総員第一種レポート期間
「総員、第一種レポート期間!
繰り返す 総員第一種レポート期間!」
びーびーびーびー!
教授「ふっ ・・・ 提 出 ・・・。」
院生1「提出!?零はテストを受けたでしょ??まさかレポートも提出なの?!!」
院生2「他に道はないわ」
院生1「ちょっと・・・零はまだ学部二年生でしょ?レポートを書く人がいないわ」
院生2「さっき届いたわ」
院生1「マジなの?」
院生2「零くん?」
零「はい・・・」
院生2「あなたが書くのよ」
零「え?」
院生1「でも法学部院生でさえレポートを仕上げるのに七ヶ月もかかったんでしょ?バカ学部二年生のこの子にはとても無理よ!」
院生2「ネットで検索すればいいわ。それ以上はこのバカには望みません。
今はレポート提出が最優先事項です。その為には誰であれレポートを少しでも提出可能と思われる人間に書かせるしか方法は無いわ。分っているはずよ、院生1。」
院生1「そうね。」
零「先生・・なぜ書かせるの?」
教授「お前の考えている通りだ。」
零「じゃあボクがこれを見てレポートを提出しろっていうの?」
教授「そうだ。」
零「嫌だよそんなの!何を今更なんだよ。先生はボクに単位をくれるんじゃなかったの?」
教授「必要だから書かせるまでだ。」
零「何故ボクなの?」
教授「他の人間は頭が良いからな」
零「無理だよそんなの・・・見たことも聞いた事もないのにできるわけないよ!」
教授「説明を受けろ」
零「そんな、できっこないよ こんなの書けるわけないよ」
教授「書くなら早くしろ、でなければ帰れ!!!!」
院生1「書きなさい」
零「嫌だよせっかくテスト受けたのに・・・こんなのないよ!!」
院生1「零くん?何のために大学にきたの?だめよ逃げちゃ、単位から・・・何よりも自分から・・」
零「分ってるよ!でも出来るわけないよ!」
以下延々と略
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