売れたら幸せになるんじゃないの?の理論
おひさしゅう、識名です。
この頃、もう本腰入れて音楽しないといよいよ自分を全く許せなくなりそうになってきたので、
分かりやすい努力を始めている。
しかし、周りを見れば、徐々に売れていく仲間。
自由に、少し無責任に生きてるように見えても関係なしに輝いている。
「あーーー」となる。
とにかく「あーーー」だ。
くそー売れてる。イベントにも呼ばれてる。
いいな、どうやったら自分もそんな風になれるだろうか。
考えても考えても分からなくて、でもどうせ集中して面白くしていくしかないんだな、というところに終始する。
自分は自分で頑張るとして、
さて、売れてる仲間に話を聞くと、
口をついて「つらい」と言葉が出る。
どういうこと?売れてるし人気もあるんだから、悩むことないじゃん。
と、浅慮な識名は思う。
「違うんだ。とにかく大変なんだよ」
と。
さて、ここで識名が考えるのはこうだ。
識名もかつて「Refrain.」でバズって、色々嬉しいことが起こった。
あの時期にあの曲を発表したことが大きいのだと思うが、
それも含め本当にラッキーだった。
しかし、その後
クソみたいな壁に当たってしまった。
「次、何作ればいいんだ?」
これだ。
Refrainから降ってきた無数の幸せが衝撃的すぎて、
「Refrainを超える曲を作らねば」
「そんな曲作れるのか?」
だけを考えるようになった。
もちろんこれは
粘着性のある間違った考え方なのだが、
だからこそ、脳にこびりついて離れなかった。
自分以外の存在を鑑みてみる。
識名の高校時代の同級生が、バンドでメジャーデビューしたことがある。
本当に悔しかった。
そいつは、体育の野球の授業でも全力を出すやつだった。
だからこそ力を付けたんだな、と感じた。
でも、そいつのバンドは解散してしまった。
今は音楽を続けてるのかどうかも分からない。
「メジャー活動って大変?」とLINEしたら
「大変だよ!色々やらなきゃいけないし」
と返ってきた。
なんだか、音楽やるってなんだろう。
音楽で成功するってなんだろう。
成功を目指して努力すんのは楽しいけど、結局それって上手くいくために、願いを叶えるためにやってるわけじゃん。
上手くいかなかったら面白くないわけじゃん。
上手くいかせ続けるしかないじゃん。
アホくさ。
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