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2023年彼岸~祖母の三回忌に

ふっと気が付けば3月も残り一週間。
春分の日、2人のお休みが合ったのでわんちゃんとわんちゃんのご先祖のお墓参りに行く。「お彼岸だよ?忘れてたんじゃないの?」と聞くと忘れていたわ、言ってくれて良かったとのこと。コメダ珈琲でランチ後、お墓に向かう。お墓を綺麗に掃除してお花をたっぷりとお供え、お線香を炊き上げ心静かに拝む。わんちゃん、長いことじーっと目を閉じて拝んでいた。帰りは近くの天然温泉でゆったりとリラックス。秋に車をなすちんにあげたので、1人でなかなか温泉にも来れないので嬉しい。ぬるめの高濃度炭酸泉が気持ち良かったのでゆっくり入ったり出たりを繰り返す。露天風呂では備え付けの泥パックをたっぷり顔に塗ってみたり。

湯上がり後、寛ぎ所でWBC観戦。他のお客さんも嬉しそうに観ていた。午前中に日本の勝ちがわかっていたので楽しい再放送。プロ野球好きのわんちゃんが選手や細かいルールについて教えてくれる。メキシコ対日本。テレビも捨てた今、私は高校野球以外プロ野球も見ないけど、侍ジャパンの若い選手達が凜々しく逞しくてじっと見入る。世界大会なんだけど、侍ジャパンの皆どこか高校野球球児のような真っ直ぐな瞳。東北出身の佐々木選手、大谷選手が活躍してるのも良い。9回裏、1点負けていた土壇場で村上の一振りが決定打になり逆転勝ち。代走の周東の足があまりに速すぎてビックリした。チーターのよう。先を走る大谷に今にも追いつきそうな勢い。
家に帰って、ありもの野菜をめいっぱい刻み入れカレーを作って2人で一緒に食べる。「うまいうまい」とおかわりするわんちゃん。「今日は心がきれいに洗われるような最高の1日だったわ~ありがとう」と後からメッセージが来ていた。そんなにも?なぜ?お墓参りが出来て温泉に浸かれたからかな。良い1日を過ごせたなら、よかった。

祖母の三回忌が今週末あることを母から聞く。私も参加したかったが、無理して来なくて良いと言うので仏前に供える用のお花を贈る。紫が好きだった祖母用に青や紫の花も入れてもらった。三回忌とは亡くなってから満二年で行う法要。三年ではなく。もうあの日から二年になるのか・・・長野には長いこと帰れていないが認知の父の様子、それを介護しながら過ごす持病持ちの母の様子も気になる。「ゴールデンウィークに片付けや手伝いを兼ねて久しぶりに行くわ」と言ったら喜んでいた。弟も「姉ちゃんが来るなら温泉行こうか」とのこと。あんなに気にしていたころなの事はもういいのか。「陰性証明書、取って行こうか?家族が不安になるといけないから」とその気もないけど、一応試しに聞いてみる。「そんなものいらんに?誰が見るのそんなの」とあっさり言われる。そうなんだ。


祖母の書いた般若心経

https://www.youtube.com/watch?v=wyUaRYLTbr0


送り彼岸に祖母の遺影にお花とお茶と饅頭を供え日常的に聴いている薬師寺僧侶の般若心経を流す。京都 天龍寺でダンスもある好きなバージョン。一緒に私も祖母の書き残した般若心経を読む。カタカムナ5首・6首・7首は覚えたので毎朝唱えている。般若心経はいつも聴いているけれど、なかなか覚えられない。覚えられないけど、聴いていると心がすーっと落ち着いて癒される。目を閉じて毎日のように電車の中で聴いている。心が穏やかで波立たず、平穏無事に朗らかな気持ちで毎日過ごせますように。

「たられば」をあまり考えない私だが。もし私が1度も結婚してない独身女性だったら…なんて急に想像してみた。そしたら私の人生・家族の人生はどうなっていたんだろうなと。弟達は大人になったら自立して結婚してさっさと家を出て行ったろう。姉ちゃんがいてくれれば親は安心だし。私は長く仕事をしていて、父母と三人で今も暮らしていただろう。独身の娘の私が同じ家で傍で両親を見守っていただろう。人は女の子はいいね、親の傍にいてくれるからと言うだろう。結婚したことない独身だから当たり前だけど今いる私の子ども達もいないんだな。私が老いた父や母の為に車の運転をしたり、介護の手伝いをしていただろう。仕事をしながら自分の親と平穏無事に暮らしていて、2019年末のころな禍はこの世界線で決まっていた事だからやって来る。そしてわくちん問題にぶち当たる。今いる自分の場所や境遇が違っていたとしても、私は必ずわくちんに関しては神経質に調べて熟考しただろう。そして両親と揉めて相当対立しただろうな。「何を言っているんだ、政府の方針でみんなが当たり前にすることだ!」と父と喧嘩になっただろう・・・私はイヤになって家を飛び出してたかもしれない。父は頑固者だから話も通じないし・・・なんてここまで想像して考えをストップ。私はホッとしてため息をついた。想像しただけで息が詰まる。

人生はどこでどうなるかわからないけど。時代がどうなろうとまず自分をしっかり中心に持ち今の感じで気楽に流れにまかせよう。毎日を益々大切に。時々望まれた時、今までのように遠くから親孝行して行こう。



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