ジョゼちゃんの可愛い所、全然話し足りなかった。

　昨日ジョゼと虎と魚の感想を書いたんだけど、布団に入って横になってたら、全然好きが足りてなかったな、って反省してしまった。

　実際、好きというよりは「こんな映画だったよ～」って意味合いが強すぎるし、そもそもネタバレしかしてないからあまり良くなかったな、と思い、ここが可愛かったよジョゼちゃんという目線で書いていきます。

　まずそもそもジョゼちゃんのビジュアルが可愛いですよね。淡い栗色のふわふわで、癖っ毛の強い髪が彼女の動きに合わせてなびく様には目を奪われます。劇中、彼女はある決意をし、その際に髪を切り揃えますがその髪型もまた可愛い。ちょくちょく恒夫とデートする時に髪型変えてるけど、それ自分でやってるの？マジ可愛いねこんなの誰だって恋に落ちちゃうよ。

　その眉上で切り揃えられた前髪の下には、意志の強そうな、ある種のネコ科の動物を思わせるような爛々と輝く目があります。強くねめつけ、眼前の人を身じろぎさせるその目は、実際には数えるほどしか人と触れ合ってこなかった自身が他者との交流を拒絶しようという気持ちの裏返しでもあります。また、その目は劇中でもまるで幼子のように興味、怒り、絶望、そして恋心と様々な色を映し出し、その度にジョゼを魅力的に演出します。

　日に犯されぬその白い柔肌と、触れれば壊れそうな唇にも触れておかねばならないでしょう。元来、外出する事が少ないジョゼは肌が白く、その白さが彼女自身の実体験の少なさを象徴します。白い肌の女の子が上気した赤い頬をすると、赤と白のコントラストが大変よろしく、あぁ、だから古来から紅白は縁起がいいんだなという感情を呼び起こされてしまいますね。あと、アニメでは基本線で描かれる唇が強調されるときにやたらと肉感的に表現される奴あるじゃないですか。あれズルいんですよね。あれにボクは弱いんですよ。あれ、ジョゼと虎と魚たちにあります。

　あと、ジョゼがやたらと手足が細い。多分、車椅子生活で筋肉がそぎ落とされるからだと思うんですけど、ちょっと異様に映るくらいに細いから、本当に心配になる。ジョゼ、本当に今まで守られて生きてきたんだな、って事があちらこちらからうかがい知れます。華奢でちょっと病弱そうな女の子、好きなんですよね。

　ただし、その儚げな外見からは想像がつかないほど苛烈で辛辣なものです。恒夫の事は初対面からアンタ呼ばわりで家から出ていけと言い出すし、その一方でアレをしろ、コレをしろと無理難題を押し付けてきます。また、話し方も関西の方言を強く押し出したものであるため、余計にぶっきらぼうで我儘、強気な印象を与えるモノに仕上がっています。美少女に「ちょっとツラ貸せや」って言われたくないですか？ジョゼ、言ってくれます。

　この関西弁、言葉は1.2か所気になる所がありましたが、イントネーションが完璧、俺が慣れ親しんだ関西の言葉そのもの。関西の人ならわかると思うんですけど、巷の関西弁って間違ってる訳じゃないけどなんか違和感があったりする事があったりするんですけど、ジョゼのイントネーションにはそれがない。マジ、めっちゃ可愛い。個人的には「連れてけ」がめっちゃ好き。「連れてけ」のけ、わかるかなぁ？

　マジで関西弁が可愛いんだよね。あとなんか、恒夫の同僚が一瞬青森のイントネーションが出るところとかも萌えなんだけど、青森にあんな可愛い子はいないんだよね。大阪にジョゼがいるのかって言えばいないんだけどサ……。

　ジョゼちゃん、ちょっとぶっきらぼうなんだけど、キチンと恒夫が積んできた四葉のクローバー水にさして置いたり、二人の思い出の品を大事に飾ってたり、そういうところがマジで可愛いんだよな。自分と一緒に遊んだ時の小物を大事にしてる女の子マジで可愛くないですか？もう辛抱たまらん。

　ジョゼちゃんが俺には当たり厳しいのに、他の人と喋る時は俺の事を探してしまったりするの本当にゾクゾクする。二人でグズグズな共依存の関係になりたい。俺にはジョゼが、ジョゼには俺がいるっていう関係。絶対最後には詰む袋小路の道を、二人でそれに気付かないふりして一緒に歩んでいきたい。でもジョゼには恒夫がいるから、じゃあ、俺は？

　ジョゼちゃんがベッドに座って絵を描く姿が可愛い。かぶりつく様に覆いかぶさりながら、背を丸めて何度も筆を走らせるジョゼちゃんを横でずっと眺めてたい。庭からは虫の声がして、足元にはユキチがいて、そんな秋の長夜をずっと過ごしたい。

　でもやっぱり、普段はあんまりおしゃれとか気にしてなさそうな(ほんとか？）ジョゼが恒夫と出かける時に髪を櫛で梳かしてるのを眺める観葉植物とかになりたいな。無限にジョゼと恒夫のデート見てたい。二人が手を繋いで桜並木歩いてるのをすれ違いたいよ、俺は。

　どれだけ冷たい仕打ちをしても、やっぱり恒夫のピンチにはジョゼが助け舟を出すし、ジョゼが打ちひしがれる時には恒夫が手を差し伸べる、そういう関係性がやっぱり一番いいんだよ。これ、俺がジョゼと恒夫に大河と竜児重ねてるだけじゃない？

とらドラ！好きはジョゼと虎と魚たちを観ろ