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オンライン事務の1年を振り返ってみる―専業主婦から在宅で事務スタッフに

私は1年半前、夫の仕事で海外にいながら、企業のオンライン事務のお仕事に採用していただきました。

注意※2度目の転勤/引っ越しを機に現在は退職しています。

オンラインでの企業の事務、実際どんな働き方なの?と気になる方もいるはず。

今回は、専業主婦から企業での在宅事務を経験した1年間を振り返ってみたいと思います。

この記事を読めば、オンライン事務という働き方や実際やってみてどうなのかがわかりますよ◎

専門スキルで仕事を獲っていくスタイルよりも、自宅にいながら企業の中の業務で継続的にお仕事したい!という方の、なにか参考になれば嬉しいです。

オンライン事務を目指したきっかけ

そもそも、在宅で企業の事務職ができるってなかなかイメージ湧かないですよね。

私も全く同じ。事務で働くなら通勤しかないと思って諦めていました。

ただ、ブログやインスタを始めて、「在宅でできること」を調べて発信するうちに、

特別なスキルがなくても、忙しい方をサポートする「オンラインアシスタント/オンライン秘書」という働き方がある

ということを知ったのです。

フリーランスの気質ではないなと思っていたので(笑)、バリバリ自分で仕事を獲っていくスタイルよりも、長く安定的に誰かのサポートができる働き方をしたい、と思っていた自分には合っているかも、と思ったのでした。

企業のオンライン事務に応募・落選。そして採用

オンラインアシスタント・オンライン秘書・オンライン事務・在宅事務…色んな呼び方があり、募集内容もさまざま。

クライアントも、インフルエンサーや経営者・企業と多種多様です。

私は、

・夫の転勤から日本に戻ったら企業で正社員として働きたい。
・複数のクライアントのアシスタント業務をマルチに対応するよりも、1つの企業内でフルリモートスタッフとして働くことに憧れを持っていた

という点で、「企業のオンライン事務」の仕事に絞って応募していきました。

その頃は時差が大幅にある地域に住んでいたし、上の子が小学校入学を控えていたのもあり、
稼働時間帯の制約もある。

「今じゃないのでは…」
と自信を失ったり奮い立ったりの繰り返しでした。

でも、受けたことがある人は分かると思いますが、在宅ワークの課題テストや面接で聞かれることって大体同じ。
慣れていけばいつか受かりそうという感覚に。

1つクリアして1つ壁にぶつかって、次の対策を練ってまた応募して……

そんなことを繰り返して、階段を一段ずつ登るように採用まで進みました。

私が在宅ワークの面接を複数回受けてよく聞かれた質問はここにまとめています↓

面接を控えた方だけでなく、応募文を送る際の参考にもなるはず。
回答のコツを意識して応募に挑むことをおすすめします◎

そもそもオンライン事務の仕事ってどんなことをするの?

オンライン事務の仕事はほんとに多種多様です。

よく見かける内容としては、

  • ECサイト運営業務

  • セミナー運営スタッフ

  • メディア監査・広告運用

  • マーケティング会社のアシスタント業務

などがありました。

私の場合は、「無理なく働けそう!」と思う募集に応募していき、メンバー全員がフルリモート・フルフレックス制のECサイト運営の企業に事務スタッフとして採用いただきました。

フルリモートで企業で働く形は、必ずしも「事務」の募集だけではなくて、「人事/採用」、もっと規模が大きいところだと「経理」「広報」などの募集もあります。

人事だと、クラウドソーシングでの求人管理やスタッフのマネージメント・効率化の推進やHP周りの依頼など、総務のようなお仕事をされている印象でした。
 
実際にECサイトの事務スタッフとして採用された私は何をしていたかというと、まさに「ECサイト運営」です。

  • レビューの返信

  • 問合せ対応

  • 返金/返品対応

  • 受発注業務

  • 商品登録/管理

  • デザイナーさんへの依頼・商品ページ改善・計測

  • キャンペーン施策の実行と分析

  • 価格調整と競合分析

  • 仕入れ業者との折衝

などなど…

ECサイト運営といっても、幅広い業務があるんだなと入ってみてわかりました。

あ、もちろん、これらをすべて一人で担当するわけではないです。

先輩スタッフから出来そうな業務を受け継ぎながら出来ることを増やしていけるので、「自分には無理だ」と最初からブロックする必要はないと思います。

実際に企業でオンラインで働き始めての感想

ブランクが5年あった状態からの企業での初めてオンライン事務のお仕事。感想としては主に以下の3つがあります。

①生活が一変した
②私にもできるとわかった
③オンライン・時給制で働く上で大事なことを知れた

です。

超抽象的ですよね(笑)
もう少し、具体的に話してみます。

①生活が一変した

まずは、生活が一変しました。

幸いなことに、稼働時間帯は決まっておらず、自由度高めな会社で働くことが決まりました。

それでも役割があるのでセルフマネージングが必要です。

朝子ども達を送って、少し家事や用事を済まして、9時半には始業開始、などやっていくうちにいい感じに仕事ルーティンが出来ていきました。

特に私は、始業開始時間に日本は夕方時間、という時間帯だったので(泣)そこは時間に勝負感を持ってやっていました。

②私にもできるとわかった

始める前は、「本当に自分にも出来るのかな」「フルリモートで会社で働くなんて、募集要項見ていても出来る気がしない・・・」と疑う自分もいました。

だけど実際にやってみたらなんとかなるものです。

楽観的すぎるように聞こえるかもしれないけど、本当になんとかなる。

初めて使うツールばかりだったし、チャットで飛び交うワードが最初分からなさすぎて場違い感ハンパなかった私ですが(笑)

そんな私でさえ、どうにか一つずつ出来ることを増やしていけました。

スタッフの方との個別ミーティング中にこのように言われたことがあります。

「〇〇さん(私)のチャットの内容、半分も理解できていませんが、いつもすごいなって思ってます。」

私もそっくりそのまま、この方のチャット内容に関して同じように思っていたので驚きました。

つまり、テキストで見てると「なんだか難しそうなことしているな」と思うけど、実際にやっている本人にとってはそんなことなかったりするよ。ということ。

実際に業務していけば、難しそうに聞こえることでも遂行することはできるんだなということがわかりました。

(もちろん、できる=結果を出すという点で見ると、どれも難しい仕事ではありますが泣)

③オンライン・時給制で働く上で大事なことを知れた

オンライン・かつ時給制で働くうえで大事なこと、それは「結果に対してかけている時間は適正か?」と考えるクセです。

こういうと堅苦しく感じるかもしれませんが、オンラインでかつ時給制のお仕事は、安定的に働けるメリットがある反面、パフォーマンス(結果)が求められます。

自己申告制かつ、このタスクにどれだけ時間がかかったかを記録するので(しないところもあるかもしれない)、ある意味その人のコストパフォーマンスの度合いが見えやすくなります。

私はどちらかというと、
効率性重視!というよりも、

「やるならもっとこのリサーチに時間をかけたい!クオリティ高くして提出したい」

と思うタイプ。(大学の卒論もかなーり時間かけた笑)

時間のメリハリ・それは結果に繋がる作業なのか?お客様が喜ぶ作業なのか?を考える意識の部分を学びました。

効率化や自動化の意識が自分のなかでできたことは、今後にも活きてくるはず。
そんな環境のなかで実践して自分なりに結果を出せたことはとても良かったなと思っています。

退職して3ヵ月。Webライターに転身して思うこと

夫の2度目の転勤が決まり、別の国への引っ越しギリギリまで引き継ぎや通常業務を行い。

戻る気満々でお休みをいただきました。
でも、実際に引っ越してみるとまぁ大変。

新しい国での生活の立て直し、やることが多すぎて「いつになったら生活が落ち着くか未定」状態が続きました。

その間にこれまでの働き方を見直し、

時給制で効率的に、という働き方から、案件ごとの「単価制」で収入を得られるようになるのも今しかできないことかも。

と、若干後ろ髪を引かれながらではありましたが、事務のお仕事を退職することにしました。

SEOライティングを自分のブログでも取り入れ始めていたこともあり、「何ができるか分からないけどまずはライティングでお仕事できるように目指そう」とWebライターとして動き始めたのでした。

Webライターの活動を始めて3ヵ月、
今は継続案件を数社いただいている状況です。

ブログ運営を丸2年やっている&SEOライティングを書けるようになっていたということも大きかった。

とはいえ、オンライン事務からWebライター。
まだまだ方向性を模索中です。

でも、一見全然違う職種のように思えるけど、
今「企業のHP記事作成や周辺サポート」を継続的にさせていただいます。

記事を作成したり、必要事項を提案してご依頼頂けたり、クラウドソーシングで代行発注したり…

Webライティング以外のアシスタントのような動き方ができているのは、紛れもなく企業でのオンライン事務での経験や「慣れ」が活きていると感じます。

また、他の案件に応募する際にも活きていることが。

「この内容、私には難しいかな」と思う案件でも、やってみたい!と思うのは極力応募するようにしているのです。

なぜなら、「テキストでは難しそうに見えても、なかに入って実際にやってみると遂行できる場合も大いにある」とわかったから。

目の前の文章に怖気づく前に、全身全霊で応募してみて、相手に選んでもらおう、というスタンスになれたのも大きな収穫でした。

あとは、5年のブランクの専業主婦に「企業でのフルリモート事務の経験あり」と書けるようになったのもめちゃめちゃ大きいです。(笑)

結局いまも企業の中で働きたいと思っている

2024年7月現在、
2度目の転勤帯同を機にWebライターに転身して数ヶ月、「この働き方最高かも。」と思っているところです。

でも、やっぱり心のどこかでは「自分が所属する会社の価値をメンバーと一緒に上げていける働き方」にまだまだ憧れている部分もあります。

今はWebライターとして、企業と繋がっていきたい。

でもいつか、日本に帰ってフルで働けるようになったら、フルリモート会社員として働けたらいいなぁ

そんなことを思って、今の状況で成長できる環境を探しながら一歩ずつレベルアップしていきたい所存です。

えいやっ!と飛び込んでみた経験は価値として残る

在宅で働きたいと思った時、周りを見渡すと、すでにスキルがある人だったり(その人もすごい努力を積み重ねてきた人)、行動力がある人だったり、コミュ力が鬼高かったりで圧倒されることもあるかもしれません。

でも焦らなくて大丈夫。

いつだって、自分が積み重ねてきた経験が1番の味方になってくれるから。

えいやっ!と飛び込んでみて、「大変だな」「自分に合わないかもな」と思ったことも、あとから自分の行動力を示せる材料になります。

在宅で働くのは、フリーランスでバリバリ発信して人と繋がって…な人だけでもないです。

バリバリ発信して人と繋がって仕事を獲りたい人はそうしたらいいし、それがちょっと苦手な人は、そうじゃないタイプの仕事の獲得方法を探せばいい。

広い視点で「どんな在宅ワークの形があるかな?」と考えるきっかけになったらいいなと思います。

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なの:専業主婦から在宅ワーク
転勤族ママ・3児のママ
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