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私にとって 乙宗 梢とは?

〈2024.06.15 Link!Like!ラブライブ!With×MEETS「乙宗梢18歳の生誕祭〉より
〈2024.06.15 Link!Like!ラブライブ!With×MEETS「乙宗梢18歳の生誕祭〉より

………乙宗梢。

 蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブの3年生であり、部長であり、スリーズブーケに所属している。
 容姿端麗であり、才色兼備。「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」とは、まさしく乙宗梢のことを指す言葉であろう。

 幼少期から、音楽に囲まれ、アコースティックギター、ヴァイオリン、ピアノなど類まれなる才能をその努力で勝ち取ってきた。

 スクールアイドルと出逢い、両親を長年掛けて説得した後、蓮ノ空女学院へと入学。
 昨年度、あと一歩の所での敗退とはなったものの、今ラブライブ!へと向けて104期体制となった蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブを牽引している。

………乙宗梢。18歳。
 6月15日は、彼女の誕生日である。
 お誕生日おめでとう。

 この日は国民の祝日になってもおかしくはないのだ。間違っているのは、日本なのかもしれない。……と言うと、どこからか刺されかねないので小声にしておく。

 こんな馴れ馴れしく、生き生きと言葉を述べているが……実は、乙宗梢、と呼んだことはほぼ無い。
 花帆ちゃんと同じように「梢センパイ」と呼んでいる。

 そんな本日、この良き日に私は想いを綴りたい。
 所謂ラブレターのようなものだ。


 ここからは、いつも通り私らしい文章を紡がせていただきます。真正面から、推しと向き合っていきましょう。

①私にとって 乙宗 梢とは?


……美しく咲く花。と、称したら良いのでしょうか。上手く言葉には出来ませんね。
 皆さんには経験はありませんか?
 女子高で、"憧れ"のセンパイを見つけると、何故かそのセンパイの姿を見るだけで、胸が熱くなるのを。

……っと失礼しました。普通女子高に通う経験の方が少ないと思うのですが、私、実はですね、女子高育ちの人間なのです。
 面白い話が提供出来るかはあれですが、皆さんが想像している煌びやかな女子高とは掛け離れていまして。

 所謂お嬢様のようなプライドが高い方々が集まるような学校でしたので、こう……温かい空間があったかと言われると、即答出来ないのが申し訳無いのですが。

 じゃなくて、今は梢センパイの話ですよね。

 私、この女子高に入学した理由が……憧れの人がここに通っていたからなんです。

 2つ上の姉がいるのですが、その姉と幼稚園時代からの同級生で、小学生時代はスポーツ少年団で対戦することあり、なんとなく「姉の友達」みたいな感覚でした。

 いざ中学3年生になってみて、さぁ志望校をどこにする?と決めた時に、ふとその先輩のことを思い出しまして。

 文武両道に活躍されていることを知ってから、めちゃくちゃかっこいいなぁ、と思うようになったのです。それから、同じ高校を志し、見事入学した先で同じ部活動をすることになりました。

 その感覚と、なんだか似ているんですよね。
 "憧れ"ているんです、梢センパイに。
 おかしいって笑われるかもしれませんね。ただ今の私の素直な気持ちを表すなら、この言葉が1番適当なのかな、と思います。
 じゃあ、どういう所に憧れているの?って話なんですけども、基本的に私が憧れる人間に、個人的な条件がありまして。

  1. 自分と似ている部分があること

  2. 自分の理想に近いこと

  3. 挫折ばかりしていること

 この3つが当てはまるのかな、と思います。3つに関しては、「そりゃ、誰でも経験するものだろ!」と思う方もいると思いますが、こればかりは感覚的な話になってしまうので、皆さんに上手く説明するのは難しいかもしれません。

②私にとって 乙宗 梢とは?

 じゃあ、「お前にとって、梢センパイが"憧れ"である理由はなんだよ?」っていう質問が投げられている気がするので、きちんと説明させて下さい。

 まず……先輩力が高すぎる。
 もはや2年生のレベルを通り越して、3年生。いや、上司にしたいと思うレベルのリーダーシップ力、もとい統率力に惹かれます。
 そもそも、あの個性溢れすぎ……ゲフンゲフン、クラブのみんなを纏めあげるだけでも充分すぎるほどです。
 加えて、メンバー1人1人にしっかりと向き合えることが何よりも凄いと思います。例として挙がるのは、やはりラブライブ!の敗退でのストーリーでしょうか。

活動記録15話「夢を信じる物語」より

 メンバーに寄り添い、必要な言葉を掛ける。その中でも、1番心に突き刺さったのはアカペラの「水彩世界」でした。

活動記録第1話「花咲きたい」

 人間、一目惚れってするもんなんですよね。
 私は、この梢センパイのアカペラ、歌と演奏に心打たれました。100点以上。217点です。
 
 次に、綺麗で、美しいっていう点でしょうか。そんなシンプルな理由で、って思うかもしれませんが、すごく大切だと思いませんか?
 こんなにも「美しい」という言葉が似合う人はいないと思うんですよね。うんうん。
 あぁ、唐突にオタク早口になってますって?いいんです、気にしないでくださいね。
 どこを切り取っても、「美」になるのって、もしかしたら凄いことなんじゃないか?って思うようになりまして。
 ……なんならやらかしてる……ゲフンゲフン、苦手を克服しようとしている瞬間ですら、美しい、いや愛おしいと思えるのは、もはや魔法なのかもしれません。

活動記録第9話「ルリ・エスケープ」より

 普通に可愛すぎるやろがい。
 見ましたね?見ましたよね?
 鬼のポーズ、可愛いすぎるでしょう。
 えぇ。これが梢センパイなんですよ。
 (急に暴れ散らかすな)

③私にとって 乙宗 梢とは?

 憧れだけで収まる方ではないです。
 私にとって、感謝の言葉を贈りたい相手なのです。
 梢センパイと出逢って、成し遂げた……と言ってもいいでしょうか。その成し遂げたことは、2つあります。

(1)花宮初奈さんのイメージソング「百花繚乱」を作ったこと

 2月17日、「初奈の日」を記念しまして、乙宗梢役花宮初奈さんのイメージソングを作成しました。
 この曲は、梢センパイと出逢わなければこの世に生まれなかった曲です。

 梢センパイが好きになると、自ずとその声に惹かれ、内面を知りたくなっていきます。そして、そんな女性と共に歩幅を進めているキャストさんは誰なのだろうか?と気になるのは当然ですよね。

 花宮初奈さん、私はうい様と呼ばせて頂いております。(本人曰く「様」呼びは、ファンが勝手に……とのことです。笑)
 あれは、蓮ノ空の沼にズブリと沈んでから数日後のことでした。ふと、悪い考えが思い付いたのです。

「うい様に、曲贈りてぇなぁ……」

 馬鹿でしょうか。馬鹿ですよね。
 何度か作詞をして、有志メンバーとひとつの曲を作り上げてきたのですが、その経験を活かしてうい様へ向けても贈りたい、と思うようになったのです。
 作詞は……割と難産でしたが、フレーズの中にもどこかしらに「乙宗梢」センパイのことは意識させてもらったつもりです。
 ぜひ探していただけますと幸いです。

(2)note企画「蓮ノ空感想文」に選んで頂いたこと

 何よりも今1番「ありがとう」を伝えたいことです。
 私は、大学へ入学と同時にブログを始めました。
 きっかけは、「ラブライブ!」の劇場版を考察されていた方のブログがあまりにも刺さりすぎて、そのその考察に心を動かされ、オイオイ泣いた記憶があるからです。
 
「アニメの考察記事、やってみたいな」

 それが全ての始まりでした。
 当時、「ラブライブ!サンシャイン!!」TVアニメ2期の放送がスタートするタイミングで、私はブロガーとしての道を1歩踏み出したわけですが。
 毎週のように更新される話に合わせて、自分たちのブログを更新していくブロガーたちの熱量と、それぞれの個性ある言葉選びや構想に、胸が高鳴りました。

 お互いの「好き」な部分をぶつけ合うことが、これほどまでに楽しいとは知りませんでした。
 同時に、自分の言葉は果たして誰かの心を動かすことが出来るのだろうか?という想いも抱いていました。
 大好きな作品を語る言葉に、優劣なんて存在……しないとは言いきれないと私は考えていて、「自分らしさ」ってなんだろうな、とずっと悩んできました。

 筆を取って、7年。
 なんとなくこれが「らしさ」なんだろう、というものは掴めたものの、自己肯定感が低すぎる人間です。
 何かの形で、自分の大好きな作品に携われたら嬉しいなと思っていました。
 そんな矢先に、突然私の元へ舞い降りた奇跡がありました。それが……蓮ノ空感想文です。

 ……胸が高鳴りました。
 もしかしたら、自分の言葉が届くかもしれない。想いを形に出来るかもしれない。「大好き」を広められるかもしれない。

 大好きな作品と、自分の言葉が結びつくかもしれない。

 何を書こうか、実は構想はありました。
 レタスじろー(@lettucejirosan)さんと協同で企画している蓮ノ空2ndライブのカウントダウン企画「Blooming with YOU」にて、1つ記事を書こうとしていました。

 自分らしい言葉を紡ごう。
 そう心に決めて、この企画のトップバッターとして、蓮ノ空へのありったけの想いを込めました。
 締切日、姉の監視の元、6時間座した私はやっとの思いで仕上がった記事を見て、ようやく肩の荷を下ろすことが出来ました。

 しかし、記事というのはなんとも不思議なもので。
 あの日、「1番書けたぞ!」というものも、暫くすると「いや、こうした方が良かったんじゃ……」「うあ、上手く書けなかった……」と見えてくるものです。
 更新から1週間程経って「いや、これ、無理だ。note企画、無理かもしれん。はは、まぁ、自分はここまでしか辿り着けないか」と自嘲すら出てきました。
 結局、この道が正解かどうか、自分自身では決められないのです。

 それから暫く月日が経ち、金沢から東京へと帰る新幹線での出来事でした。
 カメラについて勉強させてもらい、お酒も嗜む程度に飲み、心地よい気持ちで蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブの生放送を見ていると、蓮ノ空美術部並びに蓮ノ空感想文、蓮ノ空聖地巡礼についての発表がありました。
 美術部の皆さんのイラストは、どれも素敵で……目頭が熱くなるものもありました。
 そして、note企画の方は「この後、公式noteより発表します」という情報が流れ、私は「選ばれていないだろうけども、気になるし、いやでも選ばれなかったらショックだし……」という葛藤をしていました。

 意を決して、開けたnoteのアプリ。
 お知らせを見て、衝撃を受けます。

〈2024.05.26 金沢駅から東京駅へと帰る新幹線にて〉

「えっ?」

 思わず声が零れました。
 何度も瞬きをして、目を擦り、画面を開き直します。

〈2024.05.26 金沢駅から東京駅へと帰る新幹線にて〉

 夢じゃない。現実なんだ。
 ようやくこのことを実感した瞬間、涙が次々と溢れ出ました。
 
 何かひとつ、自分にも成し遂げられたことが、こうして目に見えて分かるというのは、どんなに嬉しいことか。
 徒町小鈴ちゃんの気持ちが、少しだけ分かったような気がしました。

2024年度活動記録第1話「未来への歌」より
2024年度活動記録第1話「未来への歌」より

「何かすごいことをぶち上げたい」
 それはずっと私の心の中でも燻っていたことで。

 そのすごいことへの後押しをしてくれたのが、蓮ノ空であり、梢センパイです。
 自分が大好きな言葉で、誰かの心を動かした。
 それが何よりも幸せで、これ以上ないくらい、私にとってはすごいことをぶち上げた!という実績に繋がりました。

④私にとって 乙宗 梢とは?

 命の恩人……とまでは行かなくとも、自信を付けさせてくれた恩人です。
 私の言葉は、万人受けするものでも、上手いわけでも、凄いわけでもないと思っています。ですが、それはネガティブに捉えているわけではなくて、寧ろその逆で。

「世界中のどこか誰かが、見てくれている」

ってことに、しっかり向き合いたいと思うのです。
 そのことを、心に留めて、これからも私は大切に言葉を紡いでいきたいと思っています。

 そう、ですよね?梢センパイ。
 憧れで、かっこよくて、美しくて、恩人の梢センパイの言葉を、私も大好きなので、これからも一緒に歩ませてください。

 お誕生日おめでとうございます。

加賀友禅コラボの梢センパイ、綺麗すぎるマジ。(語彙力)

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