の太さ日本一


光の道

鳥居から海まで一直線の道が続く、この眺めに感激する。
これは超氣分がいい。
なんかやり遂げよーと思ったとき、この神社は勇氣を与えてくれるように思う。


思いがけなく行った宮地嶽神社、お勧めである。
狛犬ハンターにとってもよき獲物がたくさんあったでござる。

天ぷらチエを福岡空港まで送り、無事帰宅。
車中はもっぱら食べ物の話。
今回も最高の日曜日を更新。
さてさて、次はどこにお出かけしようかな。

続く

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