じわじわくる話#97 【呼吸器科の先生の一言】

睡眠時の呼吸の圧迫感に違和感を覚えて、近所の呼吸器科に行った。

幼少期は喘息持ちだったのでよく通っていたらしいけど、社会人になってから来る初めての場所はどこかそわそわする。何より自動ドアが開いてからの作法が1ミリもわからない。

「初診ですか?」という声に促され、受付を見つける。待合では7~8人ほどの患者が見たくも無い夕方のニュース番組をぼーっと眺めていた。問診票を書き終えて、自分もその1人になる。

この病院は予約ができるらしく、それを知らなかったので1時間以上待つことになってしまった。これからはホットペッパーとかアソビューで調べてから来ることにしよう。

遂に名前を呼ばれて、診察室の前の長椅子に移動した。椅子に座って5秒後、すぐ扉が開いて中に入るよう案内された。謎の屈伸運動1回。

診察で改めて症状を伝えるとどうやら今回も喘息の疑いがあるらしく、続いてその切り分けをするべく肺活量の検査を行った。

肺活量測定の検査は全部で3つ。
①測定器を咥えて息を吐き、揺れるメーターの針を真ん中で維持する検査。
②全力で息を吸ってから、一気に吐く検査。
③長尺で息を吸い続け、限界まで吐き続ける検査。
Among Usのミニゲームかと思った。

改めて診察室に誘導されるや否や、「うーん。もっと悪いと思ったんだけどなあ」と言われた。余計なお世話すぎる()

実際に色々な数値が細かく書かれたレシートみたいな紙切れを受取ると、肺機能の欄には【正常】と書かれていた。しかし一方で、下の方には肺年齢の欄もあり、そこには【43歳】と書かれていた。実年齢比+17歳。

『うーん。もっと悪いと思ったんだけどなあ』

【75歳】みたいな結果を望んでたのだろうか()
今のところ大事じゃなさそうで安心した。

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