社会人1年目のハタチの私。それはライブハウスで働いていたときのお話。
音楽系の専門学校に通っていたと言うと、きまって「すごい!音楽やってたの?楽器弾けるの?」と表舞台に立つ人のことを連想される。
私が表舞台に立つ人間ではないのは、昔から自分でもわかっていて、もちろん裏方の人間として、専門学校に入った。
裏方は、イベント企画とか、ちらしの作り方とか、集客の仕方とか、音響とか、照明とか。これらを学んで、活かせる職業は狭き門で、私の時代の就職率はよくなかった。むしろ就活をしている同級生はだれもいなかった。
アルバイト先でそのままフリーターとして