約束された定期的な地獄
定期的に、地獄がやってくる。
周りの人達も、定期的な地獄に悩まされている人達が多い。
ちょっと良くなったと思ったらまた・・・と言う具合に。
かく言う私も、度々「またか!」という地獄に見舞われる。
詳しく言うと、昔母親にされていた虐待や、
兄に振るわれた暴力のことが蘇ってしまって、いわゆるPTSDが起こる。
それは大体、自分にとって近しい人がそばにいる時に起こる。
その人が何か悪いことをした訳ではない時でも、
ちょっとしたことが当時の記憶を想起させると、もうダメ。
凄くつらい。
相手からしてみたら何の関係もないことでパニックになられるのだから。
そんなこと気にすることではないのかもしれないけど、
「ああまた迷惑かけてしまう」「でもそばに居て欲しい」「お母さんにぶたれてるとき辛かったな」「心配かけちゃダメだ」「こんな姿見せたくない」「何とか答えなきゃ」「普通に楽しくしてたいのに」「もっと普通の精神状態の人間だったら良かったのに」・・・と、色々考えてしまって、
そのうちに、頭がミキサー状態になって
身体が悲鳴を上げて倒れてしまう。
・・・・今、母親と兄は多分元気でやってるのだと思う。
未だに虐待したことなど認めないだろうな、とも思う。
(現に当時は、”お前の為にやった”などと言われたこともあった。
自分が無くなっていくような感覚に苛まれ続けている)
私は今、その時の傷や後遺症と戦い続けている。
通院やカウンセリング、認知行動療法、愛着障害の克服など。
いつまで戦い続ければいいのだろうと思うときもある。
それでも諦めない!とかっこよく言うつもりはない。
本当にしんどい作業だからだ。
虐待されて、耐え切れずに自殺してしまった人たちの気持ちがよく分かる。
私は、だからこそ、どんな傷や辛かった記憶も、
決して軽視するべきではないと思っている。
生きているのなら、まずは自分自身を軽視することから辞めるべきだ。
自分の感情は、心は、やりたかったことは、
やりたかった愛は、叶えたかった願いは、ぶつけたかった鋭どさは、
分かってもらいたかった情けなさは、
思いきり否定したかった汚さは。
それでも手に入れたかった何かは。
今まで誰に、何に壊されてきた?
自分自身は、ちゃんと居るんだって、
私はそういう当たり前の感覚すらも口に出さないと自覚できなくなっている。
そういう悲しい人間が、この先増えない事を願う。
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