はじめて自分の手で捌いた日
この手で。
美山修行から帰ってさっそくの実践。
一昨日、すぐ裏山で雌猪が獲れた。
私がしないんやったら処分する言わはるんで、やったことなかったけどいきなりの挑戦。
本当にまさについさっき撃たれただけの状態で私の手元にやってきた。
お腹出すのだって実は初めて。
どこでどう繋がってんだーっっ
寒い朝だったから、獲れたてのお腹ひらいたら湯気がもうもうと立ち昇る。
さっきまで生きていた温度がそこにはあった。
そして今日、初のイノシシの対峙。
シカとは全然違うと言われるしどうなることかと思いながら。
でも意外と。できるできる。
次どうしたらいいか流れるように分かったんだ。
小さい子だったし、脂もそんなについてなかったのが幸いだったかな。
今日1日かけてお肉にして。
獲ってくれた近所の猟師さんと半分こ。
したらそこのおばあちゃんが、私が子どもの頃はよく食べたのよ。って。
一緒に炊きなさいね。って畑から立派な白菜まるまるくれた。
なんかとっても嬉しいよ〜〜。
家にあったあった切れない包丁必死に研いでやったもんだから、見事に指の腹がぱっくり。
そんな痛みを伴い。疲労感に包まれながら。
ついこないだまで裏山走ってたこの小さな一つの命を、しっかりと責任持って食卓に並べることができたんだ。
この手で。
というのはなんだかとても感動する。
見かねて母が近所の包丁屋さんで、解体包丁を買ってくれた。
出来上がるのは数日後。
楽しみだ♪
2016.01.23
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