私の読みはどうかしている②

ちょっとどうかしたような読み方してることがタイム的な意味でもよく分かった前回(私の読みはどうかしている①)ですが、公認読手になったあたりからは一体どう変わったのか見ていきたいと思います。

まずは、2016年10月。B級公認に受かる直前くらいです。

余韻 3.181/間 1.043/初句1.018

あっ、タイムが合うようになってきました。
余韻やや長めという感じですが、数字的にはまぁ許容範囲内でしょう。
それでも聞いてみると「どうかしてる感じの読み」に聞こえるのは大体「余韻の大根ブツ切り読み」によるものかなと思われます。
初句5文字は1秒ぴったりに収まっていました。定型通り読もうとしてる様子が伺えます。

2017年10月。

余韻 3.068/間 1.122/初句 1.155

安定しています。間が少しだけ長めな感じでしょうが、普通に聞いてる分にはさほど問題は無さそうです。ただし「余韻が大根ブツ切り読み」なのでテンポ的にはあんまり良いと感じないかもしれません。
初句はまぁこのくらいでも良いでしょう。一音一音が丁寧に聞こえているなら問題ないのかなと思います。

2018年10月。A級公認読手選考会の直前です。

余韻 3.192/間 1.026/初句 1.254

余韻はうっかり長めになるところでしたが、「必殺・大根ブツ切り法」を用いて何とか時間内に納めようとしていたようです。良い子は真似しないでください。
初句が少し長めになりましたね。これがダメかと言ったらダメという事も無いんじゃないかなと思います。選手が待たなきゃ聞こえないとかそのくらい間が空いてるというワケでもないから、そう問題にはならないでしょう。

2019年10月。A級公認になってから4つの公認大会を経験しました。

余韻 3.019/間 1.193/初句 1.305

初句がちょっとどうかしてしまったように感じられます。
同じ「しらつゆに」までの発声が0.3秒違うとどのくらい違うか手元のストップウォッチで時間に合わせながら読んでみたら
1.0秒台→テンポよくキレがある
1.3秒台→一音一音が少し長いかも…
という印象でした(※個人の感想です)
実際、大会の時に「(決まり字までの)読みがちょっと長い」という声も聞こえてきたので、決まり字までちゃんと聞こえるようにというのを意識しすぎるあまり、一音が長くなってしまっていたのかもしれません(決まり字まで聞こえるようにというのはもちろん当然のことではあるのですが・・・)

ということを踏まえた上で2020年8月現在。

余韻 3.037/間 1.078/初句 1.135

初句の早さが先に述べた感じになりました。とはいえ、わざわざそのくらいの感じにしようとか意識してるわけでもなく、ちょうどよいテンポであれば良いかなと思うので、機械のように常にこの数字で出し続けようとかそういうもんでもありません。ただ、前年の読みが少し長すぎやしませんかと思ったので、もう少しリズム感を持って読んでます的な感じです。
余韻・間についてはおおよそ問題なく読めてるので少しホッとしました。

以上、2012年から8年間の読みをデータ的な意味で振り返ってみました。
自分なりに一応何とか頑張ってこうしてみようとかああしてみようとかやってきてたんだなと感じます。

ようやく、何を改善したらどうなるかということについて考えが及ぶようになってきたので(今更)、なかなか大会が開催されない今だからこそ「練習中の中途半端な状態」を人に聞かれることなく練習することができるという今の状況をラッキーだと思って取り組んでいきたいなぁと思います。

最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。

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