過去問を入手する方法(CE試験、CA試験)

1 はじめに

 入社後に過去問を入手するのが簡単なのは言うまでもないので、以下、採用内定して働き始めるまでの時間で、CE試験(裁判所書記官になるための試験)の勉強を始めたい方向けの情報を載せています。

2 入手方法

 私の同期は入社前からCE、CAの過去問を入手して勉強していました(実際に1年で合格していました。)。このように、入社前から勉強熱心な人からすると当然のことですが、過去問は公開されており、誰でも入手可能です。もっとも、図書館まで足を運んで複写してもらう必要はあります。

1 会報書記官

 日本裁判所書記官協議会が刊行している会報書記官には、毎年過去問及びその解説が掲載されます。年に4回刊行され、4冊のうち3冊に入所試験(CE試験)、任用試験(CA試験)、簡裁判事試験の過去問及び解説が載っています。所蔵しているのは国立国会図書館と一部の大学図書館です。どこに所蔵されているかは検索すれば出てきます。国立国会図書館が誰でも利用できるのは当然ですが、大学図書館については、学外利用者でも利用できることが多いですので、利用方法について各大学図書館のHPを確認してください。なお、一部しか所蔵していないところもあるので、どの年次のものがあるのかは確認が必要です。
※改正前の年度の民法の過去問については解説が改正対応していないので要注意。

2 裁判所時報

 裁判所が発行している新聞のようなものです。解説はないですが、過去問が毎年掲載されます。こちらは国立国会図書館、一部の大学図書館だけでなく、一般の図書館に所蔵されていることもあります。会報書記官よりは多くの図書館に所蔵されています。どこに所蔵されているかは検索してみてください。月に2回刊行されているので、どの号に載っているかを探すのが大変かもしれません。なお、一部しか所蔵していないところもあるので、どの年次のものがあるのかは確認が必要です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?