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思考回路

自分は何かを遂行したいときにその理由付けを対外的な側面に落とし込もうとするがある。
別にその何かによって他者がどう思うかはどうでもよくて、自らのやりたいことだけをしたいと思うがある。
そんな癖と時を理解していると思っている自分がいる。

思い立ったが吉日。ビッグマックが食べたくなったらマクドナルドに行く。
思い立ったが吉日。配信で雑談したくなったら放送枠を取る。
思い立ったが吉日。旅行に行きたくなったらチケットを取る。
思い立ったが吉日。タバコをやめたくなったらやめる。
思い立ったが吉日。用事が面倒になったらドタキャンする。
思い立ったが吉日。今日は何もしなくてもいいか。
何もしない日。本当に何もしなかった。
その翌日。また何もしなかった。
気づけば虚無感に駆られていた。
何かをしたいと思う自分が失われる気がして。
思い立ちたいと思った。
思っただけである。

シャワーを浴びてる時とかにふとアイデアが浮かぶ。
そのが来たのだ。
とりあえず手を動かしたりしてコトを進める。
エゴイストと化したその生き物は周りのことなど気にしない。
まあ、1人で進めることが多いので直接的に迷惑をかけたりはしない。
何があっても自分の欲求を満たすためだけだと思い込んでいる。
これは自分がやりたいだけのことだと言い聞かせているのだ。
でも、でも、でもそれは本当にそうなのだろうか。

その手は止まりふと、思い立ってみる。
なぜ、自分はその欲求を満たしたいのか。

思い立ってしまった。
思っただけである。
また思ってしまった。

本当はが来ていないのに思い立ちたいという考えが焦らせた。
大安だと思っていたのに仏滅だった。
こんなことなら思い立たなければよかった。と思う。
そんな思いが重なり、結局自分が何がしたいのかすら分からなくなってしまった。

体が重い。
心まで重くなった気がする。
こういうは何もしないのが一番だ。
その翌日。また何もしなかった。
虚無感には駆られなかった。
何もしなくてもいいのではと思った。

だが、何かしないと自分が消えるような気もした。

宇宙に関する動画を見た。
ケプラー1649cという惑星は地球にすごく似ているらしい。
約300光年離れたその星はもしかしたら生物がいるかもしれない。
人類が科学技術を扱うようになって200年ほど。
1万年後にはおそらく人類は絶滅している。
宇宙の動画を見ると自分の寿命がすごく短く感じたりする。
500年後くらいに世界が面白く再構成されていたとしても、それを見ることはできないし。みたいな。

どうしようもない、どうでもいい虚無感が訪れる。

この星から出たこともないのに地球外のことなんて知らなければよかった。

無性にビッグマックが食べたい。

これも全て何かのせいにしよう。

動画に影響された。
空腹感に支配されかけた。
他人に評価されたかった。

何もしたくないという感情さえ、そうさせた原因があるはずだ。
粗探しである。

自分は何かを遂行したいときにその理由付けを対外的な側面に落とし込もうとするがある。
別にその何かによって他者がどう思うかはどうでもよくて、自らのやりたいことだけをしたいと思うがある。
そんな癖と時を理解していると思っている自分がいる。

本当はバーガーキングに行きたかったはずなのに。

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