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持ち方は自由自在

私は編み物教室に行ってたのですが、糸の持ち方が独特であるにもかかわらず、訂正はされませんでした。

私の持ち方は、

こんな時も、すべる糸だと2回巻いている時もあります。もともとレース編みをしている時に、お店の人に教えてもらった方法。もうこの方法で20年くらい編んでから教室に入ったので、先生も訂正はしませんでした。

フランス式とかアメリカ式とか、色々あるみたいですが、先生が言うには

「仕上がりが綺麗で早く編めるならどんな持ち方でもいい」

だそうで、私もそんなものだと思っていました。

だもので、一時期持ち手論争とか起きた際、「なぜダメと言う人がいるんだろう」と思っていました(実際には、誰かにダメ出しをされた人が怒っているだけのように見えました。これはダメと言った当事者がいないのに、論争って何ぞ?)私はこの件についてはノータッチで見守っていました。

が、一度聞かれたことがあったので、「綺麗で早く編めるならどんな方法でもok」と伝えたら、とても満足したようでした。
その人はいわゆる「グー持ち」で、最近の方に多いタイプ。

でも、グー持ちを強制したり、正しいとか言ったりするんじゃないかと、ちょっと怖かった。

編み物の持ち手には、個人の尊厳があるって、海外の本にあると聞いたのです。

つまり、どんな持ち方をしていても、持ち方はアイデンティティ。その人を糾弾したり仲間外れにしてはいけないのです。


そうだったのか。じゃ私や先生の考えは間違っていなかった。ささっときれいに編めるなら、それは良い持ち方。

だから「みんなやってる」という言い方はどちらにしても良くないって事ですね。だから、最近の子も自分たちの主張をするなら、色々気をつけて欲しいなって思います。

「こういうやり方があるんだよ、あなたはどうですか?」

くらいにしておきましょうか。

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