1回目のコロナワクチンを打った話

こんにちは、お久しぶりです。
前回の投稿から約1ヶ月半の月日が流れましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
私はこれまでデルタ株?ラムダ株?メルト株?だか新種のコロナウイルスにかかる………ことなく平和な日々を過ごしておりました。
前回の記事はこちら↓

8月の頭頃に我が在住の市でも若者向けのワクチン接種が開始され、筆者も無事1回目の接種の予約を取ることができました!ワーパチパチ!
家人には「9月頃がいいんじゃない?」と言われたものの、1回目を8月中に受けたいという気持ちには訳があるのです。

それは、推しのライブ

実に2年半ぶりに、東京でのライブがあるのです。
この世の中声を大にして言えない部分もありますが、私の推しはこのご時世で幾多もの感染対策を万全に(劇中は声を出してはいけない、マスクは徹底、検温や体調報告等)行い、一人も陽性者を、ひとつもクラスターを発生させておりません!ご安心ください!

とはいえワクチンは2回目接種後の2週間後にこそ意義があるとは言われておりますが、1回目打っているのと打っていないのでは心の持ちようがだいぶ違います。
そのため、ライブ前日までにはワクチンを接種しておきたかったのです。

無事予約もできたことなので、長くなりますが前日の様子と共にお話できればと思います。

スペック

まずは筆者のスペックからお話します。

・女性(30代前半)
・身長約160cm
・デブでも痩せでもない、筋肉質
・注射を見るのが好き
・急性的な喘息持ち
・アレルギー多種持ち
・発熱は滅多にない(2年に1度あるかな程度)
・朝食昼食夕飯おやつしっかり取る
・アレルギーに引っかかるもの以外は何でも食べる
・野菜好き
・運動は30分程度の有酸素運動(ペダル漕ぎ)と三部位の筋トレとストレッチのセットを週4〜5日
・睡眠は昼寝を含み6〜8時間程度を毎日確保
・朝型
・アウトドア派なので休日は家にいないことが多い

お察しの通り家人とは真逆の生活を送っています。よく一つ屋根の下で暮らせてるな君たち。
アレルギー関係と喘息等の持病系に何か引っかからないかは前々から気になっていたのですが、果たして結果は。

ワクチン接種前日の用意

「とにかく動かないことが大事」と言われても一主婦なので、やることはやらねばという精神。
洗濯掃除洗い物料理…。明日がワクチン接種日なんだということは気にしないくらいの気持ちでいつもの休日を過ごします。
特別ワクチン接種に向けて用意したものは以下になります。

【当日持っていくもの】
・クーポン券(バインダーに挟む)
・問診票(バインダーに挟む)
・身分証明書(保険証、免許証等)
・お薬手帳(念の為)
・母子手帳(念の為)

経験談ですが、クーポン券問診票は何回か出す所があるのでぱっと広げて見せられるようにバインダーやファイルに予め挟んでおいた方が良さそうです。
また、お薬手帳母子手帳は特に市外経営の集団接種の場所では他ワクチンの接種状況や薬のアレルギー反応等を確認しますので、必須になってくると思います。
県外の場合は郵送してもらったり実家住まいの方は探して引っ張り出して来ましょう。

身分証明書は必須です。クーポン同様かなりの頻度で提出することになります。
クーポン、問診票と同じファイルに忍ばせておくと便利です。

当日以降に使用するもの
・ポカリスエット(1〜2L程)
・保険証
・かかりつけ病院の診察券
・普段使用している常備薬
・軽食(おにぎり等)
・お菓子
・冷えピタ
・氷枕
・保冷剤

解熱剤に関しては前回の家人の記事を読んでいただければと思うのですが、自分が普段使用している頭痛薬風邪薬を使用するのが一番かと思います。
変にネットや医者が勧める薬を飲んでも効かないパターンもありますので、長引くことを想定して常備薬を2〜3日分ほど。私は普段イヴA錠とヴェポラップを使用しているので、しっかりと用意を。
ポカリスエットはあればあるだけ良いです。当日持参する用に小さいものは1本確保しておきましょう。
筆者は500mlを2本用意しましたが、全然足りません。
粉末タイプを自宅で作った方がいいなと思ったので、これから打たれる方は参考にしてみてください。

「アクエリアスじゃダメなの?」という方に、私から耳寄り情報です。
他のスポーツ飲料でも代用は効きますが、ポカリスエットは実は医療用の点滴に使用されているものとほぼ同じ成分が含まれています。
病気にポカリスエットがいいと唱っているのはこのことも指しているので、できればポカリスエットを用意するのが望ましいかと思います。
もしペットボトルが売り切れていたら粉末タイプを、粉末タイプも売り切れてたら他のスポーツ飲料で代用、という優先度の順で購入を検討してみてください。

病院の診察券保険証は、副反応で「もう辛い、無理」という時用に枕元に置いておきましょう。特に一人暮らしの方は必須です。
これに関しては後々書かせて頂きますが、かなり重要事項です。

また、冷えピタはこの副反応の影響でどの売り場からも品薄状況が続いています。
1年前のトイレットペーパー事件を思い出し、見つけたら1箱買っておく気持ちで確保しておいた方が良さそうです。
使用期限はあるにしろ、年単位で保管できるものなので最低でも一家に1箱は用意しておくと安心かと。
冷えピタがどうしても確保できなかった場合に氷枕保冷剤のご用意も。
どちらも100円均一で売っている便利な時代になりましたので、こちらの購入も検討しておいてください。
特に保冷剤は当日注射を打った腕に使用すると翌日以降の痛みが格段に下がるというデバフ効果があります。ケーキ購入時にも頂けると思うので、すぐ捨ててたという人は冷凍庫に忍ばせておきましょう。

ここまで購入品のことを書きましたが一つ重要事項を。
常時保管できるからといって過剰な購入はやめましょう。
こんな世の中です、譲り合いの精神を持ちながら接種に挑みましょう。

ワクチン接種の様子

いよいよワクチン接種当日になりました。
上記に購入したものを鞄に詰めて会場へ向かいます。
筆者が予約したのは家から自転車で15分程の大学、大会議室を利用した集団接種です。

経営団体によりますが、私の受けた会場は問診がとにかく雑で、お薬手帳や母子手帳なども一切見ず、問診票のチェックだけでスルーしてしまいました。
集団接種になるとこれが当たり前になってきます。後々仇となりますので、必ず問診票の控えはとっておきましょう。

注射は、竹串くらいの太さ爪楊枝くらいの長さの針を大体根元まで刺してワクチンを投与します。
人によっては本当に恐怖にしかないと思うので、耐えましょう。頑張ってください。
筆者は刺される瞬間を見るのが好きなので観察してましたが、「ぷちっ」と皮膚を破るような音が耳に聞こえました。
なかなかない経験だと思いますので、余裕のある方は耳をすませてみてください。人間の可能性と神秘を感じます。

控えは大体椅子1個分空けた空間に50人程度が待機してます。
会話を控える、付き添いの人の入場禁止等も設けておらず、賑わいがすごかったです。結構管理が杜撰だと感じました。
2回目の接種の予約は後日解放される予約開始日からまた自身で取らなければなりません。これが市や区経営団体の現状です。
因みに1回目接種から6週間以内に予約が取れなかった場合、また1回目からのやり直しになります。
「その場合の負担はどうなるの?」という件に関してはまだ定時されていないので、ほんとうにどうなるんでしょうね…。場合によっては2回目の接種が叶わない可能性も出てきました。

ワクチン接種直後の様子

2回目接種予約の不安とともに帰宅。ここで思わぬ事態が発生。
左手が痛すぎて前方車輪ブレーキを押せない。
あわや大事故です。後方車輪ブレーキが壊れていたら接種後交通事故RTAで優勝するところでした。
自転車で向かう人はブレーキの確認もしておきましょう。重要事項です。

帰宅後は痛む左手にタオルで包んだ保冷剤を固定、昼寝に勤しみます。
発熱は昼寝前も昼寝後も正常。念の為購入していたパルスオキシメーターも正常値を表示しています。
まあ当日はこんなもんか〜と思い安心しきって寝床へ横になった深夜、

喘息の発作が発症。

横になってから息苦しさはあったものの、「多少の息苦しさはあるよ」と聞いていたのでそんなもんかと思い横になりましたが、段々と息ができない状態に。
息ができる状態を100とすると、この時5程度しか呼吸ができなかったと思います。言うなれば「息を止めてた方が楽」という状態。
喘息発作を経験の方ならピンとくるかと思いますが、「これは確実に締まっている…!」という感覚を覚え、命の危機を感じて常備薬である「ヴェポラップ」を胸に背中に塗りたくります。
頼れるのはお前しかいない!頼む、呼吸器を広げてくれ〜〜!

ワクチン接種後の翌日

昨夜の呼吸困難と戦いながらなんとか入眠した筆者。
翌日朝は息苦しさの名残がぼんやりと胸のあたりに残ります。
熱は会社から提示されている「出社してはいけない」ラインを僅かに超える程度。
前日のこともあり、この日は大事を取ってお休みを頂くことに。

そういえば副反応に「呼吸困難」や「喘息の誘発」なんて書かれてなかったよな…と思い、念の為都が経営する副反応相談センターへ聞き込みを行うことに。
起床2時間後には8〜9割程度呼吸が戻ってきたので、電話で相談。
こういう軽度な質問はたくさんきてるだろうし、お忙しい中恐縮だな…と思いつつ真摯に相談を受け止めてくださったコールセンターのお姉様には感謝です。

お聞きすると、やはり今までに発作が起きたとの事例や報告はなかったとのことと、2回目も起こる可能性はあるとのこと。
2回目の接種が可能かどうかの判断はかかりつけの医師に相談されてくださいとのことだったので、そちらにも電話することに。
熱もあったため、「発熱外来」として診療と相談を受けてきました。
かかりつけの病院からも報告や事例がない(というより喘息患者の報告が今までにない)とのことで、ワクチンの副反応との関連性はわからず。
これは世界初の事例になってしまったのでは…!?とわくわくしたのもつかの間、絶望的な報告を受けます。

「あと5日は同じように発作が起きる可能性があるので、その際は緊急外来でお呼びください」

えっ!??!まだ来る可能性があるの!?
どうやら副反応は1週間経過後にも来る場合があるらしく、経過観察15分で出なければ1週間以内はまた発作が出る可能性があるとのこと。
関連性も合わせて例がない副反応なので、発作が出たらすぐに診たいとのことでした。
まあ…例がないからね…仕方ないね。

かくして実験台と化した筆者ですが、2回目を打てるかは医師から許可を得ることができました。
ただし、2回目にも同じ副反応が見られる場合があるため、そこを恐怖として受診するかしないかは「個人判断」とのこと。
「2回目を断念することも一つの選択肢ですが、現在出ている副反応はコロナウイルスにかかった時の入り口のようなものです。実際かかった際はもっと酷くなる上このように簡単に受診もできなくなりますので、医者の立場から言わせてもらうとぜひ2回目は打って頂きたいです」とのことなので、2回目の接種予約は予定通り行おうと思いました。

おわりに

周囲の様子を見ると「頭痛が一番ひどい」「発熱が止まらない」「息切れがすごい」等副反応は十人十色だと感じます。
しかしワクチンの接種が全体に行き届いていない中、関連性が強くないにせよ、未知の症状が現れているのも事実です。

今回私は参考書の一部になるんだ!という気持ちで受診を行いましたが、こういった小さな行動力が後の世の参考になったらと思い、この記事も書かせて頂きました。
ワクチン接種に伴いトラウマや恐怖を覚える文面を取り入れてはいるものの、ウイルスへの感染や医療崩壊の歯止めになることに間違いはありません。
どうか皆様の参考になれば幸いです。これからのご武運をお祈りしております。

それではまた、2回目の接種報告でお会いしましょう!:)

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