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特に高みは目指さないけど読みは覚えたいという人向け読み方講座

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とりあえず競技かるたの読みを覚えてみたい、という人向けの内容です。
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#競技かるた

特に高みは目指さないけど読みは覚えたいと思っているあなたへ①声に出して読もう

第1回は「別に公認読手にまでなりたいとは思ってないけど、とりあえず練習会で読める程度にはなっておきたいな~、でも講習会に行くのはなんかハードル高いんだよな~できれば人知れずこっそり練習してみたいな~」と思っている、ビビりな方向けの読み方講座です。

そういう方が「読みを少しくらいは覚えておきたい」と思う理由の大半は「練習会でみんなが普通に取れるような読みが出来るようになりたい」じゃないかと思います

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特に高みは目指さないけど読みは覚えたいと思っているあなたへ②テンポの取り方

第1回では、実際に声に出してみた上で、どんな音程を出して読んだかについて考えてみました。今回は読みのテンポの取り方について説明していきたいと思います。

競技かるたの読手は、とりあえず適当に声を出して読んでるというわけじゃなくて、一定のルールに沿って読んでいます。それは「5-3-1-6方式」というルール(※2020年4月改定)です。競技者の人であれば一度は聞いたことがある数字だと思いますが、これは

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特に高みは目指さないけど読みは覚えたいと思っているあなたへ③読む時の立ち振る舞い

前回は「読みのテンポの取り方」について説明しました。今回は「読手から見る1試合の流れや立ち振る舞い」についてお話していきたいと思います。

時々、読手をやることに躊躇してる方から聞かれるのが「試合の場に立った時に何をどうしていいのか分からない」という言葉です。何をどうするとは「読み方が分からない」という意味もあるのでしょうが、中には「立ち振る舞いが分からない」という方もいらっしゃるようです。
何を

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特に高みは目指さないけど読みは覚えたいと思っているあなたへ④よくある読み間違い

さて今回は、読みを始めたばかりの人がよくやりがちな「読み間違い」について書いていきたいと思います。

まずは、頻出度が高い間違いから。

我が袖は汐干に見えぬ沖の石の
人こそ知らね乾く間もなし
(小倉百人一首92番・二條院讃岐)

はい、これ何と読むでしょう?
ふりがなはこちら。

わがそではしおひにみえぬおきのいしの
ひとこそしらねかわくまもなし

正しく読めましたか?良くある間違いが「汐干に見

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特に高みは目指さないけど読みは覚えたいと思っているあなたへ⑤発声練習をしてみよう

さて、今回は「発声練習」についてお話していきたいと思います。

かるたの練習をする時には、ただ対戦するだけでなく、払い練習や札の認識度を上げる練習などの基礎的な練習もやると思います。かるたに限らず、基礎になる練習というのは大事なものです。
声を出すことも同じで、やっぱり少しでも練習をするに越したことはありません。でも、発声練習なんてやったことがない!何をすればいいのか分からない!という人向けに、私

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