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わたしの時間だけが止まっていた

最近自分の働き方についてよく考える。過去の、4年ほど前のアカウントを見たら、その当時自分を慕ってくれていた人たちが起業したり社会人としてのスキルをどんどん身につけていた。あの当時はスタートアップでマーケティングをしたり新規事業を作ったりしていた。

私の時間だけが止まっている。

寝ずに働いて、アイデアがどんどん産まれていたあの頃、実は躁状態だったらしい。それに気づかず無理をして、気づけば身体が動かない状態になってしまった。精神科で、双極性障害という病気だと言われた。どうやら一生付き合っていかねばならない病気らしい。

当時の恋人が、専業主婦になりなよ、ゆっくり生きればいいなどと言ってくれていて、ゆっくり生きることを目標に生きてきた。しかし破局した。自分を甘やかすことを大切に生きてきたけれど、甘やかし続けた結果、怠惰な人間になってしまっていた。人生に自分で責任を取ってこなかったからこうなったのだ。これから、自分の名前で生きていかねばならない。

自分は、どんな仕事ができるだろうか。

小学生時代、漫画とその貸し出しカードを作って友達に貸し出したりしていた。通貨を自分で作って流行らせたりもした。父のオフィスで通貨のデザインをし、大量コピーして友人に配っていたら、通貨として使われ始め、宝くじをやり始める人が出てきたり、通貨を渡して掃除を代わってもらう人が出たり、最終的には先生も関わってきたりして、とても面白かった。大学時代はZINEやブランド作り、サークル作りもした。SNSでフォロワー20万人のアカウント作りもした。

根っからものづくりが好きなのだ。好きなはずなのだ。

スタートアップで新規事業を担当した時、エンジニア兼デザイナーの人とのコミュニケーションに歯痒い思いをしてエンジニアになりたいと思うようになったのを思い出した。外注するのも嫌いだ。根本には、何かを自分で作りたいという欲求がある。それで2年前に42を受けた。42の同期も、どんどんスキルを身につけて遠い世界に行ってしまった。

今、働いてはいるが歯車のー部のような気がしてつまらない。ただ点画を作る、そんな仕事を淡々とやっている。もっとクリエイティブなことがしたい。作れと言われたものをただ作るだけなのはとてもつまらない。もっと自由にものが作りたい。制約が多い媒体を扱っているが、制約が多いからこそクリエイティブさを求めて追求していくこともできるはずだ。目の前の仕事に真面目に取り組んでいきたい…気持ちもある。

今の会社で仕事を作り出して、交渉して自分に都合のいいポジションを目指すべきか?
それとも違う会社で経験を積んで自分の生きやすい環境を目指していくべきか、、、

双極性障害という無理してはいけない精神と、すぐに熱や頭痛になる無理してはいけない身体と、どう向き合って生きていくか。自分でも役に立てる場所はあるのか、模索していかねばならない。


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