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南部の唄感想(自分用)

南部の唄観たぜ。

純粋にディズニー映画だなぁ!楽しい内容だった。
リーマスおじさんが男版メリーポピンズみがあった!もちろん魔法とかは使えないけど、子供たちを惹き付けてやまない魅力があるのかなぁて。
私もリーマスおじさんすき!たまにちょっと厳しめの母親みたいなノリだなと思った。
時代が近い(?)のもあり、メリーポピンズ的な方法で作られてて(アニメと実写の融合)お話のまとめ方も少し似た系統のように感じた。

ー関係ない話ー
アトラクション(スプラッシュ・マウンテン)では「うさぎどん、くまどん、きつねどん」って呼ばれてて、初乗りの時「(えっ、名前だっっっっさ!!!!)」って思ったんだけど、映画の吹き替えは普通に「うさぎくん、くまくん、きつねくん」で笑った。
誰だよ、うさぎどんって最初に言い始めたやつ。笑


うさぎくんたちは、トムジェリみたいな掛け合いが多くてこういうの好きな人多いよね!
私は痛そうなのはあんまり得意じゃないので、度が過ぎるとうわぁ〜くまくん〜〜〜🥹ってちょっとなるところもあったけど、基本ディズニーは内臓とか出ないので大丈夫そう。

ファンが今でも多くいる理由がわかるなぁ〜!
スプラッシュ・マウンテンに茨が生えてるのはうさぎどんのご実家が茨のようで、「こんな所はもう嫌!旅に出る!!」って家出するのがお話のきっかけになります。
後はスプラッシュ・マウンテンに乗ればアニメの方のエンディングの方向性は丸わかりです。
結局は困難から逃れるために、茨に飛び込んで元いた場所に帰るのです。
そしてZip a Dee Doo Dah が流れておしまい☺️🤍

このうさぎが旅に出ることを、「今いる環境から新しいことをはじめるのは、新しいアクシデントを産み出すだけなのに」とリーマスおじさんが言っていた。

成人してからの初見なので、個人的にはちょっと保守的過ぎるようにも感じた。
けど、基本は子供に向けた作品だろうから楽観主義というか、現状維持が大事と伝えることが大事な場面もあるのかな。(適当)

人種差別的な観点でいくと観る前までは「時代が違えば受け入れられたのでは?」と思っていたが、「配慮」という視点だけ考えるとむずかしいのかなぁ。

・黒人は黒人で集まり、あくまで白人の下に仕えている。

一応舞台は奴隷制度が終わった後とのことだけど、「どうみても奴隷制度真っ只中の生活を表現してる」と実際の抗議の内容にもあった通りそうとれる、ただ実際にあったことを配慮で観せられない理由にするのもちょっと微妙なような。
作中の黒人はみな、白人の雇い主に雇われてそれ以外の時間は黒人は黒人で集まって過ごしている。帰る時も黒人がまとまって一方向に帰るシーンが「奴隷収容所に帰る時を現してる」とも言われていたみたいだけど、正直当時の人からするとそれはそうなのかな。
それでいて、黒人と白人が会話を普通にしているところが奴隷制を美化してるってことにあたるとのこと。

終盤でかなりネタバレだからあえてざっくり書くけど、子供が意識不明の重体になるシーンで「この子はまだ幼い、どうか助けて下さい神様」みたいな趣旨の歌を歌うシーンがあるんだけど感情的になってる人はいなくて豪邸の外で、淡々とぼおっと歌ってる感じが個人的には少し怖かった。
もしかしたら昔の映画だから、演出に差異があるだけなのかもだけど。

・白人の子供「こいつは水につけて殺そう(混血で身体が弱いからいらない発言)」リーマスおじさん「そんな薄汚い雑種の犬はお母さんは気に入らないと思うがね(促すための愛のある強めの口調)」

 わんちゃんに対する言葉なんだけど、公開当時は過去にあった政策の「ワンドロップ・ルール(黒人の血が一滴でも入っていると黒人としてみなされ白人の居住区などには住めないなど迫害の対象とみなされる)」の思想と受け取られてたのかなぁって🫠
「混血は身体が弱い」などの発言もあったような?
私も厳密に言うと混血にあたるけど、個人的には昔の考えだし気にならないし傷つきもしない。

てかまずこの時代、犬が雑種だからって殺す思想を子供が持ってんの普通に怖すぎだろっていう。
おい、子〜💢命をむやみに奪うなぁ〜💢

 
・タール人形(アニメの中の描写)
黒いタールでできた人形、うさぎどんを罠にはめるためにきつねどんが作った真っ黒い人形。
なぜかは知らないが、子供の頃ラッツ&スター?かミスターポポを見た後お兄ちゃんに教えられた「真っ黒い肌の人の形したものはすべて黒人差別に値してしまう」という話を聞いた先入観のみで、これは怒られそうって思った。
もちろんアトラクションにも一切登場しない。
タールによってくまどんの頭がめちゃめちゃ禿げるので、とてもかわいそう。
ブラジリアンワックスLv.100って感じ。


こんな感じで、多様性が大事にされてる今のほうが厳しい目で見られそうだから、現代に公開するにもわりと際どい。
 
けど、あえてこの時代に黒人の俳優さんを多数つかう事自体すごいことだろうし、それでアカデミー賞をとるリーマスおじさんとてもすごい(まだまだ差別がある時代なので授賞式は出れなかったような情報もあった)
実写の部分で伝えたかったことは、観た人が皆さん言っている通り、平和と差別のない世界を示してくれてたのかなと思った。(あくまでも白人側の主張になってしまうけども)
イッツスモールワールド的な。

色んな人に知って欲しい作品だと思う一方、傷つく人も出てくるのは事実なので複雑だ〜〜〜🥲 

人種差別に関してはある程度配慮するのはもちろんだけど、全ての人に全てを配慮したら後は何もなくなってしまうのではないかって意見もわかる。‎
ただ、黒人差別に関してはかなり大きな問題なのであくまで第三者の自分はどうこう不満とか言いたくないし、言えないし、不満に思いたくないかな。 

はい、この話終わり!

話は逸れるけど、作中の曲で代表曲のZip a Dee Doo Dahはすごく好き!とにかく明るくてハッピーになる!
スプラッシュマウンテンのくまうさぎきつねの世界観、癒し空間で好きだったからこの機会に知れてよかった。
この子達は、海外では差別の象徴みたいになってしまってパレードから消されモノレール内でのBGM(日本は残ってる?)からも消され、フロリダやカルフォルニアでは既にスプラッシュマウンテンは南部の唄モチーフではなくなってしまったようで悲しい。
そして、オリエンタルランドも差し替えの検討してると回答してるとのこと、なくなっちゃうのかなぁ…。

ズートピアと南部の唄につながりがあるって噂を見たけど、特に根拠のあるものは見つけられなかった。
ズートピアも観なきゃじゃん〜〜〜!

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