ALL WORKS AND NOPLAY MAKES JACK A DULL BOY
レポートを提出した零くん、冬休み明け、授業が終わった後、教授に呼び止められる。
教授「ちょっときみ。」
零「は、はい(なんだろう?ピュア 的に」
教授「君の出したレポートだけれども・・・」
教授は言った。
教授「コピペだね。」
ーーーー静寂ーーーー
零「・・・。
なぜ・・・コピペだと・・・分かりました?(にこり」
教授「教員をやっている身だからね、甘く見てもらっちゃ困る、それくらい見抜けないとね。」
零「皆やっていることです。」
教授「とにかくレポートの点数は0だ」
零「えぇ構いませんよ」
零は、にこにこしながら答え、目を見開き言った
零「単 位 が 来 さ え す れ ば!!はははは!!!!」
教授「点数はゼロだ、単位も出せない、学校側にも報告させてもらう。」
零「それは、困ります。
先生の授業には、ちゃんと授業に出ていた、私語もしなかった、
居眠りさえしていません、
優秀な学生ではないですか はははは!!」
教授「とにかく、学校側に報告させてもらう、不正があったと認められれば、
そうだね、きみが今年度履修した授業、全てに於いて単位が認められないかもしれない。」
零「そんなばかな!
四年間で卒業ができなくなります!
みんなやっていることじゃないですか、えぇ、ボクだけではありませんよ、
何なら、ボクのレポートをそっくりそのまま提出した人間の名前をお教えしましょうか?
はは、ばかげている!」
零は汗をかいている。明らかに動揺しながら弁解を始めた、
零「それに、証拠がありません、
先生、仮に、ネットからの転載を指摘したとしても、
私は、参考文献を見てインスパイヤされただけです(ピュアと事務所側には言い張りますよ・・・
ははははは!!」
教授「きみがどこからコピペしたのかも知っている、
Wikipediaだろう?誤字がそのままコピーされていたよ、
実に御粗末だ、スペルミスぐらいは訂正するようにしないと。」
零「さすが先生だ!!ボクが履修した授業の教員なだけはある」(←バカ)
零は狂ったように言葉を発する。その姿は、もう、一介・・・正式に単位をもらえる学生ではなかった。
零「えぇ良いでしょう、仮にボクが、Wikipediaから引用したとしましょう・・・、
しかしそのWikipediaの記事編集者がボクだったとしたらどうでしょう?ははは!
先生。甘いですねぇ、もう学生がWikipediaのアカウントを持っているなんて普通の事なのですよ。
まぁ・・・実際、その記事はボクはWikipediaのアカウントは持っていないのですが・・・、
あぁ先生だから告白したのですよ、もちろん学校側には自分の記事をそのまま転用しただけだと言います、
事務所の人間も保守的ですからねぇ、確たる証拠が無い限り、ボクの全履修分の単位を落とすなんて事はしないでしょう・・・
先生、もうそんな小さな事は水に流しましょう、何故レポートが自分の知識である必要があります?こんなにも情報に恵まれている。他者との共有する情報量が単に増えただけなんですよ。昔の学生が本を読んで辞書をひいた事と同じです、それを計算機に実行させているのです。原稿用紙に手書きではないとダメだと言い張るのと同じですよ、プリンターという便利な機器が出たころそれを使いこなす学生は不幸にもレポートを受け取ってもらえなかったでしょう。おわかりですか!学部生のレポートのレヴェルの情報をネットから得る事は今や容易に可能になりました、自分の持っている情報を他者と共有して何がいけないのでしょう、むしろ素晴らしいことではないですか、・・・そうですね、ボクが他者からの知識を利用してレポートを作成する・・・オープンソースのソフトウェアの様なものです、それをそのまま論文に概念だけ使用したような形です、えぇ、現に気がつかない教員、ましてやパソコンすらろくに触ったことの無い教員もいる世の中です!これがディジタルディヴァイドの波ってやつですよははははは!!以下延々とryなので単位は出してね。」
教授「あれは私のアカウントで投稿した私の記事だ」
零「OTLごめんなさい」
教授「だめ」
零「('A`)」
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