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かつて暮らしていたところ

昨日の午後に父とコメダでお茶して、その時に入れたコメダのアプリを今朝開いてみたところ、昔暮らしていた街に新店がオープンするという情報があったのでリンク先の地図を開いてみた。ついでに私が住んでいたところを探してみようと思い立ち、見覚えのある地名や学校名やお店の名前でおおよその場所を探し当て、ストリートビューで表示してみた。
そこに暮らしていたのは高校生の頃なのでかれこれ40年ぐらい前になるのだけど(自分で書いておいて40年という響きに驚いている)、スマホの画面に映し出されたその家は当時とほとんど変わってなく、ついでに言うと近隣の家も街並みもその頃のまま。家族でよく行った近所の中華料理店、コンビニ、そして美容院は姿を消していたけど、それでも画像を見て懐かしいという感情がわくぐらい変わっていなかった。ビックリした(悪い意味ではない)。
そこで暮らしたのは僅か2年半ほどだった。もし何もなければこの辺りで家を買いそこに引っ越して暮らしていたかもしれない。親子揃って辛いことも多くしんどい時代だったけど、今振り返ると穏やかな気持ちで思い出せるし、嫌な思いをしたことは封印できるようになりつつある(封印したとは言ってない。嫌な記憶は完全には封印できない)。

ストリートビューのおかげで、かつて縁のあった場所を今の自分が眺められるようになったのは、不思議な気分。母がいたら「ほらほらこれ!」と見せてあげたかった。そして二人で思い出話をしたかったなと思う。

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