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何者にもなれない

何者にもなれないのだ、という絶望感と閉塞感を常に持って生きている。
まだ何者かになりたい人間だからいつもうっすら絶望してる。まだ何者かになれると思っている自分に絶望してるし、そんな自分が嫌いじゃない自分に絶望してるし、そんなこと言いながら聞き分けよく毎日生きてて絶望している。なんの行動もしない自分にまだ絶望している。自分に期待する自分に絶望している。私は自分に絶望している。その絶望ごと受け入れて生きていくしかない。でも、どこかでまだ何者になれるんじゃないかと思っているから、たまにまた絶望して、絶望を深めている。手軽な娯楽で絶望を埋めている。
でも
でも
でもでも
そんな手軽な娯楽から、娯楽が繋ぐ人との関わりが、自分の動きが、もしかしたら何かを掴むんじゃないかと僅かに期待しながら、またうっすら絶望しながら、絶望ごと受け入れたふりをしながら生きるしかない。

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