トニー賞授賞式2002

 今年のNHKの中継は、同時通訳がイマイチだったり作品紹介等のテロップが入るのがタイミング悪かったです。ま、生中継なので仕方のない部分ではありますが、字幕テロップが入ることを期待して再放送を保存版として録画する予定です。
 しかしトークゲストはなんてゆーか…いらないですね。やっぱりシンプルな中継&データ解説等だけで十分のような気がします。
芸人マチャアキには期待してたのに、以外と詳しくなくてしかも知ったかぶりで、説教ぽい話しぶりを聞いててもしらけちゃいました。

「オクラホマ!」「イン・トゥ・ザ・ウッド」「マンマ・ミーア!」の再利用組(笑)は流石に楽曲に力を感じました。が、観たいなぁと思ったのは「ユーリンタウン」くらいでした。
「成功の甘き香り」は…ちょっと暗そうでパス。「マンマ・ミーア!」ははなから興味なし(笑)。「オクラホマ!」「モダン・ミリー」「イン・トゥ・ザ・ウッド」は過去の映像を見ていて、本当に観るとするなら見比べる形になるので、それならば「ユーリンタウン」かなっと。曲も良かったと思います。
 自分の中では意外だったのが「モダン・ミリー」。ストーリーが面白いのは十分知ってるけど、あのシーンだけ観ても魅力を感じませんでした。
 ダンスは「オクラホマ!」が良いなぁと思ってたら、スーザン・ストローマンだったんですね。納得。でも私物語が嫌いなんです(笑)

「成功の甘き香り」は15日で上演打ち切りだそうです。

 トニー賞再放送では、私の期待通りスピーチ&ステージは全て字幕となり、生放送の時のスタジオゲストが一切出ず、変わりに関連情報が盛り込まれました。
 再放送の構成のほうが私は好きです。
 しかしあそこまで変わっちゃうと、もはや再放送と言えない気が……

 先日の同時通訳と今日の字幕と比べると、言っている内容が全く違うものがかなりありました。
 同時通訳をされていた方は演劇関係に強くなかったか、或いはジョークの多いスピーチの同時通訳そのものが難しいものなのでしょうか。いずれにしても、同時通訳の難しさを改めて感じました。

 前々から「トニー賞なら同時通訳より字幕派」の私にとって、今回の生放送は要らなかったです。確かに速報性が強い生放送も良いかもしれないけれど、直接速報を受け取ろうと思えば出来る今の時代は、特に生に拘らなくても良いのでは、と思います。
 再放送の関連情報とは、それぞれの候補作の簡単な紹介や生で司会をしていたアナウンサーの現地レポート@デジカメ、そして授賞式前後のパーティーの模様などで、私がよく知らない色々な人にコメントを貰っていました。
そこまできちんと取材しているのなら尚更、その内容が見られない生放送なんて要らなかったです。ちなみに私は既に生放送のビデオを潰しました。
 再放送を見れなかった人の為に、もう1回再放送版を放送してほしいものです。……例年の状況からいって無理っぽいけど(泣)
 ……ま、去年よりは全然良いんですけれどね(笑)

(初出:2002年6月5日~6月11日)

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