見出し画像

書き溜め「銀行に行った話」

遂に自動車を買うことになったので、
振り込みに銀行に行った時のお話。

銀行なんて頻繁に行く場所でもないから
なかなか慣れない。

受付番号を発券して、待合室で待つ。
スタッフはみんな主婦みたいな人ばかり。
どこか病院みたいでそわそわする。


そんな中、待合室を見渡すと、
客の表情が十人十色で面白かった。

様子だけでも、この日銀行に来た理由とか
今の心境とか十分読み取れそうな感じ。


ずっと下を向いている白髪の男性

ずっと落胆した雰囲気。

まとまったお金が必要なのかもしれない。


店員に必要以上に喋りかけるマダム

良い事があって抑えきれない感じ。

結構いい額の宝くじ当たってそう。


めちゃくちゃ腰の曲がったお婆さん

焦っている様子はないから騙されてる感じではなさそう。

多分年金関係。人生を駆け抜けた証。


黒ニット帽でキョロキョロする男性

ぜっっっったい人質の選定してる。

あやしすぎる。おまわりさん呼ぼ。



…そんな風に待ってたら、すぐに自分の番号が

呼ばれて、入金手続きもすんなり進んだ。


手続き中、ふと気になるものを見つけた。

カウンター横に置いてあったカラーボール。

一応説明すると、何か事件が起きた時に逃げる犯人に向かって投げて、蛍光塗料を撒き散らすあれ。

…本当に効果あるのかなあ?

どうしてもいつもそう思っちゃう。

犯人が車乗ったら関係なくね?みたいな。

ないよりはマシなんだと思うけど。

それ以前の問題として、主婦年齢のスタッフが多い銀行窓口において、みんなうまく投げれないんじゃないか説。

学生時代にソフトボールでもやってたらいいけど、普通の奥様方では難しそう。

事件はいつ起きるかわからない。

だから準備しておくことが大事だと思う。


銀行にブルペンを作ろう。

スタッフの肩を常に温めておこう。

キャッチャーを座らせよう。

コントロール管理のために審判を雇おう。

ストライク精度を上げよう。

パシィッ!!

「163km/h」


そのうち銀行に勤める主婦がプロ野球の
ドラフト指名される日も近いかもしれない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?