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ドラマチックに運命理論96『草野翔吾監督✕首藤凜監督対談イベント(前半)』

目黒駅からすぐの所に、
目黒シネマという映画館がある。
1スクリーンの小さな映画館で、
もう上映が終わってしまった映画などを上映してくれて、
今どき無くなってしまった、二本立てで映画が見られる貴重な映画館。

そこで、一週間だけ、『あの子』の出演した
映画『ひらいて』を上映すると知った。
山田杏奈さん出演の『彼女が好きなものは』と同時上映。
もう『ひらいて』のDVDも持ってるし、
でも大きいスクリーンで見たいなぁと思っていたら。

2022年6月19日(日)に、
映画上映後、その2作品の監督さん達の対談イベントをやるという。

行ってみたい!

チケット取りました。
その日午前中仕事だったけど、終わってから上京しました。

目黒シネマの入口

到着。こんなの見るとアガる。


最初に『ひらいて』を見て、
たとえの世界にどっぷり浸かり、泣く。
次に『彼女が好きなものは』を見る。
初見だったのですが、衝撃的なシーンもあり、
いつの間にか前のめり。
そしてやっぱり泣く。


さて、ここからトークイベントです。
2本の映画を見た人に向けてのイベントなので、
見てない人にはわからないかもしれませんが、
メモしておいたものを記録しておきたいと思います。

出てきて第一声。
草野監督が「この二本立て、本当に嬉しい!」と言いました。
首藤監督は「大学のサークルの大先輩とお話出来るの嬉しいです」と言っていました。

◎山田杏奈さんの魅力について
草野監督「ほんわりしてるのに、振り幅が広いところ。」
首藤監督「撮影中ずっと困惑した顔ばかりしていたので、イベントとかで笑顔を見てびっくりした。」

草野監督が、映画の最後のシーンの待ち時間の時に、「次の撮影はひらいてなんです。」と山田杏奈さんが言っていたと言ってました。
続けて撮影された2作品だったということですね。

◎山田杏奈さんキャスティングの経緯
首藤監督「絶対10代の方でやりたくて、ベッドシーンもあるのでそれもやってくれる人で探していて、会ってみて目力がすごかったのでお願いした。」
草野監督「プロデューサーが、『紗枝を見つけたよ!』って言ってきて、顔合わせで部屋に入ってきた瞬間に『この子だ!』と思った。ただ、自分と山田さんの紗枝像にズレがあって、そのすり合わせをした結果、作品では山田さんの紗枝像寄りになった。」

◎お互いの作品の印象
首藤監督「同じ時期の杏奈ちゃんだなぁと思った。愛と紗枝は逆だと思った。杏奈ちゃんは愛のことは『わからない』と言ってた。」
草野監督「紗枝のことは『わかる』と言ってた。」

◎同じ早稲田大学の映研サークル出身ですね?
草野監督「5年間通ったのですが、5年で20本の映画を撮りました。」
首藤監督「私も5年通いましたが、5年で5~6本です。草野さん授業行ってない・・・?先輩にプロがいると指針になります。」

◎草野監督から首藤監督への質問
ファンタグレープのシーンが印象的だった。
首藤監督「原作は吹き出す泡をただ見てるだけのシーンなのですが、映像にすると難しいので、吹きこぼして『別に飲みたいわけじゃねーし』って感じで捨てながら歩くシーンに変えました。」
草野監督「『彼女が好きなものは』にも炭酸飲料のシーンがあって、あれは原作にはないんだけど、山田さんに炭酸飲料を持たせたいと思って作った。『ひらいて』ではこぼしてたけど、『彼女が好きなものは』ではこぼさないように飲んでます。」

それと、両方に本屋のシーンがあったことも共通してると言っていて、
高校生の行動範囲というのがそんなに広くないから、
どうしても同じような場所が出てくるのかもしれないと言ってました。

◎テーマ的共通点はあるか?
首藤監督「まだ未成熟で分からない時に経験するということ。『彼女が好きなものは』ではうまくいかないけど、後でお互いを『好き』って言うのがいい」
草野監督「愛と純は、体から入って好きになろうとするところ。」

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長くなってしまったので、次の記事に後半を書きます。




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