見出し画像

22-23Wリーグ順位予想(開幕前時点)

さっそく順位予想

【tier1 優勝候補筆頭】
1位 ENEOSサンフラワーズ
【tier2 上位争い】
2位 シャンソン化粧品シャンソンVマジック
3位 トヨタ紡織サンシャインラビッツ
4位 トヨタ自動車アンテロープス
5位 富士通レッドウェーブ
6位 デンソーアイリス
【tier3 プレーオフ争い】
7位 三菱電機コアラーズ
8位 日立ハイテククーガーズ
9位 東京羽田ヴィッキーズ
10位 アイシンウィングス
11位 プレステージ・インターナショナル アランマーレ
【tier4 1勝でも多く】
12位 山梨クィンビーズ
13位 新潟アルビレックスBBラビッツ
14位 姫路イーグレッツ


前提

自己紹介

東京2020オリンピックから女子バスケファンになりました。トヨタ紡織と東藤なな子さんが好きです。
Wリーグ以外ではNBAやWNBAを見ていて、Wリーグでは21-22の紡織とトヨタ自動車の試合は全て見ました。
普段はTwitterに書いてますが自分の考えをまとめたくてはじめました。色んな人が女子バスケに対する自分の考えをどんどんシェアできるようになればいいなと思ってます。

「戦力×チーム力」で評価

順位予想するにあたり、チームが持つ「戦力」と「チーム力」の2軸で評価していきたいと思います。昨シーズンからの変化を元にS~Eの6段階評価をしていて、Cが標準だと思ってください。(低めに書いても怒らないでね)

レギュラーシーズンの順位

これはあくまでもレギュラーシーズンの順位予想です。プレーオフに入ったら話は別です。”どのチームがよりレギュラーシーズンで勝ち星をあげられるか”にフォーカスしています。

6強の時代

ENEOS、トヨタ自動車、シャンソン、トヨタ紡織、富士通、デンソーの6チームがしのぎを削る6強のシーズンだと自分は思っています。そのため6位まで詳しく考察していきたいと思います。
勝敗数予想を見ていただければわかると思いますが、2位~6位まではほぼ横並びで2勝差ほどしかつかないと思っています。


tier1 優勝候補筆頭

1位 ENEOSサンフラワーズ

戦力S チーム力B(昨シーズン戦力A チーム力B
勝敗数予想:23勝3敗

【戦力S
代表級:渡嘉敷、宮崎、林、長岡
オールスター級:岡本
期待の選手:藤本、奥山、中田

戦力だけ見ると今シーズンはENEOSがダントツ。オールスター以上でスタメンを組めるのはズルいレベル。ベンチにも高田、星、藤本などほかのチームならスタメンになれるレベルの選手たちが揃ってる。
昨シーズン、コロナで大崩れしたチームがあったようにロスターの人数が少ないのは危険。その点ENEOSは16名いて盤石。
昨シーズンのENEOSの主な弱点は「渡嘉敷、梅沢のツインタワーはデカくて強烈だったが、スピードとスタミナ不足のため機動力のあるビッグマンに弱い」という点。ビッグマンに機動力のあった富士通やトヨタ自動車には弱く、デカくて上手いビッグマンを揃えるデンソーには強かったイメージ。
今シーズンは長岡加入によりこの弱点が解消されてしまった。選手だけ見ると正直弱点が見当たらない。このチームの倒し方を教えてください。

【チーム力B
ENEOSが負けるとしたらプレーオフの段階でチームとしての完成度が他のチームよりも明らかに劣った場合のみだと思ってる。あとはトヨタ自動車が健康体で勝ち進み、無双しまくった場合。
昨シーズンは外野から見ていて、個々のレベルは高いけどあまりまとまりのないチームなのかなといった印象を受けた。笑顔が溢れていたトヨタ自動車とは対照的に、常勝軍団ゆえのプレッシャーがあったからか怖い顔をしてプレーしていた印象が強い。
先輩選手と後輩選手の間にどうしても溝を感じてしまうが、今シーズンはだからこそ藤本、奥山、中田の若手フロントコートトリオがステップアップできるかが大事になってくると予想。

【予想スタメン】
PG宮崎
SG林
SF藤本
PF長岡
C渡嘉敷
※岡本が戻ってきた場合はSG岡本で藤本が6thマンに。
主なベンチメンバー:高田、星、奥山、中田


tier2 上位争い

2位 シャンソン化粧品シャンソンVマジック

戦力A チーム力B+(昨シーズン戦力C チーム力S
勝敗数予想:21勝5敗

【戦力A
代表級:吉田、野口
オールスター級:谷村、北村、小池
期待の選手:藤岡、大沼

”オフシーズン頑張ってるオブザイヤー”に任命したいチームことシャンソン。グッズに力入れたりSNS頑張ったり大型補強したりと今シーズンにかける想いが伝わってくる。
昨シーズン全員がパスできて全員がアタックできる素晴らしいケミストリーのチームを作ったシャンソン。そんなシャンソンの弱点であるサイズ不足を谷村さんの加入により補強。ベンチ層の厚さはWリーグ随一で優勝予想をしてる人が多いのもうなずける。
プレーオフなどインテンシティが1段階上がる試合においてはスター選手の存在がとにかく大事になってくるのだが、このチームには髙田、渡嘉敷、山本、ステのようなスーパースターがいないことを少し懸念している。吉田、野口、谷村、小池あたりがスーパースターになったら相当脅威。

【チーム力B+
ENEOSや富士通と差別化したかったためAでもBでもなくB+。
昨シーズンは判断力と機動力に優れたセンターのファトー選手によってあの華麗なバスケットボールができあがっていたと思っているのだが、そのセンターを全然違うタイプの谷村選手に変えたことがどうなるか見もの。

【予想スタメン】
PG小池
SG北村
SF吉田
PF野口
C谷村
主なベンチメンバー:佐藤、水野、藤岡、大沼、千葉、宮坂など多くのメンバー


3位 トヨタ紡織サンシャインラビッツ

戦力B チーム力S(昨シーズン戦力C チーム力A
勝敗数予想:21勝5敗

【戦力B
代表級:東藤なな子
オールスター級:平末、加藤、齋藤
期待の選手:東藤、河村、平下いもいも

紡織にはGreatな選手は少ないが、Goodな選手が沢山いる。
今シーズンは10~12人がメインローテーションになりそう。ロスターの人数がトヨタ自動車11人、富士通12人ということを考えるとローテーションメンバーがいかに多いかがわかる。そういう点ではシャンソンに近い戦力なようにも感じる。
日本代表の東藤なな子がいるから絶対的エースだと勘違いされがちだが、そんなことはなくて、昨シーズンは加藤、齋藤、平末あたりの方がなな子よりもオフェンスにおいてオプションが上の場面もしばしばあった。(プレーオフ富士通戦なんかは完全になな子1stオプションだったけど)
加藤齋藤平末のインパクトはそのままで東藤なな子がオフェンスにおいて絶対的存在になれるかどうかが今シーズンの鍵だと思っている。

【チーム力S
紡織の強みはチーム力。代表や主力のいないオータムカップで紡織と富士通のチームの完成度が群を抜いていた。他の強豪はHCが変わったり、主力が入れ替わったり、主力の不在などでこれからチームを作っていく段階だと感じた。
昨シーズンの主な弱点は「高さ」と「3ptシュート」の2つ。182cm以上のビッグマンは1人しかいなく、3ptシュート成功数はリーグ最下位。
185cmのC河村選手、シューターの深井、平下(妹)を迎え入れて昨シーズンの弱点を克服した。
補強の"的確さ"だけで言えばWリーグNo.1のオフシーズンを過ごす。
自分が、トヨタ自動車、富士通、デンソーよりも順位を上にしているのはこのへんが大きい。天井はもしかしたらこの3チームよりも低いかもしれないけど、チームの安定感は高いから2連敗することが少ないと考えたため、上位チームと1勝1敗で21勝5敗と予想。

【今年の紡織の見どころ】
紡織ファンなので紡織についてはもう少し書きたいと思います。
昨シーズンの紡織は"理想はあるけどどうしても駒が足りない"という状況だったように思います。
・182cm以上のビッグマンが白さんしかいない…
・佐坂さんをPFで使いたいのにCで使うしかない…
・加藤さんをPFで使うしかない…
・生粋のシューターがいない…
・3ptの確率が40%越えしてるのがPGの2人(坂本平末)しかいなくて、シューターとして使いたい気持ちはあるけどプレーメイカーとして2人を使う方が優先度高いしもどかしい
……みたいな感じ(自分の気のせいかもしれません)

上記で挙げた悩みはこのオフシーズンによって全て解消されました。その変化を感じたのがサマーキャンプとオータムカップ。
オータムカップでは深井さんと平下(妹)の2人のシューターを並べてウォリアーズのスプラッシュブラザーズのようにオフボールで動きまくって相手をかく乱させて3ptやカッティングを狙う戦い方をしていてワクワクが止まりませんでした…まだ温存してるからか一瞬しかやらなかったし、上手くはいかなかったけど、一つの戦略として持っておくのはとても脅威になるなと感じました。
今シーズン、なな子さん以外では平下(妹)に注目したいと思います。

【予想スタメン】
PG坂本
SG東藤
SF齋藤
PF加藤
C河村
主なベンチメンバー:平末、平下(妹)、深井、飯島、佐坂、白


4位 トヨタ自動車アンテロープス

戦力A チーム力C(昨シーズン戦力SSS チーム力A
勝敗数予想:20勝6敗

【戦力A
代表級:山本、平下、ステファニー、ソハナ
オールスター級:川井、宮下
期待の選手:山本

4位予想だが自分の中ではENEOSの次に優勝候補。
シャンソンのところでも触れたがプレーオフで勝つのに大事なのはスターパワー。このチームには山本、ステファニー、ソハナという理不尽な存在が3人もいる。これだけでトヨタ自動車が優勝する理由になりうる。日本代表で花開いた平下(姉)もいるし。
プレーオフでENEOSに勝てるかどうかはHCのチーム作り次第。
山本麻衣さんには是非MVP取れるくらい活躍していただきたい。

【チーム力C
オータムでは代表級の4人がいなかったとは言え結構厳しいものを見た。紡織の「全員バスケ」、富士通の「誰が出ても強固なディフェンス」などチームとしてのアイデンティティを全く感じなかったのが一番問題のように思った。昨シーズンは「超攻撃型オフェンスチーム」「フロントコートの3人でゴリ押すチーム」「Wリーグで1番元気なチーム」「HCが最もテクニカルファウルもらいそうなチーム」などトヨタ自動車を形容する言葉がいくらでもあった。
今シーズン、新HCの大神さんがどこまで良いチームを作れるか…。
おそらくレギュラーシーズンは波が激しく、かみ合った時はめちゃくちゃ強いけど、ダメな時は何やってもダメ、みたいな感じになると予想してる。そのため20勝6敗くらい。トヨタ自動車は紡織の次に応援してるチームだけど6敗以上しても全く不思議ではない。

【予想スタメン】
PG山本
SG川井
SF平下
PFステファニー
Cソハナ
主なベンチメンバー:宮下、梅木、梅沢、小笠原


5位 富士通レッドウェーブ

戦力B チーム力A(昨シーズン戦力A チーム力S
勝敗数予想:19勝7敗

【戦力B
代表級:町田、宮澤
オールスター級:江良
期待の選手:町田

モニカがいた時はレギュラーシーズン2位予想、プレーオフで優勝予想でした。サイズの小さな富士通にとってモニカの不在はあまりにもデカすぎる。紡織シャンソンに勝てたとしても、ENEOSトヨタ自動車デンソーに勝つのは厳しいんじゃないかと思ってしまった。。。
WNBAで鍛えられた町田選手がどこまでスーパーウーマンになれるか、が見どころであり、富士通が優勝争いに絡んで来れるかの鍵となってくる。
あとは新加入の江良選手や若手の岡田、藤本、赤木あたりがどのくらい成長するかも注目ポイント。

【チーム力A
昨シーズンの弱点は特になし。トヨタ自動車があまりにも強くて優勝できなかっただけで富士通はとても良いチームだった。しいてあげるならベンチメンバー。
オータムカップでは町田宮澤中村あたりの主力がいないにも関わらず昨シーズン同様の強固なディフェンスをWリーグファンに見せてくれた。ベンチメンバーにも富士通のディフェンスが行き届いているようで「いいチームだな~」と感じた。

【予想スタメン】
PG町田
SG江良
SF内尾
PF宮澤
C藤本
主なベンチメンバー:岡田、赤木、中村、田中


6位 デンソーアイリス

戦力A チーム力C(昨シーズン戦力A チーム力B)
勝敗数予想:19勝7敗

【戦力A
代表級:髙田、ひまわり
オールスター級:本川、永田
期待の選手:永田、木村

日本代表のスタメン2人がいるチームが弱いわけがない。そんなデンソーが6位予想なのは稲井さんの退団があまりにも大きいと考えてるから。
6強の中で昨シーズンからメインPGが変わったのはデンソーのみ。Wリーグで特に大事なポジションはPGとCだと思っていて、この2つのポジションに良い選手を置くことが手っ取り早く勝ちに繋げられることだと思ってる。
稲井さん退団によってPGは永田、木村、高橋、渡部あたりの比較的新しい戦力に頼らざるをえなくなった。4人ともいい選手だがこれから成長していく選手にすぐ結果を求めるのは酷な話。

【チーム力C
デンソーを心配になったのはPG問題だけではない。オータムカップでは主力がいないとはいえ良い選手が揃っているにも関わらずまとまりを感じることができなかった。
いいチームとは「このチームはどんなチームですか?」と聞かれた時にファンになったばかりの人が即答できるようなチームだと思っていて、HCや戦力が変わったデンソーとトヨタ自動車の2チームは"うちのチームはこんなチーム"っていうアイデンティティを見つけてほしい。

デンソーに対して少し辛口になってしまいましたが、「このチームはもっと強い」という前提の元書きましたので「チーム力C」なんていう一般人の評価を覆すくらい活躍していただきたいです。

【予想スタメン】
PG永田
SG本川
SFひまわり
PF髙田
Cさくら
主なベンチメンバー:高橋、木村


tier3 プレーオフ争い

三菱以降は正直わからないので書きたいことだけ書いていきます。

7位 三菱電機コアラーズ

上司にしたい選手ランキング第1位(当社比)に輝く渡邉亜弥さんに今年も期待。キャブス時代のレブロンのようにチームを引っ張るカッコいい選手。本当に全部上手い。
PGの藤田さんの成長にも期待か。

8位 日立ハイテククーガーズ

谷村、北村という主力2人が抜けて、NBAだったら完全に再建モードになるはずがオータムカップでは想像以上に良くてファンの期待も高まった。今年もプレーオフに進めるか。

9位 東京羽田ヴィッキーズ

東京のチーム、積極的な地域活動をするチーム、日本のスーパーウーマン本橋菜子が所属するチームなど応援したい要素が詰まったチーム。圧倒的サイズ不足が否めないけど頑張ってプレーオフに行ってほしいと密かに応援してる。
スタメンPGは本橋さんと軸丸さんどちらになるんだろう。2人並べてツーガードで使うのか…萩原HCの手腕に期待。

10位 アイシンウィングス

昨シーズン同様、峰晴さんが平均14得点くらいしてルーキーオブザイヤーに輝くと予想してます。

11位 プレステージインターナショナルアランマーレ

気になる選手…クンバ190cm。
正直、順位はわかりません。


ここまで読んだ人へ

感じたことをnoteやTwitterにコメントしていただけるととても喜びます。

・順位や勝敗数について思うこと
・戦力やチーム力に対する異論
・読んでて面白かった点
・ENEOSの倒し方
・予想スタメン違うよ
・うちのチームはもっと強いぞ!!!!!!

など突っ込みたいことがあれば是非…


まとめ

今シーズン、東藤なな子がベストディフェンダー賞取ります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?