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京都旅行~もうわかったこと

京都旅行から既に5日経過。備忘録用メモを。

1日目 毘沙門堂
新京極から錦市場食べ歩き
夜 東福寺ライトアップ

2日目 瑠璃光院
詩仙堂


瑠璃光院 書院2階より臨む
詩仙堂


詩仙堂 存在を知らず初めて立ち寄る 今回1番の癒されスポット
詩仙堂にて 朝おき いとうなかれ だけが未だに出来ない
泊まった山科のホテル山楽の朝食 朝から京懐石のビュッフェに舌鼓。どの一品も最高に美味。   次回から京都に泊まる時はここ一択でお願いする

2日間共わんちゃんは一生懸命にあちこち写真撮影をしていた。東福寺の夜のライトアップは入館料1人3000円(ホテルの宿泊に付帯)瑠璃光院も予約制のみで入館料1人2000円。
確かに秋の紅葉の京都のお庭はどこも素晴らしいのだが高い参観料=満足度ではないというのが個人的な感想。夜の東福寺以外はどこも人が多い。そう、人が多すぎる。
2日目は電車を何回も乗り換えての移動。人でごった返す瑠璃光院のモミジのお庭を観賞した後の帰り、目的地途中で下車、行ったことのない初めての詩仙堂を目指す。

詩仙堂は参観料500円。安い参観料でも今回の京都旅で満足度・癒され度共に個人的にどこよりもダントツ1番であった。
造営した石川丈山は16才から徳川に仕えた元武士であり漢詩の大家、煎茶の開祖。59才でここを建てたとか。いわば丈山の隠居後のおうち。建物も庭も広くなく展示品もほとんどない。さっぱりこじんまりとしている。縁側から眺める手入れが行き届いた日本庭園は息を飲むほどに美しく、いつまで見ていても飽きない。心が穏やかに落ち着いて行く。ししおどし、小さな滝、小川、規則正しく敷き詰められた飛び石、たくさんの種類の輝く苔。もっとずっと長くいたかった程。後を引く居心地の良さだった。

心洗われ丈山さんの爽やかな大切なお宅を後にする時、ふっと振り返る。
「おい、わしは89才まで寒い京都でがんばったんじゃよ。電気もない、ガスもない、車もない、電話もない、そのような時代にな。何もないようでここは何でもあったのじゃ。わかるな?お前さんもがんばれよ」
後ろから励まされたような気がして。丈山さん、ありがとうございました。シンプルイズベストを地で行く美しく清貧な詩仙堂の佇まい。派手さはなくともどこよりも美しい。

秋になるたびごとに、わんちゃんに京都に連れて来てもらってきたが。
「もう、京都は十二分に堪能し尽くしました。ありがとうございます」というのが率直な感想。もう充分、もういいでしょうという感じ。
もし、どうしてもまた一緒に行こうと言うなら山科山楽泊まり、詩仙堂は外せない。高い参観料で人混みの人気のお寺はもう行かなくていいな。

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