ドラフト候補についてお話するぞ!放送(書き起こし)

10.8書き起こし+再編集


今日もお集まりいただきありがとうございます。

今年もドラフト候補が揃いつつあるので、順を追って今日は1位候補の現状をお話しますね。


まず今年の即戦力投手についてなんですけれども、

曽谷、矢沢、菊池、荘司、吉村。

この五人がトップクラスと考えています。

しかし矢沢がこの秋、背中の痛みを訴えてなかなか二刀流できないという状況ですし、また荘司もなかなか制球が定まらない状況で中継に回されたりと、他の選手も後述しますが秋に伸び悩んだ印象です。

というわけで、即戦力投手に関しては例えば2020年の早川や、2021年の隅田といったクラスに匹敵する選手はいないというのが私の見解ですね。


一人ずつ行きますか。

まず曽谷選手ですね。三振を取って四球は少なくて、しかも日本代表の経験もあるという選手です。
ただ地方リーグ(関甲)の選手なので、高いレベルに混ぜた時にどれだけスペックを保てるかが、一つポイントかなと思いますね。
例えば、今年ルーキー桐敷が曽谷と同程度のスタッツを残したんですけれど、桐敷も4位指名で。
桐敷はファームでは活躍してますけど、一軍だとぼちぼちということを踏まえたときに、曽谷が一軍で来年どれだけやれるのかについては疑問が残りますね。
選手としてはアームアングルがサイド寄りで、変化球だとスライダーが突出して良い球ですね。スライダー自体は利き腕に関わらず有効ですが3球種目が弱いので、利き腕によって対戦結果が極端になりそうです。中継ぎ向きかもしれません。



曽谷に並ぶ左の先発としては日体大の矢沢がいますが、今秋は背中が痛いと言ってコンディションを落としてますね。
矢沢の特徴としてはマネーピッチの縦スライダーがあって、ストレートもある程度早いですね。その二つですね。リリーフとしては食べていけるかなと。
先発としてはカウントを取る球種が1個足りない感じはしますね。ピッチャーとしては未完成という印象も受けますが、野手も兼務していたので、これから投手に専念して行くことで上がり目もあるでしょう。
ただ、このコンディション不良が常態化するようであると問題なので、一巡目指名はどうなのかと。
佐藤隼(西武)のように、もしかしたら2巡にスリップしてくるかもしれないですね。

また立教大学の荘司選手は大学右先発ではNo.1ですね。
ストレートもいいんですけども、カッターが大変優秀で中継ぎでも食べていきそうかなという感じはしますね。大外れはないかなと。
ただ四死球率が高いというのが気になりますね。一巡目でこれだけ四死球率が高い東京六大学の選手はほとんどいなかったので、もしかしたら荘司選手も2巡目以降にスリップするかもしれません。
一巡目確定ではないですね。

ほかの大卒の右投手としては東都二部の選手なんですけれども、菊池吏玖。
ストレートもホップ系なのでヤクルトは好きそうですね。また東都二部はロッテと縁があるので、もしかしたらロッテに引っ張られるかもしれないですね。
菊地は一通りスライダー等変化球は兼ね備えているんですけれども、これという決め球がないのでプロだと先発で成功するか、もしかしたら中継でも定着できないかもしれないですね。これっていう決め球がないので、逆に。
それ以外はコントロールもいいですし完成度の高いピッチングを見せてくれますね。


東芝・吉村 貢司郎についても触れておきますか。
彼はカウントを作るカッターとウィニングショットのフォーク、変化球が二つあっていずれも優秀ですね。
ケチをつけるなら対するストレートが非ホップ系に見えますね。例えば西武の宮川選手や、日本ハムの西村選手のような変化球の投球割合が高いリリーフの可能性もあるかなと。大卒3年目という年齢もありますが、そこをさっぴいてもいい投手でしょうね。



対するはスラッガーですね。今年の候補はスラッガーが豊作です。
傾向として……例えば2020年は佐藤輝明がドラフト上位候補にしては三振が多い方だったんですけれども、プロに入っても成績を残せてますよね。
また去年佐藤輝明よりもさらに三振の多い鵜飼(現中日)がいたんですが、彼も今年有望株として成績を残しまして。
この二人が当たったということで、それに準ずるような三振の多くても長打の多い「ロマン系」スラッガーの価値がトレンドとして上がってますね。

その筆頭で行けば、早稲田大学の蛭間選手や、中央大学の森下選手が評価の高いタイプですね。

森下選手は特に三振率が高いんですけれどもフォアボールが選べるのがいいですね。ただ同じ東都大学だった鵜飼選手と比べるとちょっと本塁打の数が少ないかなと。スプリントも速くはないですし、プロではライトを中心に守ることになるでしょう。鵜飼選手はDH専門でしたから、守備のメドがつくことで評価が高まるのでしょうか。

蛭間選手も三振多いですが四球はしっかり選べてますね。学年が上がるに連れて長打が減り三振が増えましたが、元々のパフォーマンスを取り戻せばプロでも活躍できるでしょうね。
足が通用すればセンター、もしくはレフトを守ってもらいたいですね。

二人とも4年間概ね怪我することなく走り抜いているのが評価できますね。 本番この二人がどこで消えるかは注目したいポイントですね。



スラッガーと即戦力投手についてお話したので、
次高校生、順番に追っていこうかな。

まず、高校生外野手で筆頭といえば浅野選手。
三振をしない、四球が選べる、そして長打もしっかり打てるというところで、野手としては三拍子揃っていますね。
足も速いですし、肩も強いですし。 u18の大会でもしっかり成績残してますね。今年の高校生野手としてはハイシーリング野手の一人かな。
ただ守備ですね。ちょっと目測判断が怪しい部分があって、甲子園の動画見ましたが、もちろん浜風が吹いているので多少捕球に慣れないところがあったかもしれないんですけれども、多少ヨタつくところがあったりとプロでセンターとしてやっていくのは厳しいかなという印象を受けました。 もし守るとしたらレフト。 もしくは多少マイナスを叩きながらライトを守るというのが筋かなと思ってますね。


また、高校生でその浅野選手に次ぐ実力を持った選手、二人ご紹介します。

候補の一人として大阪桐蔭の松尾汐恩(しおん)選手がいますね。
松尾選手のいいところはまず肩が強い。 ポップタイム1.9秒とかそのぐらいでうまくランナーをさせるっていう肩もありますし、最低限のガタイ、176cmぐらいはありますね。
ショートもすこし兼務してある程度のアジリティ(俊敏性)もありますので、捕手としては充分にその身体能力を証明しているかなと。また、打撃のアプローチとしても三振も少ないですし、その割に四球も多くて好ましいですね。
ただ、フォームがいわゆるひねり系のスイングでして、バッターに背中を向けるような構えをしますので、もし上のカテゴリーで球速が速いピッチャーと相対した場合、差し込まれる懸念がある選手ですね。
こと守備に関しては問題がないので、守備型捕手としては優秀なのではないでしょうか。
また、今年キャッチャーが欲しいという球団が少ないので、1本釣りか競合か微妙ですね。 もしかしたら2巡目に残るかもしれないです。

同じく一巡相当の高校生としては誉高校のイヒネイツア選手ですね。 彼は2年生の頃は180cmでガタイが大きくてそこそこのショートかなあという感じだったんですけれども、3年生に入ってから、急激に成長していいバッターになったかなという印象ですね。長打ポテンシャルはありますね。再現性は低いですが、ハマった時のスイングプレーンが豪快です。
守備に関しては多少荒さはあるんですけれども、肩もまずまず強いですし。 ハンドリングもある程度柔らかいですし、プロでもショート守れるだけの身体能力はあるという印象ですね。
自分として気になるのは、スローの時ですね。手首がくねっと捻るので。 そこをプロがどう見るかですね。
送球にクセがあるので、そこの評価次第では順位変わったりするのかなと。
総合的には優れたショートですし、一巡目相当ですね。



後は大学生野手に移りますか?

筆頭は山田健太選手。
大学4年間立教大学のレギュラー張ってますし。その中で日本代表にも選ばれて結果を残していると。立派ですね。
ただ二塁手は厳しいかなというのが徐々に浮き彫りになってますね。今年秋のリーグ戦でも、ファーストとセカンド行ったり来たりしててセカンドではエラーを連発しているような状態なので。
今のところはファーストが既定路線かな。もしくは渡辺(日本ハム)みたいにセカンドでマイナスを吐きつつ守るかですね。
サードも見てみたいんですけれども、そこまで肩も強くなさそうなので、このままファーストに定着するのが既定路線になってしまうのかな。
足も遅めなので、レフトとかライトとかいう柄でもないですし。
入る球団のデプス(選手層の厚み)にもよるでしょうね。


後は慶応大学の萩尾ですね。
彼は今年の春にホームラン五本を打ったんですけれども、五本は珍しくてですね。慶応の岩見(現楽天)とかでも確かワンシーズンホームラン四本だったので。
今年抜けた長打力を持った選手と思ってますね。
三振が結構多かったんですけれども。今年秋に入ってからアプローチがよくなってですね。三振が減って、フォアボールを選べるようになったりと打撃の方はどんどん上向いている印象ですね。
守備の方はちょっと肩も弱いですし、将来的にはレフトの選手かなと。足は速いのでレフトは平均程度には守れそうです。

あとはちょっと触れて終わりますか?野手矢沢。

矢沢、自分なりに見てみたんですけれども、結構三振も多いですし、フォアボールはまずまず選べるんですけども、ホームランもぼちぼち程度で、どちらかというと守備が売りの評価になるかなと。
打撃のメカニクスとしては全体的にあまり癖はないんですけれども、ちょっとバットが外回りなのでプロでは三振が多くなるのかな。
プロで言えばDenaの桑原選手とかのメカニクスに近いので。
上手くそれが自身でハマっていれば、結果は残るんでしょうけど。
ちょっとスイングいじる必要があるかもしれないですね。スイング時のバットに振られてる感をビルドアップ後ののびしろと見るか欠陥として見るかで変わってきそうです。
守備の方はセンターを守れそうなスプリントはしているんですけれども、彼はそもそもDHでの出場が多いので、守備の実力もちょっと測りかねますね。
最近は野手矢沢よりも投手矢沢の方が評価が高くなってきたかなという感じですね。
ちょっと今日カミカミでした。

10月8日分書き起こしおわり


10月9日書き起こし+再編集

昨日一位候補については喋らせていただいたので、今日は2位候補の選手からいきます。
今年豊作と言われるわけじゃないんですけれども、まずまず頭数は揃ってますので、順番にしゃべっていこうかなと。
今年の高校生右腕から順番にしゃべっていって、社会人で終わります。



今年、高校生右腕で一番の選手と思っているのが近江の山田選手ですね。
彼は一年生の頃から甲子園に出場していて強豪相手にも活躍できるというタフな面を見せているのが、まずプラスのポイントですね。
また3年生の時のスタッツだけ抜き出してみると、吉田輝星が甲子園優勝した時と同等程度のスタッツなので、プロに入ってもその程度の活躍はしてくれるかなという信頼感はありますよね。
ただ上背がちょっと175cmと小さいのと最後までマックスが150キロに届かなかったのが懸念材料ですね。
対する吉田輝星は国体で152キロ到達しましたので。
また山田選手はアンダー18の試合でもあまり登板機会が与えられなかったですよね。まだ疲労が残っているということなのか、それとも何らかの故障リスクを抱えているのか、外野からは分からないので指名にリスクが高いかもしれませんが、実力の天井は充分示されている選手ですね。


で、高校生で2位前後の指名といったら山田選手程度になりますかね。

ただそれに近い実力を持った選手は三名ほどいるので、ご紹介しようと思います。


一人が日本文理の田中晴也選手ですね。
186cmで上背がありますし、しかもmax 150キロ出てるところで大変評価できる選手ですね。
また素直なフォームですね。ストレートのコマンド(コントロール)も纏まりがあります。
ただ変化球の精度というところで、依然問題があって。
例えば奥川(ヤクルト)選手のように、1年目とか2年目からすぐにローテに入って行くのは難しい印象ですね。
素材型としては充分魅力のある選手なので、三位か四位程度の指名はありそうですね。もしかしたら外れ一位とか、そういった評価も得られるかもしれません。

あとは苫小牧中央の斎藤選手も注目株ですね。
コマンドは田中選手よりも少し粗いかな、変化球もまずまずかなという選手ですね。
ただマックスがしっかり出ていますし、身長の割にデリバリーも綺麗なので3位程度の指名になるんじゃないかなと睨んでますね。

同じく、北海道の候補で行くと、門別選手が三位相当で見てますね。
こちらは左で150キロ出て、かつ稼働率・スタッツ共に問題ありませんので、同じく北海道から昨年ソフトバンクに3位指名された木村大成と同程度の評価ではないかなと。
実戦だと140キロ中盤程度のマックスに留まるようなんですけれども、今年の左の高卒投手で言えば、一番のパフォーマンスを見せてくれますね。

ほか最近評価を上げてきた投手としては大阪桐蔭の川原選手がいますね。
彼は大阪桐蔭、大阪予選といったレベルの高い環境で揉まれているのもそうですし、今年アンダー18に出場してMax 150キロを計測しましたよね。
その伸び率というのを評価して上位指名する球団もありそうですね。
デリバリーは固さを残しますが、全体的なフォームもそこまで悪くないですし、上背も188cmとしっかりあります。
例えば、大阪桐蔭と結構コネのある球団中日日ハムあたりは上位指名してもおかしくない選手ですね。
上位候補で行けばこのぐらいかな?



高卒ショートの方に移らせてもらいます。


高卒ショートで今年一番と言ったら、イヒネイツア選手なんですけれども、二番手、三番手といったら浦和学院の金田選手じゃないかなと。
金田選手は180cmとショートとしてはしっかり上背がありますし、柵越えを飛ばせる力もあるショートですね。
投手も一応兼務していましたのでこれから野手に専念するにあたってまだ伸びしろが望めるのも良いですね。
ただプレーを見る限りショートにしてはちょっと足が遅いかなというのが懸念材料ですね。
あとは捕球時のハンドリングの危うさが、またまだ目立つので、そこはまだ練習が必要な部分かなと思います。
ただ今年ショート候補が少ない中で、180cmあって打撃のアプローチも纏まりのある金田選手は貴重な存在ですので、上位指名は望めそうです。

そして彼らに次ぐナンバースリーと睨んでいるのが天理の戸井選手ですね。
天理の戸井選手は金田選手に比べてもパワーがあるように見えますね。公称もちゃんと180cmあります。
ただプレー見る限りそこまでアームが強いわけじゃないですし、かといって二塁手にしても、俊敏さに欠ける場面がある印象ですね。
なので、もう一回りレベルアップして、ショートにとどまってほしい選手ですね。
印象としてはですけど、カープの韮澤選手、Denaの田部選手に近い印象を受けましたね。

この三人がイヒネ金田戸井がトップクラスと言えるのではないでしょうか。



続いては高校生内野手へ行きますね。
今年高校生の内野手のトップとしては内藤鵬選手が挙げられていますよね。
飛ばす力はあるという感じの選手ですね。
自分はサード守備をしっかり見れてなくて何とも言えないんですけれども。
アマチュアでサードの選手がそのままサードにとどまり続けるのは結構珍しいことなので、どちらかというと、ファーストの選手と見てますね。
春までは順調に来ていた印象だったんですけれども、夏はそこまでぐっと伸び切らなかったという感じですね。
なので、自分は下馬評ほど評価上がらなかったかな。
しかも来年ファーストの選手が結構豊作なので、わざわざそこに内藤選手をぶつけるっていうのも難しい話かなと。

あとドラフト指名ありそうなとこでいえば戸根商業の内田選手ですね。
彼投手と野手を兼務しているということで、どちらもしっかり才能がある。Max 149キロ。
しかしプロでは野手の方と見てますね。現時点であまりスタッツを残しているわけではないので青田買いになるんですけれども。身体能力、足もそこまで遅いわけではないのでもしかしたらレフトとか守っている姿を見れるかしれません。フォームも素直ですし、野手専念した時の伸び代が大きいです。下位だったらおいしい選手でしょうね。


今年豊作と言われる高校生外野手の方に移っていきます。

浅野選手がもちろんナンバーワンであることは疑いないんですけれども、それに次ぐ外野手と言ったら、京都の西村瑠偉斗外野手ですね。
西村選手は今年の夏、京都大会タイの本塁打四本打ちました。そして三振は一本に抑えつつ、フォアボールを十個を選べている。
メインで投手で出てるみたいであまり守備機会は見られなかったんですが、スペック見るにmax 147キロでてますし、ライト・レフト守備に期待は出来ますよね。
打撃はフォームが怪しくてですね。右投げ左打ち特有というか、ヒッチだとかレッグキックだとか、色々組み合わせた複雑なフォームしてますので、プロがどうみるかなという感じですね。
またガタイも180cm無いので、ここからぐっと伸びるかといえばまた別かなと思ってますね。
類似選手で言えば、Denaの細川選手や巨人の石川慎吾選手に近いという印象ですね。

また高校生の外野手で西村選手に次ぐ存在と言えば関東第一(山梨)の井坪選手でしょうね。
177cmとそこまで上背はないんですけれども、これまでに三振は公式戦で一個しかないですし、その割にフォアボールもしっかり選べてホームランもしっかり打てるというところで、希少価値のある存在かなと思ってますね。ホームランバッターというより、三拍子揃った形ですね。
肩も足もまあ並程度はある感じですね。右投右打とかも珍しいかもしれません。
どういったバッターになるかといえば、こちら左打ちなんですけれども、オリックスの来田選手に近い印象を受けました。

外野手は田中多聞選手、海老根選手。楽しみな存在がたくさんいますので今年は高卒外野手には事欠かないイメージですね。



高校生外野手終わりましたので順番に大学生投手に移っていきます。



日本代表にも選ばれた亜細亜大学の青山選手の話、して行きますね。
青山選手は東都大学というレベルの高いリーグでプレーしながら、全国大会にも出場して国際大会にも出場経験のあるピッチャーですね。
今年の秋は三振が取れていないんですけれども、そこは実績のある投手なので、今後いくらか持ち直してくるかなと思ってますね。マックスは151キロなんですけれども、実戦だとそこまでアベレージは出ない印象ですね。
全国大会の時、リリーフで投げたのを見たんですけどもそっちの方がアベレージは出ていました。
もしかしたらリリーフに適性があるかもしれないですね。
もし先発で投げるとしたら、カープの九里選手みたいな、年に何百イニング食ってくれるようなイニングイーターになってくれるかなという印象ですね。
青山選手は大体二順目前後の指名になるんじゃないかなと睨んでますね。

後は田中千晴選手、彼も大変いいピッチャーですね。
上背が190cmありますし、今年の大学ピッチャーとしてはかなり早い部類であるMax 153キロ。怪我も抱えてるんですけれどもしっかり三振取れてますし。
ただ何回か先発機会を与えられているんですけれども5回以下での降板が大変多いので、もしプロに来るとしたら中継ぎ登板が多くなりそうですね。

後は三順目前後の指名と自分がにらんでいるのが八戸学院大学の松山選手ですね。
松山選手は春まで8イニングしか投げていなかった秘密兵器のピッチャーなんですけれども。
今年の秋に入ってから24回投げて35奪三振という、大変優れた成績を残してますね。
彼の動画はあまり確認できなかったんですけれども、自分の見た限り結構肩痛めそうな、肘をまっすぐ伸ばして肩でブレーキをかける投石器のようなデリバリーをしているので、今までどこか痛めて休んでたのかなと。
イメージとしてはオリックスの榊原翼選手に近いかなという印象ですね。
巨人あたりが一巡目指名したら面白いかもしれないですね。

大卒先発は九州産業大学の渡辺翔太選手や沖縄大学の仲地選手、明星大学の松井選手なんかもいいぞという声が聞こえてくるんですけれども、地方大学なもので、あまり情報が入ってこなくてですね。
まだ確認できておりません。
ただ成績や方々の声を総合する限り、ドラフト候補と充分言えるのではないでしょうか?
すみません、(笑)ちょっとyoutube等で確認していただければと思います。



大学生ピッチャーまで一通りさらいましたので、次は大学生野手、キャッチャーの方見て行きます。

大学生キャッチャーで一番手は吉田賢吾選手で間違いないでしょう。桐蔭横浜大という神奈川大学リーグのキャッチャーですね。
彼の優れたポイントといえば、その三振の少なさですね。秋までのキャリアで三振7個しかしてないみたいですね。
とにかく三振が少ない。
神奈川大学リーグはそこまでレベルの高いリーグではないんですけれども、
例えば阪神の大山は最後の秋48打席で三振1個でドラフト1位でしたし、地方大学でもアプローチを極めれば上位の余地はありますよね。
その実力の割にはなぜか国際大会に選ばれなかったのが残念ですが。
成績を見る限りは大変いいバッターという印象ですね。

吉田選手と並ぶぐらい優秀なキャッチャーとしては名城大の野口選手がいますね。
彼はホームランも打てて、三振もしないでフォアボールもまずまず選べるというアプローチとパワーを兼ね備えたキャッチャーですね。
守備の方は平均程度に見えますね。可もなく不可もなくという印象です。バッティングのメカニクスもそこまで癖無いので大コケはしないかな。


大学生キャッチャーはこのぐらいですかね?



次は大学生ショートに触れていきましょうか?


今年の大学生ショートの一番手といえば
亜細亜大学の田中幹也選手で間違いないですね。
彼は盗塁が上手いですし、とにかく足が速い。なのでショートとしてレンジが広いですよね。
打つ方もホームランをなぜか一本打ってますね。フォアボールが極端に多いですし、打撃は非力ですがとても優秀ですね。
あえて弱点を一個言うなら、166cmというガタイゆえ仕方ないところもあるんですけれども、ちょっと肩が弱いですね。プロの走力はアマのそれとは違うので、三遊間の深い打球のアウトだったり、ゲッツーがうまくとれなかったりするのかなと。
ただ、日本ハムの上川端選手、彼はアマチュアレベルでも全然送球が弱くてですね。これショート無理だろうと思ったんですけども、全然プロでショートたいへんよく守れてしまっているので。
私の目が単純に節穴なだけで、もしかしたら田中幹也選手もしっかりショートを守れる可能性もありますね。
あとは潰瘍性大腸炎にかかってるってことで、自分は安達選手ぐらいの病状なのかなと思ったんですけども。
例えば阪神の糸原選手も潰瘍性大腸炎にかかっていたみたいで、現に糸原選手はなんともないですよね。
なので田中幹也選手も病気の影響なく動ける可能性もありますよね。
そこ含めてちょっと複雑な選手ですけれども、今年のショートで行けば、一番手は間違いないですね。

また大学生ショートとしては慶応大の朝日晴斗選手が二番手に見えますね。
彼てっきり社会人に進むのかなと思ったんですけども、普通に志望届出てびっくりです。
上背はそこまでないんですけれども、ある程度長打を打つ力あるみたいですし、実際のプレイを見る限り肩も結構悪くないですよね。
ただ、わずかにレンジが狭い感じがするので、サードの控えやセカンドの控えで活躍するような、ユーティリティ選手になりそうですね。
慶應大学から直でユーティリティ指名はなかなか難しいかもしれませんが、評価できる選手と思いますね。


後は朝日選手と並ぶショートとしては創価大学の門脇誠選手がいますね。
上背が大きいわけではないんですけれども、送球もまずまず強くてですね。
バッティングは小さいなりに早いスイングしてますので、大コケすることはないかなという感じの選手ですね。
身体能力的にはプロだとセカンド向きという印象も受けます。

あとはショートでは奈良間選手は優秀ですね。5ツール揃った選手ですが十徳ナイフ状態になっているのが難しいです。ヤクルト元山選手に近いでしょうか。ポテンシャルは一番だと思いますので、なんとか開花して欲しいところです。

後は明治大学の村松選手もいるんですけれども、今年の怪我明けのパフォーマンスをちょっとまだ確認できていないので(笑)、え~と、ノーコメントで。SSを守れたら上位で間違いないのですが。

大学生外野手に移ります。
萩尾選手矢沢選手蛭間選手はきのうノートのほうに書いたので、その方を参照していただくとして、今日は杉澤龍選手のことを喋っていきます。
杉澤選手は東北福祉大学の選手ですね。
上背は大きいわけではないんですけれどもホームランを打ちまくってしかも三振少ないという、コンタクトと長打の両立ができるバッターですね。
ただ東北福祉大学がある仙台六大学は、野手の価値が高いリーグではないので。例えば、ヤクルトの元山選手は大変高い評価を受けていましたがドラフト四位指名ですよね。
もう少し突き抜けないと三位以上は難しいでしょうが、それでもいい選手だと思います。国際大会にも選ばれてますしね。

杉澤選手と並ぶような外野手だと中京大学の沢井選手がいますね。
180cm100キロの巨体で、プロだとレフトを守ることになりそうな選手ですね。
彼はフォアボールも選べて、本塁打も打ってて三振も少ない理想的なタイプのスラッガーですね。
懸念材料としては、一部報道によると接種規定を満たさず、日本代表選考対象外となったってことなので。
そこでちょっと、味噌がついちゃったかなという感じですね。問題がなければ大変いい選手だと思ってますね。


ほか、大学生外野手で注目株としては東京大学の阿久津選手ですかね。
彼は野球の経験が少ない中で東京六大学というトップのリーグで活躍している選手ですね。
しっかり強いフライは打ってますし打撃ポテンシャルは感じますね。
ただ守備は問題ありますね。レンジも広くないですし。送球は結構山なりになる場面が多いので。二塁手に届くのに山なりだったり。
プロではDH、もしくはレフトでしょう。
大変面白い経歴ですので、そこを買った球団が下位でとってくれるかなと思ってますね。MLBだとアメフトと野球の二刀流はよくありますし。


また、注目株としては、東日本国際大学の上崎選手ですとか、立教大学の道原選手も優秀な外野手ですね。


あとは、この程度かな?


ぼちぼち社会人の方に移っていきますね。
社会人で優秀な選手といえば、大阪ガスの河野圭選手が吉村に次ぐ社会人で名前が上がって来ますね。
彼は直球のコマンドがいいですし、高卒3年目にも関わらずしっかり151キロのマックスが出てますね。防御率は2年目のBABIPの下振れから3年目のBABIPが上振れて見栄えが悪いですけど。
スタッツは一巡目で指名された選手と比べると物足りないかなという印象を受けますし、上背も176cmと小さめですよね。
ただ伸びしろの評価という形で、今年大卒の投手も少ないですし、充分1位もありえるでしょうね。

また、河野選手に並ぶ社会人ピッチャーとしては
鷺宮製作所の小孫選手がいますね。
彼は155キロマックス、また150キロ程度ならコンスタントに記録してきますね。
彼は創価大学時代から球速は出るんだけれども、コントロールがまとまらずにズルズル自滅して行くというピッチングだったんですけれども、今年、社会人3年目に入ってから急にコントロールがまとまりだして、三振もしっかり取れるようになったという選手ですね。
依然直球のコマンドはやや怪しい部分が残るかな、馬力で押す感じのピッチングになるかなという感じですね。フォームは逆Wっぽくなりますが、社会人選手で気にすることもないでしょう。
選手でいえば、巨人やロッテで活躍した沢村選手に近い印象ですね。
もしかしたらリリーフかもしれないし、もしかしたら先発で行けるかもですね。


あとは先発候補で言えば、トヨタ自動車の吉野選手。
今年の即戦力ピッチャーの中では大変まとまったピッチングを見せてくれるピッチャーですね。
上半身のコンディション不良を最近抱えてたというのが不安要素で、その以前にも怪我してるようなんですけれども。
max 150キロとありますが、アベレージはそこまで出ない印象ですね。
社会人時代の登板では大崩れはしていないので、今年の先発の中では安心感を持って見れますね。


自分が大学のときからちょっと見てたんですけど、トヨタ自動車の長谷部銀次選手も大変優秀なピッチャーですね。
主に、左のリリーフの選手なんですけれども三振もしっかり取れてますし。
上位候補のダークホースとも言える存在ですね。
ただ大学時代から怪我を抱えてたりするので、そこが懸念材料かなと思ってますね。


後は先日投げましたけれども、東京ガスの益田選手も充分ドラフト候補に入ってくるかなという感じですね。
彼はスタッツは決して良くないんですけれども、球速が魅力的ですね。
今年東京ガスが都市対抗野球の予選を免除されたことであまり実戦機会がなかったので、プロ側がそこを使い減りの少なさとしてみるか、サンプル数の少なさとしての不安要素としてみるかで評価が変わって来そうです。
完封は都市対抗の1回だけで、プロでは中継ぎメインになりそうです。中継ぎならまた印象変わるかもしれませんね。


あと、注目株としてはJR東日本の小谷野選手だとか。
エネオスの関根選手。日通の高野選手。
同じく日通の前田選手は昨年指名漏れでしたがいいピッチャーと思ってますね。
後は東京ガスの臼井選手も大変気になってますけども、まだ映像でピッチングを確認できてないので。後でちょっと研究しておきます。


あとは、そのぐらいですかね?

社会人野手は不作ですね。
これといった候補はいないですね。
もしかしたら楽天小深田のように実は評価が高かった選手もいるかなという感じですね。
後は独立候補も今年豊作とはいえないでしょうね。


あとは以上かな?
だいたい2巡目から4巡目までに指名されそうな選手を一通り、お話ししました。


ほか突っ込んで欲しい内容があったらぜひツイッターのほうにお話していただければ、いつでもご回答しますので、私でよければ。
また、ドラフト当日にまた放送させていただきますので。
その時も、ぜひお付き合いの方、よろしくお願いいたします。
それではこれで失礼いたします。
ありがとうございました。

10月9日書き起こし おわり

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