見出し画像

『よもぎ』と『魔除け』

こんにちは、七曜です。

今年は『よもぎ』の入手が不可能だと思い、半ば諦めていたのですが、日頃からのお話し相手である御歳を召したおじいちゃまがなんと、『よもぎ』を大量に下さったのです。偶然(?)頂いた前日の晩に「生よもぎ」を買うしかないか・・・と考えながら眠りについた日でしたので、翌日に頂いた事が本当に嬉しく小躍りしながら家路に着きました。

画像2

早速、選別していきましたが、かなりの量にまで減ってしまい、最終的に草餅15個分位作れる約100gをとる事は出来ましたので、不細工ながらも家族でモチモチしながら今朝方一緒に手作りました。

さて、この『よもぎ』なのですが、収穫時期は大体3月~5月になっています。春の新芽が食用で使われるのですが、この時期に注意したいのが、「トリカブト」です。「トリカブト」は9月~10月頃に紫・白・黄色・ピンクの花を咲かせるのですが、『よもぎ』の収穫時期には「葉」だけが伸びており、その「葉」の部分が『よもぎ』とよく似ていますので間違えて収穫しない様にしなければなりません。上画像が『よもぎ』の「葉」の部分で、下画像が「トリカブト」の「葉」の部分になります。

トリカブト

パッとみた感じでは見分けが付き難いのですが、「葉」の裏をみると一目瞭然で、「産毛(白く見える)」が生えている方が『よもぎ』で、「スベスベでツルっ」とした方が「トリカブト」になります。これだけを知っておければ良いと思います。

もし、仮に誤って「トリカブト」を食べてしまった場合、食後10~20分以内に症状が出ることが多いと言われています。その主な症状としては、厚生労働省のホームページに下記の通りに記載されています。

一応ですが、以下にも症状を書いておきますね。

【症状:】                                                                                                           口唇や舌のしびれに始まり,次第に手足のしびれ,嘔吐,腹痛,下痢,不整脈,血圧低下などをおこし,けいれん,呼吸不全(呼吸中枢麻痺)に至って死亡することもある。

自然からの恵みもその時期その季節で取り入れて行くのも良いと思いますし知識にもなります。そして何より添加物の少ないものを作れると言う楽しみも増えてきますので、子供さんやご家族様、知人・友人様との楽しい時間を共有出来るのではないでしょうか?

しかも『よもぎ』は古くから食用に用いられ、草餅や天ぷら、医療用においては薬草として用いられており、古くから邪気を払うと信じられていたとか。

『よもぎ』は、世界中のいたるところに分布しその種類は250種類ともいわれていますが、東西を問わず魔除けの力をもつ植物と考えられており、古代ローマではニガヨモギを身につけると災難を避けたびに疲れないと信じられ、ドイツ、オランダ、イギリスなどでは聖ヨハネの祭日(6月24日)あるいはその前日に収穫したニガヨモギを焚き火でいぶしたり戸口につるして魔除けにしていたと伝えられています。

また、インドやチベットなどアジアでは魔除けのためのお香として用いられ、日本の先住民族であるアイヌ民族も『よもぎ』の葉茎を束ねたもので身体を払って清めたり、『よもぎ』人形を飾って病魔を追い払ったと記されている様です。

スピリチュアルにも通じる不思議な魅力を持っている『よもぎ』ですが、本当に素晴らしい効能を沢山持っている『薬草』です。皆様も是非、お時間が有る時にでも探してみてくださいね。因みにですが、ごく稀にアレルギー症状が出てしまう方もいらっしゃるそうなので、どちらか判らない時にはまず、『よもぎ』を揉んだ汁を手の甲や手首等にこすりつけてみて自己診断をしてみて下さいませ。


よもぎ2

子供の頃にした以来の餅切りでしたが、案外難しかったです。今まで時短の御餅をメインにしていましたので、作る所から始めるのは〇十年振り。大きかったり小さかったりしながら感覚を掴む頃には最後の方でした。

あるあるですよね・・・・・。

では、最後になりますが、効果・効能も書いておきます。

【効果・効能】                                  浄血・増血作用、デトックス効果、利尿作用でダイエット・むくみの改善、腸内環境を整え、便秘を解消、美容効果、老化防止・シミやシワ、コレステロール値の改善、貧血の予防、体を温める効果、冷え性の体質改善、リラックス・安眠作用、アトピー性皮膚炎の改善、がんの予防

最後まで読んで頂き有難うござました。



七曜 高耶


サポートをありがとうございます!