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【読了】感じのよい伝え方

宮本佳実さん著の「どんな相手も味方になる 感じのよい伝え方」を読み終えました。
全224ページですが、1/3ほどは断り方や注意の仕方などの会話例で、2時間ほどでさくっと読み終えることが出来ました。


元日に投稿したnoteでも紹介した書籍です。

個人的にためになったのは、仕事の断り方。
ついつい「いま忙しいのでちょっと無理です」って言ってしまうのですが、ただ「出来ない」と断るのではなく、「申し訳ないのですが、いま立て込んでいるので、○日の□時まででも良いですか?」と、いつまでならできます・これならできますと提案し、その最終判断を相手を委ねる、という手法です。
あぁ、これは考えになかったなぁと目から鱗でした。

また、本書には繰り返し以下のことが書かれています。

・世の中の人全員に好かれるなんてことは出来ないこと。
・みんなに好かれようと思って、自分の意見を押し殺したり、無理に相手に合わせたりする必要はない。

前述した通り、この本には「全ての人に好かれるのは無理」だと書いています。
確かに、自分にだって合う・合わないと感じる人、好き・嫌いな人がいるのだから、自分が全員から好かれるのは土台無理な話なんだと、がつん!!と頭を殴られたような感覚になりました。
なので、そういった人たちとは少しずつ距離を置き(連絡を取る・会う回数を減らすなど)、一緒にいて心地の良い人たちと人間関係を作っていきましょうとも。
理由として、前者の人との付き合いは、

①自分を押し殺すことに繋がる
②困惑したり傷ついたりと悩みが出てくる
③自分の否定ばかりしてくる人との話には、あまり生産性はなく、建設的でもない

というのが大きいところだそうです。
確かに苦手の人との話は、なかなか自分の意見・話をしづらいですし、自分を嫌っている人からは、あまりいい意見やアドバイスなどは望めないきがします。
けれど後者だと、

①素直な自分の気持ちを出せる
②自分の話を聞きたい、その考えいいね!という話ができる
③自分の好意的な人との話は、アドバイスなどの生産性があり、建設的である

うん、なるほど。
確かに自分が合うと思える人とは、言いたいことを言えるし、その相手からは「それもいいけど、こういうのもいいんじゃない?」と、自分では気づかなかったことを教えてくれます。

どちらの人と長く付き合っていきたいかといえば、言うまでもなく後者ですよね。

また、これもまた言われてみれば当たり前なのですが、「意見に正解はない」という部分。
本書を読んで、何度目の衝撃かわかりませんが、またもやはっとさせられました。
たしかに、考えてみればひとりひとり立場が違います。
立場が違えばものの見方や意見が違くなるのは当たり前。
そうすると、ものの見方などの前提が違うのだから、ひとつの意見だけが正解ではない、と。
自分の立場ではこうなのになぁ……と思いがちだったのですが、たしかにそうだよな、と考えさせられました。

こういったとき、宮本さんは「意見ありがとう、そういうのもありだね。私はこう思うんだけど、どうかな?」といった具合に、「お礼+相手への肯定+自分はこう思うけどどう?」と提案することで、自分の意見を我慢せずに、相手に伝えるんだそうです。
大切なのは、「自分はこうなのに!!」「なんでわからないの!?」と自分の意見だけが正解なのだと、ごり押ししないことだそうです。
意見が合わないのは当たり前。
そのため、会話の中で互いの意見をすり合わせていくことが大切なんだそうです。

そして、1番心に響いたフレーズが、「言葉は相手へのプレゼント」です。

別の本の話にはなりますが、少し前、本のタイトルは忘れてしまったのですが、こんな一説がありました。

人は鏡
ありがとうと言えば、ありがとうと言って貰える権利を、ごめんなさいと言えば、ごめんなさいと言って貰える権利を得る。
相手があなたに対して失礼だと思うのであれば、それは、あなたが相手に対して何か失礼な事をしたからである。

もう一度、この本を読んでみたいと思っているのですが、本のタイトルをメモるのを忘れており……💦
お心当たりの方は、ぜひ教えて下さると嬉しいです。

ごほん、閑話休題。

言葉はプレゼント。
人は鏡。

どちらも使っている言葉は違いますが、言っていることは似ていると思います。

自分が誰かにやってもらって嬉しいことをされたら、今度は自分がその人に「嬉しい」と思えることをしてあげたくなる。
逆に、自分の悪口を言ってくる人、嫌がらせをしてくる人には、同じことをしてやりたくなる。

別の言葉でいうと、善因善果、因果応報。
もっと簡単に言うと、目には目を歯には歯を。

人に好かれる人は、相手を喜ばせること・楽しませることが上手。
逆に嫌われる人は、相手を傷つけること・苦しませること・落ち込ませるんだそうです。
相手を良い気持ち・楽しい気持ちに出来るから、人に好かれる・・・と。

自分だったらどうだろう?と考えてみました。
自分が良い気持ち・楽しい気持ち・嬉しい気持ちになるのは、褒められたとき、自分がやってほしいと思っていたことをやってもらえた時、感謝された時。
だから、逆にそれをすることで、円滑な人間関係を築けるんだそうです。

また、円滑な人間関係のためには笑顔も大切!
笑顔は人を安心させ、真顔は人を緊張させるんだそうです。
思い起こせば、たしかに真顔の上司とか同僚には話しかけづらい・・・。

常に笑顔だと「優しい人」と思われ、なめられそう・・・
かもしれませんが、そこは前述した「自分はこう思っていますがどうでしょうか?」と提案することで、「なめられているかも」「いいように使われているかも」と悩むことが激減するそうです。

本書の最後には、魔法の言葉として「できるできる!」が取り上げられています。
これは、描いた理想に対して「無理かも」と思うより、「きっとできる」「できるできる!」と自分に対して声掛け、励ますものです。

無理かも・・・と諦めてしまったそこまで。
自分が描いた理想に、「無理かも・・・」より「できるできる!」と言い聞かせることで、宮本さんは夢を叶えてきたと書いています。
なので、みなさんも今日からたくさん言ってみるのはどうですか?と。


長くなりましたが、宮本佳実さん著の「どんな相手も味方になる 感じのよい伝え方」を読了しての感想です。
私個人としては、とてもためになる本だったと思います。
小難しいことが書いてあるわけでもないので、自己啓発本・話し方の本をこれから読んでみようと思っている方には、入りやすい1冊ではないでしょうか。

さて、今回はこのあたりで。
最後までご覧いただきありがとうございました。
良かったらスキやフォローいただけると嬉しいです。


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