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”子供がいるから”働くことを諦めていた私が広報になるまで

こんにちは!ガレージファクトリーの七瀬です。

今回は「女性の働き方」について少しお話したいと思います。

女性はとくに子供を産むと生活がガラっと変わって、今までと同じ働き方ができなくなることが多いと思います。

私自身、下の子を産んでから社会復帰しようと就活をはじめたのですが、職歴も資格もない。保育園も決まっていない私を雇ってくれるところはありませんでした。

しかし、諦めかけていた時に「フリーランス」という働き方を見つけ、ライターの仕事をスタート。今勤めているガレージファクトリーに入社したのもこのライターの仕事がきっかけなんです。

今回は職歴も資格もなかった私が広報になるまでの道のり、今の働き方についてお話したいと思います。

わたしのこれまでの経歴

<これまでの経歴>
2012年に短大を卒業して新卒で就職。1年後、結婚出産を機に退職。
2018年フリーランスのライター
2020年10月にガレージファクトリーへ入社

そうです。フリーランスになる前は社会人歴が1年しかありません。

21歳で上の子を出産したので職歴が1年しかなく、私はずっとこれが負い目で就活をはじめたとき履歴書を見られるのが本当に恥ずかしかった。

でもなんとか働きたい。仕事がしたい。このまま専業主婦でいたら社会からどんどん離れていく気がして怖かったんです。

就職活動をする前に子供たちの預け先を見つけるため、市役所へ保育園の申し込みに行った際に言われたのが「求職中の方はおそらく順番がまわってきません。先に仕事を見つけてきてください」でした。

私の住んでいる地域ではポイント制になっており、自営業・育児休暇中・シングルマザー・保育士がポイントが高く優先的に保育園に入ることができます。一方、これから仕事を探す求職中の人はポイントが0なので仕事が決まらないかぎり保育園に入ることができません。

なんとか先に就職先を見つけようとしましたが、子供2人の預け先が決まっていない私を雇ってくれる就職先はなかなかなく…さらに面接の際には履歴書を見て「今まで何してたんですか?」の一言。

ぐっさーーーーーと刺さりました

遊んでいたわけではない。子供を産んで必死に子育てをしてきたのに。と悔しくて仕方がなかったのを今でも覚えています。

何社が面接を受けるも全て不採用。もう子供たちが小学校に上がるまで働くことを諦めようかとも考えました。

しかし、どうしてもどうしても諦めたくなかった私は「保育園に入れないなら自宅でできる仕事を自分で探せばいい」と思い再奮起。開業届を出してフリーランスに。

完全在宅OKの仕事を探し、ようやくご縁があってはじめたのがライターの仕事です。

1件250円からはじまったフリーライター

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一番最初にはじめたのが、求人広告の記事作成。1件250円で1つの原稿に1~2時間はかかっていたので良い案件とは言えませんでした。

さらに、家事と育児の合間に作業をしていたため、なかなか進まず仕事がもらえたからといってそう上手くはいきませんでした。

しかし、仕事を続けるうちに求人広告だけでなく、コラムも担当させてもらえるようになり次第に「もっとライティングスキルをつけたい」と思うように。

そこから他の企業とも契約するようになり新規案件を獲得。様々なジャンルの記事のお仕事をいただけるようになり、1文字1円以上の案件や時給の案件も増え、月10~15万円と安定した収入にまで繋げることができました。

「子供がいるから」働くことを諦めていた

海と子供たち
海と子供たち

正直、フリーランスでライターを始める前は働くこと自体を諦めかけていました。

子供がいるとやっぱり難しいのかな。スキルも経験もないから尚更だよな。と求人サイトを見ては落ち込む日々。

やっと見つけた求人サイトの記事作成の仕事も上の子が幼稚園ですぐに帰ってきてしまうし、下の子が1歳半だったため思うように作業が進まず、毎日作業をしても月に2~3万円しか収入がなくそれはそれで悩みました。

しかし、稼げないから諦めるのではなく、未経験だからこそ単価が低くてもコツコツと続け、実績をつくることが大切だと私は思います

目に見える実績があれば次の仕事に繋がりやすくなりますし、「未経験」が「経験者」になるだけで応募できる求人がぐっと上がります。フリーランスだからこそ信頼を獲得する点ではすごく重要です。

いきなりフリーランスになることは勇気がいりましたが、思い切って踏み込んで良かったと今では思っています。

「女性が働きやすい社会」に思うこと

海と子供たち
海で遊ぶ子供たち

日本は以前に比べて女性の社会進出が進み、結婚出産後も働いている人が増えてきました。

しかし、他の国に比べるとまだまだ追いついていない部分があり、業界や職種によっても変わってきます。

「働きやすい」の感じ方は人それぞれであり、一概には言えませんが、私が思う働きやすさは『一人ひとりに合ったスタイルに柔軟に対応してくれるかどうか』これだと思います。

会社でガチガチに決まりを作ってそこにはめ込むのではなく、一定のルールを作りつつも個々に合わせた働き方ができるのがベストなのではないかと

コロナによってリモートワークがかなり普及しましたが、もしコロナがなかったここまで普及しなかったのかもしれない。

リモートでやろうと思えば何でもできることがわかった今、本当に女性が働きやすい環境とは何のか子育て・家事・仕事をどう生活に組み込むのか。

コロナをきっかけにすごく考えるようになりました。

リモートワークの風景
リモートワークの風景

・社会復帰したいけど出産前のような仕事はもう出来ない
・子供がいるからリモートワークで出来る仕事がしたい
・自分のペースで働ける環境がいい

私の周りでは、上記のように悩む友人がとても増えています。

子供がいると自分の行動にどうしても制限がかかってしまって、預け先が決まらないとどうしようもできず、以前と同じような働き方が厳しいのが現状です。

コロナをきっかけに「働き方」が注目され、出勤orリモート・時間・場所など縛らなくてもいいのなら、可能な限り自由に働けるスタイルがもっと確立できたら良いなと私は思います。

ガレージファクトリーでの働き方

原宿オフィス

フリーランス時代、業務委託先の会社に代表が外部コンサルで入ったことがきっかけで知り合い、2020年10月にガレージファクトリーにジョインしました。

ガレファクの何がいいって働き方に決まりがないんです。

出社・在宅・その他、場所も自由。働く場所や働く時間、働き方についても制限がないスーパーフレックス制です。それぞれ与えられたミッションをもとに、働くことができます。

私の場合、夕方に一旦作業を切り上げ家事などを行った後に再び作業を進めたり、平日に用事があればそちらを優先させてもらったり「家事・子育て・仕事」を自由に組むことができます。

<私の1日のスケジュール(日によってバラバラ)>
09:30 仕事①
16:00 子供お迎え、帰宅後仕事②
18:00 夕飯準備、家事など
21:00 作業が残っていれば仕事③

子供がいると仕事にかけられる時間が限られてしまいますが、自分の生活に合わせて仕事ができること、時間や曜日に縛りがなく作業効率や生産性を重視する点から高いモチベーションを持って働くことができます。

何より、子育てに理解があり、自由に働ける環境を提供してくれる会社には本当に感謝していて、子連れ出社や打ち合わせに同行など柔軟に対応してもらっています。

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打ち合わせに同行した娘

業種や職種にもよりますが、こういった柔軟な対応が広がれば「女性が働きやすい」を体現できるのではないかなと思います。

今の会社や環境が私にとっての天職!

妊娠・出産を機に仕事を辞めてしまったり、保育園が決まらなくて働くこと自体を諦めてしまう人が多いと思います。

保育園が決まらないなら完全在宅の仕事を探す。未経験ならどんなに小さい案件でもコツコツこなして実績をつくる。あとは根性!!

「子供がいるから」という理由で諦めるのは本当にもったいない。子供がいてもできることはたくさんあります。

自分で探して自分で掴むことは大変かもしれませんが「実績をつくり次の仕事に繋げる」これを繰り返せば理想の働き方や、やりたかった仕事に辿り着けると私は思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました^^


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