あさみ九段と優雅な2人オフ会in名古屋~乾杯・止まらないおしゃべり・そして悠久の熱田神宮へ

3月後半のある日。「今後の自分の身の振り方をどうしよう・・」と腕組みしながら考えていたところに突然あさみ九段こと、あさみさんからメールをもらった。なんと急にフリーな時間が出来たので、名古屋で会えないだろうか?のご連絡。去年の秋、元子さん主催の東京オフ会でお隣の席に座っていてお話することが出来たあさみさん。あの時は大勢のメンバーが参加されていたので、あさみさんとは充分なお話の時間が持てなかった。
4月になって仕事が休みにくくなる1歩手前の、ちょうど狭間の嬉しいグッドタイミング。さっそく仕事の調整をしワクワク気分で平日休みを取る。何着ていこう。朝晩の冷え込みがあったり気候が定まらなくて着るものに困る。服の断捨離をしまくっていて選択肢が少ないので、ニットの上に東京オフ会と同じコラボ着物を着ていくことにした。ラフに羽織れて簡単な着物。オフ会の私のユニフォームか・・・

オフ会の日は雲1つない日本晴れ。名古屋駅で待ち合わせをしていたら、楚々として洗練された美女が目の前にスッと現われた。東京から新幹線に乗ってわざわざ来て下さったのだ。にこやかで元気そうな彼女を見て、本当に来てくれたことに胸がいっぱいになる。去年車で遠方から家に来てくれたわんこさんといい、こうして訪ねてくれたあさみさんといい、元子さんのコミュニティーで出会わなければ有り得なかった奇跡の人達との出会い。

昼飲みは駅裏の、名古屋飯で一杯出来る気楽なお店。名古屋の赤味噌おでん・どて煮・サラダ等つまみを頼み、サワーで乾杯しながら個室っぽいエリアで楽しい昼飲みタイムが始まる。昼間からワイワイガヤガヤと他のお客さん達も楽しそうに飲んで大声でしゃべって笑っている。賑わいっていいね。

あさみさんは私のnoteの記事をなぜだか始めから今まで片っ端から全部読んでくれていて、私は飲みながらそのことにまず恐縮。noteは私のネット日記の為、あさみさんは私の親や子どもよりも私のここ数年の現況や心境についてご存じということになる。実際お話をしていて、時々日記からの引用も出てきたり話の流れがスムーズ。
しかし、私の方、あさみさんの事をまだ何もよく知らない。ギリシャ神話の女神の彫刻のような美しいあさみさんの顔に見とれてばっかりいて、馬鹿みたいにボーッとしている場合ではない。私は静かな語り口調で楚々とお話するあさみさんから聞く、初めての話のどれ1つも聞き漏らすまいと飲み屋の喧騒の中で耳をそばだてる。そして失礼かもしれないが、話の途中で疑問に思ったことや、それはなぜだろうと感じたことはその都度質問して聞いてみる。私より一回り以上も年下のあさみさんは、とてもしっかりしていて、勉強家であり勘が良く、プロフェッショナルで難しいお仕事から培われた洞察力・判断力に優れていて1つ1つ感心しながら聞く。まだ会って2回目の人から初めて聞くその人の情報・今思っていること・事柄への意見等どんどん取り込んで行くこの出会いの初期の段階の時間の素晴らしさ・尊さよ。夢中でおしゃべりをしていたら、瞬く間に時間が過ぎていた。どて煮の写真など、撮っている暇なし。

熱田神宮 本殿

昼飲み後、ホテルに荷物を置いて明るいうちにと地下鉄に乗り一緒に熱田神宮参拝。サイトには「悠久の時を超え、神話が息づく杜」とある。名古屋最強のパワースポットらしい。約1900年前、三種の神器の一つ「草薙神剣(くさなぎのみつるぎ)」を祀ったことを起源とする、伊勢神宮に次ぐ大宮として知られる。由緒正しい地元の神社に東京からわざわざ来てくれたあさみさんと2人で参拝出来ることもまた、感慨深いものがある。

本殿を参拝後、熱田神宮の中でもっとも神聖な場所とされ、写真撮影禁止の天照大神の「荒魂(あらみたま)」を祀る「一之御前神社」へ向かう。「荒魂」とは、神様が時として見せる荒々しい側面のことだという。こちらの閉まる時間が迫っていたけど、ギリギリでお参りすることが出来、良かった。

本宮から少し離れた「別宮八剣宮」もお参りする。こちらは織田信長や徳川家康も造り替え・修造の記録が残されているという、武士の信仰も深い宮。
手を合わせて静かに拝み目を開けると、宮の白い布(御幌(みとばり)がカーテンのように舞い上がったのを見た。きっと神様が私達を歓迎してくれたのだろう。清々しい風がふわりと優しく吹いて来て、神様を身近に感じたような励まされたようなそんな気がした。どうもありがとうございます。


熱田神宮 大楠

境内にある、高さ20メートルという大楠。樹齢1000年以上ともいわれる。伝承によると、弘法大師・空海がお手植えしたとも言い伝えられる御神木。木というのは永年に渡りその地の歴史を見守って来た尊い存在であり、大きく育つのに大変長い時間がかかる。日本の木にはククノチという日本神話に登場する木の神様が宿っているのだ。むろん大切にされるべき存在で、人間の欲と金儲けの為だけに無闇矢鱈と大量の木を切り倒すような無知な愚行は日本の八百万の神に決して許されることはないだろう。うまく行ったと愚行を犯す本人が思っていたとしても、必ず見えない重い報いは本人に返ると感じる。切っても木からは血は流れないが木は生きている。耳を当てれば、生きている声が聞こえる。

澄んだ気持ちになるような神聖で清々しい参拝を終え、電車で名古屋駅に戻り、今度は夜飲み。名古屋ゲートタワー内の海鮮居酒屋さんへ入店。私達以外は他にまだお客さんがいない。ころな禍はとりあえず終わったのか?と感じさせる威勢の良い元気なかけ声の気持ちの良いお店。
いそいそと数品頼み、あさみさんと改めてサワーで喜びの乾杯。それに合わせてお店の従業員さんが私達を見ていて一斉に合わせて「乾杯!」と言ってくれる。祝福されているようでうれしかった。


お通しのバーニャカウダ


刺身五種盛り



名前を忘れたが、蓮根の一品。これ、美味しかった


イクラとウニのグラタン 美味


ホタルイカの酢味噌和え

ここでも、途切れなくおしゃべりは弾み、瞬く間に夢のような時間は過ぎ行く。あさみさんは明日、京都・大阪方面に足を伸ばすとのこと。素敵ねえ。
私は明日は仕事があり、帰らなければならない。

店を後にし、あさみさんのお泊まりのホテルへ向かう。冷蔵庫に保管しておいたお手製のイカの塩辛を下さるそう。
ホテルでもベットに腰掛け、またおしゃべりタイム。私のしょうも無い過去の汚点のような話を、あさみさんは喜んで聞いてくれたが。自分でも普段は全く思い出しもしないような昔のくだらない話だが人との会話とは不思議なものだ。そして人が深い話をするにはきっかけが必要である。「ちょっと、この話聞いてくれる?」という気になるような。この人になら、話してみたい、話しても大丈夫と思うような。

帰りは名残惜しいし寂しかったけど、お土産をいただき、さよならをする。お会いできたことで、新年度に向かう新しく漲るパワーをもらった感じ。


顔みたいな詩仙堂 あさみさんより

次の日、京都を訪れたあさみさんからもらった詩仙堂の画像。私のnote記事を読んで、行こうと思ったとのこと。ほんと、顔のように見えるよね。奥の窓が黒目がちなちょっと困ったみたいな目。たらこ唇。面白い。

夜、帰ってからさっそくお土産のお手製イカの塩辛をいただく。激うまだった。初めての味で買った物とはまるで違う。2日間、そのままいただき、3日目にはイカの塩辛パスタにしていただく。こちらも加熱したらイカが柔らかくなって、ワタがクリームになって違う美味しさ。いただいた特別な塩もとても美味しい。あさみさん、色々とどうもありがとうございました。今回、「仲間の力・心の力」というものを強く感じました。遠い場所に住んでいても、各々の場所で元気でやっていきましょう。

あさみさんからいただいたお土産達。お手製のいかの塩辛・いかせんべい・特別に美味しいお塩
素敵だったオフ会の余韻を味わいつつ、帰宅後すぐに激ウマの塩辛&焼酎で1人酒


イカの塩辛パスタ オリーブオイルでニンニクみじん切りを炒めイカの塩辛も入れる。豆乳と少しの水、少々の出汁を注ぎ入れパスタを茹で絡める。ビールにとても合う ペロッといけちゃう絶品パスタ









この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?