iPad mini2の液晶パネル交換

液晶画面が白く霧がかかった現象

  • 2018/9に中古(1年保証)で購入しテレワークのzoomなどに利用して重宝していました。又、「スマホdeレグザ」アプリを使いREGZA BDレコーダに接続してテレビ番組や録画番組の視聴に活躍していました。

  • ところが、2021/8頃 朝スリープ解除をして数分後に液晶が白く霞がかかったようになりました。再起動するとその日は症状が出ない状況でタッチパネルなどの操作にも特に問題は無く使用できたので、画面用のメモリーにゴミが溜まったための現象と思い、毎朝再起動をして気にせず使用していました。

iPad mini2
正常な画面


霧がかかったような画面

原因調査

  • ところが、その後、再起動しても頻繁に発生するようになったことから同様の現象をネットで検索したら、液晶パネルの故障(劣化)が原因の投稿が多くあり修理を検討しましたが、修理費が高額で、iPad mini2が既に最新iOSのサポート終了となっていることと中古で安く購入したことから修理をせずに、iPhone HDMI変換アダプタ(Amazonで980円)を購入してHDMI接続のディスプレイで閲覧する方法で使用を継続しました。

iPad mini2修理の検討と準備

  • ネット検索の中でiPad mini2を自分で修理する記事があり内容を見るとかなりハードルが高いと思ったが、YouTube動画などを何度も見て修理イメージを確認し自分でも修理できそうだったため、修理に必要な工具(プロフェッショナル スパッジャー修理ツールキット)をAmazonで購入し、まずは一番難しいと思われるタッチパネル 分離(強力粘着テープで本体に密着しているためツールを使って剥がす作業)にチャレンジすることとした。

  • 液晶パネルは 6,700円と高額で、タッチパネルの下にあるため、まずはタッチパネルが問題なく分離(剥がす)できてから購入することとした。

分解するiPad mini2(DAISOのiPad mini2用ケースに収納)
プロフェッショナル スパッジャー修理ツールキット(Amazonで490円)
1番上のタッチパネル部品(分解後撮影)
2番目(タッチパネルの下)の液晶パネル部品(分解後撮影)
3番目(液晶パネルの下)のバッテリ保護用金属プレート部品(分解後撮影)

iPad mini2の分解作業

本体ケースとタッチパネルの周囲を密着している強力両面テープをドライヤーの熱で柔らかくする
温まった本体とタッチパネルの間にナイフ型スパッジャーを挿入しタッチパネルを慎重に剥がす
タッチパネルの剥がれた部分に平らなスパッジャーを差し込んで元に戻らないようにする
ナイフ型スパッジャーを使ってさらにタッチパネルの周囲を慎重に剥がしていく
棒型スパッジャーも差し込んで元に戻らないようにしてドライヤーで温めてさらに慎重に剥がす
ようやくタッチパネルを破損することなく分離できた(この作業が全体の80%の感じ)
本体とタッチパネルの周囲に両面テープが黒く付着している(後できれいに取り除く)
液晶パネルを止めている4本のねじを取り外しても金属プレートを外さないとケーブルが外れない
金属プレートの下にはバッテリとタッチパネル,液晶パネル,バッテリのケーブル固定部品がある
ケーブル固定の部品を取り外すと液晶コネクタ(左上),タッチパネルコネクタ(右上),バッテリコネクタ(下)がありショートを防止のためバッテリケーブルを外してから他のケーブルを外す
液晶パネルのケーブル取外し
タッチパネルのケーブル取外し(右上のビニールパック内がケーブル固定部品とねじ)
分解した部品は部品毎に部品名称と一緒にビニールパックに入れて保管する

iPad mini2の組立作業

  • Amazonで購入した新品の交換用液晶パネルが到着したので、早速、組立作業を開始した。

液晶パネルが2週間程度で到着(厳重な梱包)
専用の修理用ツールが同梱されていたが使用せずに済んだ
同梱のタッチスクリーン粘着両面テープ
タッチスクリーン粘着両面テープを本体側の周辺に貼付け
ケーブルコネクタの関係で先にタッチパネルを接続する
次に新しい液晶パネルを接続後バッテリコネクタを接続して仮組する
仮組の状態で電源を投入して画面が表示されることを確認する
本組立としてケーブル固定部品,金属プレートを固定する
液晶パネルの保護シートを剥がし液晶パネルを固定後、ケースカバーを止めるマグネット2個を以前付いていた所に取付け粘着テープのタッチパネル側を剥がしてタッチパネルを本体に張り付ける
組立完了後の正常動作確認のため電源を投入する
ホーム画面が問題なく表示された
タッチパネルと本体を粘着テープで確実に密着させるためドライヤーで粘着剤を柔らかくする
粘着部分をDAISOのミニバイスやクランプなどで圧着する
  • 1日圧着したのちに圧着工具を取外し作業完了

最後に

  • ハードルの高い修理でしたが無事終了して、新品同様に使用しています。

  • 一番難しかった作業は、タッチパネルを本体から剥がす作業でタッチパネルを傷つけないように割らないように気を付けましたが、タッチパネルの内側塗装(白)と本体側のメッキ部分を少し傷つけました。

  • 作業としては液晶に同梱のプラスチック工具よりも、別途購入した「プロフェッショナル スパッジャー修理ツールキット」が作業しやすかったと思います。

  • 又、タッチパネル破損などによる交換やバッテリ劣化による交換の際も、ケーブル接続部分が金属プレートの下にあるため今回と同様の手順で作業する必要があります。(タッチパネルやバッテリ部品はそれぞれAmazonで2千程度で入手可能です)

  • iPadmini2は5歳の女の子のお遊び用Padに生まれ変わりました。

お気に入りの「おしごとアプリ」

以上

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