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妄想会議再現『おもチー』前編

『おもチー』パッケージ開発会議妄想。

セブンイレブンで見かけた新商品。
『おもチー』

こんな事言うと商品作った方に失礼かもしれないが、僕は『うまそう!』よりも『しょーもな!』と思ってついジャケ買いしてしまった。
(美味かったです!)

この『おもチー』と言う名前絶妙に好きです。

普通なら、おもちとチーズで『おもチーズ』が相場なところを『おもチー』とおもちメインというかおもち単体で持っていくそのしょーもなセンス。
『しょーもな』は二種類あると思ってますがいい方の『しょーもな』さ。

ライブで言ったら滑った後、滑った事で笑いがくる感じ。
『おもチーズ』だとちゃんと滑る感じ。
芸人の感覚により過ぎた話のかもしれないですが。

非常に好きです。

後、『おもチー』って言ってるのに。
ちっちゃくチーズもちって書いてるのも。

なんなの『チーズもち』って!
もちろん意味はわかるけど、当たり前みたいに言ってるけど常識ではないから『チーズもち』は!

そんな訳で僕の妄想ではあるのですが確実にあったであろうと自信のある会議での二人の大人のやりとりをお聞きください。

勝手な妄想ですが、この『おもチー』パッケージ担当のリーダーがタイトル発案者の森崎信太郎くん(29)簡単なデザインも出来る大先輩の谷沢芳樹さん(52)。

森崎「谷沢さん、『おもチー』のパッケージの件なのですが。」
谷沢「ああ、それな。昨日簡単に見本みたいな感じでイメージ作っといたよ。」
森崎「え?さすが谷沢さん、ありがとうございます。」
谷沢「これで問題なければ、この感じのイメージで伝えてデザイナーに発注かけよう。」
森崎「待って下さい。谷沢さん」
谷沢「なんだ?あ、色か?チーズに合わせて黄色にしようとも思ったんだがな、それだとそのおもちーがちょっと目立たなくてな。一応そのパターンの画像もあるから今出すけど…」
森崎「違うんです!配色はこれでいいと思います。」
谷沢「なんだよ。じゃあ、おもちーの大きさか?でもな実物のおもちーは…」
森崎「待って待って谷口さん、違うんです!それですよ!さっきから谷口さんが言ってる『おもちー』、『おもチー』なんですよ」
谷沢「え?だからおもちーだろ?」
森崎「おもチーです」
谷沢「え、どういう事?」
森崎「これ、谷沢さんの作った文字「おもちー」になってるじゃないですか!「おもチー」は『チ』がカタカナなんですよ」」
谷沢「え、そうなの?ああそんなのどっちでも一緒じゃねーか?」
森崎「一緒じゃないですよ!」
『おもチー』はおもちとチーズを足してのおもチー最初の提案の時言いましたけど、本来は「おもチーズ」ってした方がわかりやすいくらいなんですが、それだとどうしてもひねりがなさすぎるから「おもチー」なんです。
「おもチー」は伝わるかどうか相当冒険してるんですがここが瀬戸際なんです。「おもちー」だったら見た人おもちだと思いますよ。
わかりにくさのボーダー越えてますって!」
谷口「はあ?確かにお前会議で何かそんな事言ったし、わかるんだけど。お前最初の会議の時(仮)「おもちーズ」って書いてただろ!その時の資料残ってるよ。
ほら!これ!
俺それ見ながら、最終的にズを抜いたからおもちーなんだなって思って書いたんだよ!」
森崎「ちょっと待って下さいよ!その時はそうですよ!僕も最初ズをつけて提案してました。でもその場合は「おもチーズ」じゃなくて「おもちーズ」なんですよ。普通は「おもチーズ」とチーズを丸々いうところを「おもち」側をフルにする事で捻りを加えてたんです!」
谷口「はっ、何言ってんかよくわかんねーよ!とにかく「おもちー」だっていいじゃねえかよ」
森崎「でもズを抜いたらそれはいきすぎなんですよ!この場合「ー」もカタカナなんです!
谷沢さんのおもちーだと「ー」まで平仮名のつもりで言ってるでしょ!「おもチー」のチーはチーズのチーなんですから!」
谷口「へ、わかったよ!じゃあおもチーにしたよ。」これでいいだろ!」
森崎「いや、待って下さい。」
谷口「え?まだ何かあんのかよ」
森崎「それは…」

〜後編へ続く〜



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