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8/2 角地幸男『私説ドナルド・キーン』でキーンズゲートOpen

おはようございます。
「武田鉄矢・今朝の三枚おろし」で知った本書、読み始めたら、コレがワタシのツボにドンピシャ、ハマった。
雑誌『和楽』を定期購読していたとき、ドナルド・キーンの連載があったのだが、当時のワタシはまだ読む力がなかった。それまでもドナルド・キーンの名前は知っていたが、ちゃんと読んだことなく、しかしなぜか氣になる存在ではあった。

今回ドナルド・キーン作品の翻訳をしてた角田幸男から見たドナルド・キーン論を読むことで、はたしてワタシはドナルド・キーンに合うかどうかを見てみよう、と。
結果、読んでいる途中で糸島図書館にキーンの『明治天皇』上下2冊を予約した。
いやはや、実にドナルド・キーンは天才なのであった。そして、この人が日本を愛してくれ、その上我々が失いつつある日本の素晴らしさを書き残してくれたことにただただ感謝だ。
小泉八雲もそうだが、どうも「日本人ではないから分かる日本の良さ」があるように思うのだ。

本書で、ワタシのなかで以前からずっと興味があった連歌に出会い、(これは連歌に進めのサインかしら)とも感じている。

ワタシにはなじみのある司馬遼太郎や白洲正子も登場していて、だれも知り合いがいないパーティ会場で知った顔(こちらが知ってるだけだが)を見つけてホッとするような感じ。
ニューヨークと東京の2拠点ワークも時代の先駆けですな。

そして、ワタシのお庭だった明治神宮、あの清々しい空間を今も思い出す。世界にも類がないと言われる広大な人工林に祀られた明治帝とはどんな人物だったのか。
どうしても日本人は、天皇について書くことがはばかられる傾向がある。ドナルド・キーンだから描けた明治天皇、今から読むのが楽しみでならない。
それにしても天皇家という摩訶不思議な家系、今も神話を生きているのは日本だけである。

先月、天皇皇后両陛下が放映されていたとき、ショローは連日YouTubeでそのニュースを追った。しかし、聞けばテレビではまったくといいほどニュースに上がらなかったとか。実にもったいないことである。
今、唯一ワタシたちが誇りを持てるとすれば、それは天皇皇后両陛下ではないかしらん。言葉を介さずとも伝わる神々しさ、氣品。
ドナルド・キーンは本来日本人が持っていた人品に敬意を持ってくれた人ではないか。
さぁ、この夏ドナルド・キーンの世界に浸る準備はできた。
ゴッホもいいけど、賢治もいいけど、ドナルド・キーン。

今日もご機嫌元氣に参りましょう。
※TOP画像は昨日月次祭に参加した白山神社の鳥居。

8/12まで開いているライオンズゲート期間中に神社にお詣りしませう。
島原・橘神社の巨木

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