田中泰延「読みたいことを、書けばいい。」を読んで

 最後まで面白かった。

面白かった、という一言は小学生にでも書ける感想だけど、この本のオチに思わずふっと笑ってしまった。だから素直に、面白かったと言わせて欲しい。

面白かった、だけじゃ分からない。どんなところが面白かったのか具体的に教えて。

そう突っ込まれそうな感想。私は物事を割と感覚で捉えるタイプのようだから、詳しくとか論理的にとか言われてもすぐにすらすらと言葉を並べることはできないけれど(誰にも頼まれてないけど、食レポはきっと苦手。美味いものは美味い、で終わってしまう。ちなみに、美味しいものを食べたときの私の最上級の感想は、“うんめぇっ!”です。)、私にとって本書は文章の書き方を面白く学べるものだった。

文章の書き方について述べられている本のはずなのに、ちょくちょく笑ってしまった。なるほどそうか、と勉強になる部分もたくさんあったけれど、それ以上に著者が「自分が楽しい」と感じているだろう書き方が面白かった。

このnoteを始めてあらためて文章の書き方を学んでみたくなり、この本を手に取った。(と書くとかっこいい(?)けど、本音は欲望の塊みたいな感じで、私もたくさんの人に読んでもらえる文章を書きたい! あわよくば書くことを仕事にしたい! 本だって書いてみたい! と思ったから。→よし、勉強しよう。→おや、Amazonにこんな本がある。タイトルに惹かれる。→ポチッと即購入。)

ただ、本書を読むと文章を書いてみたくなることは事実。実際私は書いてみたくなり、こうしてnoteに投稿している。自然と読んだ感想(感想と言えるほどの内容ではない。感想ではなく、読みました⭐︎という報告に過ぎないことくらい私も分かっています…。)を書きたくなるのだから、本書と出会えてよかった。書きたい欲が刺激された。

“書きたい欲が刺激された。”

文頭に持ってくるのはこの一文の方が良かったかな、なんて思いながらこの記事を閉じます。(いきなり)


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