モンスト競技シーンオタクがモンストグランプリで優勝するまでの話-前編-
はいみなさんどうも、
モンストのプロ選手になりました ななかと申します。
noteとかいうものを誰かが書いてるのを見て「へ〜私もやってみよ！」って思ったことがありました、
そして今がその時だったみたいなので書いてみることにしました。
(特段素晴らしい語彙をもちあわせている訳でもないので普通に読みにくい文章になるかと思います、モンストのプロだけど日本語はアマチュアなのでよろしくお願いします。)
(ここ本当に重要です、過度に期待しないでください。)
さて、なんでやってみよ！と思ったかですよ。
優勝したから！プロになったから！と言えばそれまでなんですけど、
そうなるまでが『長すぎ』なわけです。
Catsの♡るんるん♡、ミラノ風カルボナーラのleftなんて初めて出たモンストグランプリで準優勝してますよ天才です。
『長すぎ』たななかの選手人生、感じたことを纏めたnoteを書くことで、
モンストグランプリのオタクの皆さん、今年初めて出場してこの先未来のモンストを作っていく若者、たまたまこのnoteに辿り着いてしまった何も知らない人、、、
顔も知らない誰かの人生を良くも悪くも大きく動かす可能性があるのでは、と思ったわけです。
さあ始まりますよ、
まずは歴史の勉強とななかの思い出語りタイムです
5~6年分ですからね長いですよ〜
(追記:はい、長すぎましたね。2020年の3月まで書いたら力尽きました、明日以降のななかに2021年以降は任せたいと思います。)
(唐突に始まる、)
ななかの人生を語る上で切っても切り離せないのは『アラブルズ』ですよね、やっぱり。
2018年、当時16歳？17歳？
クソガキななかの元にある男から
「モンストグランプリ出ない？」
とLINEがきたわけですよ。
その男はKEVINという名の男でした。
KEVINという男はその当時、
ななかがモンストを2~3年やってきてただ一人、自分より上手いと思った人でした。
いやーびっくりそんなことってあるんだ、と。
その次の瞬間もう1個びっくりするんですよね。
「ああ、俺出れないやん。」って
昨今のモンストグランプリは高校生が出場できます、素晴らしいですね〜ありがとうMIXI。
ただまあこの文章における『今』は2018年なんですよ、平成。そんなルールは無い。
出られない人は何すると思いますか？
そうですね『監督』です。うんうん。
編成をすこーーーーーしだけ投げたり、
メンバーの誰かが練習出来ない日に穴埋めしたり、
1番近くで応援できたりと、、、
たぶん皆さんが想像する『監督』の1/100くらいしか貢献してません。まあ遊び相手みたいな感じです。
そんなこんなで4+1のアラブルズ、4人の予定が合った関西予選に出場したらしいです。
選手じゃないから知らないけど
またびっくりですよ、TA1位なんですから。
2018関西予選には前年のチャンピオン『練習不足。』がいるんですね。
1位ってことは練習不足。に当たらずに決勝大会進出権をゲットするチャンスなんですよ。
で、なんやかんや戦って(気になる人はYouTube見てね)ちゃんと決勝大会進出ですよ。びっくり。
しかもこの年地方予選優勝でプロになれるらしいんです。まあびっくり。
1年早く生まれてればプロだった、、、？なんて思ったりもしましたね。
(そもそもあの4人だからTA1位取れたんだけど)
でなんやかんや決勝大会
準優勝ですよ。すごすぎ。なにそれ。
クソガキななかは思ったわけです
「意外と勝てるんじゃない？」と。
そしてすぐモンストプロフェッショナルズ
(現代の言い方だとプロツアー)2018なんていうのが発表されて
3ヶ月くらいアラブルズはまた戦うわけです。
プロツアー18もそのまま監督してますが、裏方なんてのは別にグランプリとやることは変わらないので特に書くことはないです。
で、ここでもアラブルズは総合3位。つよいねー意味わかんない。
で、また思うわけです
「意外と勝てるんじゃない？」って。
さあそうこうしてるうちにクソガキにもチャンスがやってきました。
『モンストジュニアグランプリ2019』
ななかは18歳になりました、出れますね。
しかも大人がいない。
「意外と勝てるんじゃない？」
から
「俺のための大会だ」
と思いました、クソガキなので。
そしてチームメンバー集め、紆余曲折ありながら、、、
いや〜集まりましたねェ、チーム『Dive☆E』
出れるわけですよ、ジュニアグランプリ。
そして迎えたジュニアグランプリ関東予選大会
ななか率いるDive☆E、
タイムアタックラウンド1位！
「やっぱり勝てちゃうんだ。」
って思ったわけですよ。クソガキですね。
初戦 vs『とろ多摩っく』
勝てましたね。
見返すと相手早くて危ねぇですが。
決勝戦 vs『寝るのは甘え。』
ここで事件が起きるわけです。
弁財天が雑魚を残し、高杉晋作のゲージが決まらなかった。
本当に何も出来ずに負けたんですよ。
クソガキななか、ここで本番の恐ろしさを知ったわけですね。
(これもYouTubeにありますね、負けてるので見なくていいです)
プロチームの裏で遊んでただけのクソガキ、
初めての負け、初めての挫折を経験しました
優勝するに決まってると思ってたんですけどね。
ジュニアグランプリ決勝大会のことも書きたいんですけど、なんせ出てないもので。
優勝🥇次世代BOX
準優勝🥈寝るのは甘え。
(直接負けた相手が勝ち上がってくれたのは非常に嬉しいことですね)
3位🥉爆速スパークバレット、しいたけ
ボクには関係ない大会ですけど、このくらいは書いておきますかね。。。
さあ1回負けただけクヨクヨしてられません、すぐにチャンスが訪れました。
クソガキななかは！18歳になって大人が出れるグランプリに出れるんですよ！！
モンストグランプリ2019アジアチャンピオンシップ！！！
ここでひとつ問題が生まれるんですね。
『チームメンバーがいない』
ジュニアグランプリの3人と出れれば良かったんですよ。
でもほかの3人歳下だったんですね、この年も18歳未満は出場できません。
でもね〜助かりました、なんと同じ境遇のジュニア上がりの選手がいっぱいいたんです。
結成！『とぅ☆うぃんくる』
(なんやねんこのチーム名)
18歳4人組です、ジュニアグランプリの寄せ集め。
でもただの寄せ集めじゃないんです。
らいと選手は『しいたけ』、
えふ選手は『爆速スパークバレット』、
よっしー@選手はあの憎き『寝るのは甘え。』、
なんとななか選手、ジュニアグランプリのメダリスト3人とチームを組みました。
そして、監督(クソガキはこの当時これになりがち)に『爆速スパークバレット』の『HHP』もきてくれました。
皆さんご存知あのHHP、2代目変態ハゲパンツですよ。
そりゃあもう勝てるでしょ、だって自分より強いやつ4人チームにいるんだもん。
それなりに練習して迎えた中部予選、
なんとここには前年度チャンピオン『今池壁ドンズα』がいます、あまりにも大きい壁。
去年のアラブルズのように絶対にTA1位を取らなければいけません。
で、取ってしまうんですよタイムアタックラウンド1位通過。
(画像引用 https://app.famitsu.com/20190508_1451310/)
そしてまたななかは思います。
「あれ？意外と勝てるんじゃない？」
って。
しかしタイムアタックを抜けた8チーム、
まあ強豪揃いです。
絶対王者 今池壁ドンズα
プロツアー18準優勝 GV
ジュニアグランプリ優勝 次世代BOX
初戦 vs『GV』
なぜプロを、あの今池壁ドンズαを避けたボクらにこんな災難が起きるんでしょう。本当に運命を呪いました。
アラブルズを倒し続けたあのGVと初戦。
控え室でクソガキ4人組全員顔死んでました。
でもTA1位、やるしかない。
で、なんか勝てたんですよね。
(これもYouTubeにありますね、見ていただければこの表現が伝わるかと思います)
なんとかなりました。
さあまた来ましたよ4ヶ月ぶりの決勝大会チャレンジ
決勝戦 vs『どんどんススムンガ』
地方予選よくいるどんどんススムンガです。
GVを倒したクソガキは誰にも止められない！
そう思ってました。
うーん、また負けましたね。
2度目の敗北、しかもジュニアグランプリとはかかってるモノが違います。
プロの推薦権、ルシファーの痛車、4000万円、、、
本当にこんなに悲しいことは人生で経験したことがなかった。
アラブルズと同じやり方で練習して、
GVにも勝って、
でも負けるんですよ。
これ以上何が出来るんだろうと本気で思いました。
で、決勝大会
またアラブルズがおるんですわ
この年唯一決勝大会に進んだプロチーム
素晴らしいですよね、ザ！プロ！！
ただ友達だったから誘われた2018年、そこから彼らはどんどん遠い存在になっていくわけです。
もちろんめちゃめちゃ応援するわけですが、心のどこかで
「何故こうなれないんだろう」
と強く感じるようになりましたね。
そしてなにやら同い年でピンクの髪したヤベー奴がいるぞ、と。
♡るんるん♡率いるCatsですよ。
もうなにか自分たちとはレベルが違うんです。
当時の自分たちの熱量とは比べ物にならない凄みがあって、ビクビクしてました。
で、その2チームを倒していったのが
『どんどんススムンガ』
オーブ50個ありがとう
「地方予選で自分たちが勝ってたらあのこゆきマッチが無かったのか〜、じゃあ負けてよかったか〜」
なんて思いましたね本気で
今思い返せば、そんなふうに思うやつは最初から負けてるというか勝つ資格無いですよね。うんうん。
こうしてななかの初めての夏が終わりました。
また来年まで待ちましょう
ともいかなくなりました
またくるんですよ、あの男から
「今度のプロツアーは5人でやるぞ」と
ええ、KEVINプロです。
ななか選手、ここでアラブルズとしてプロツアーの参加権を得たらしいです。
あのアラブルズの正式メンバーですよ
意味がわかりません、なんやねん5人目って
アマチュアがなんでプロツアー出れんねん！って視聴者以上にボクが1番思ってましたし、
今でも思ってます。
ただまあ誘われた以上戦わなきゃいけない。
何も知らない人が見たら自分はプロ選手と何も変わらないように見える。
いろんなプレッシャーの中、始まりました。
モンストプロツアー2019-2020
ﾘｰﾄﾞ みんと
ｾｶﾝﾄﾞ KEVIN
ｻｰﾄﾞ Ritoはん
ｱﾝｶｰ ぺぺ
(↑これがこれまでのアラブルズ)
+5人目 虹花【ななか】
こんな感じですね、やっていきましょう。
ただ7会場あるんですよ、プロツアー19-20って。
出た会場に絞ってお話していきますかね、、、
第4戦 大阪会場
(いきなり4戦目ですね、まあ5人制だし仕方ない)
プロ選手として初めて戦うわけです緊張しますね。
しかもなにやらアラブルズは関西代表
更にはプロツアー18の関西会場優勝してるんですよね。
足を引っ張る訳にもいかない、しかもなんかよくわかんない別のプレッシャーもあったみたいで、
TA7位とかになるんですよね。
初めて1位以外の順位をとる事になりました。
ろくまるがdownしてたのでタイム出てる中ではなんなら最下位です。
で、なんか獣神亭一門が大喜びしてるんですよムカつきましたよねなんか。
さあ、ムカついてても試合ってのは始まってしまいます。
1回戦 vs『【華】獣神亭一門』
デビュー戦ですね、ななかプロ
これまでの戦いとはワケが違います。
自分以外のアラブルズを元々応援してた人がチームとして応援してくれてる。
(卑屈すぎますが、まあ仕方ないです。5人目なんて穴埋めでしかないと本気で思ってたので)
そしてタイムアタックは下位、ほんでアマイモンがあるときたもんだ。
ラミエル一強のアマイモンですよ、武装ヤクモの比じゃない。まさに最強。
そんな中vs獣神亭、喜んでたってことはTA上位です。
で初戦は、天使を狩りし暴魔の刃アマイモンです。
しかしまあアラブルズってのは強いチームなんですよね。
わたしは味方に当たるだけの刹那を操作していたのですが、
ま〜あ3人が上手いこと上手いこと。
(ほんで運もいい)
あのアマイモンで勝てちゃったんですよね。
1本とった状態で2戦目、天海の双竜
これはねヒーローでしたね、ななか
よくやったよ、本当に素晴らしい。
こうしてデビュー戦のデビュー戦、勝てたわけです。
ホッとしました、そして歯茎を見せました。
準決勝 vs『練習不足。』
なんかあんまり覚えてませんが、またラミエルいないアマイモンやってますね。
で、また勝ってます。
なんなのこのチームは。
大阪で強いぞアラブルズ。
ラプンツェルばりばり完璧でした。
決勝戦vs『4Sleepers』
歯茎を見せたのと、
タイムアタック下位なのと、
4Sleepersが強いので、
普通に負けました。
プロとの戦いの厳しさを痛感しました。
で、この後アラブルズのスタジアムイベントがあったり
モンプロファン感謝イベントがあったり
東京eスポーツフェスタ2020があったりしましたね。懐かしい。
そんなこんなで年越し。
2020年へ
第5戦 仙台会場
初戦 vs『らぶましーん』
伝説の試合ですねこれ
アラブルズのメンバーとファン以外の全人類みんな大好きなシーンだと思います。
TAコケたわけでもなく純粋に負けて悲しい気持ちになりました、そういう日もあるよねって。
牛タン美味しかったな
仙台があまりにも💩だったので一瞬書くの諦めようかと思いました、まだ頑張ります
勝負の日 第7戦名古屋会場
長かったプロツアーのレギュラーシーズンも最後。
ここで上位4チームにならないとツアーファイナルに参加することができません。
いやー困った、まさかアラブルズのツアーファイナル進出の条件が『名古屋会場優勝』だなんて。
初戦 vs『らぶましーん』
仙台で負けたばかりですからね、嫌なイメージが大変残っております。
しかしこの日はアラブルズの日だったようですね、運がよくなきゃ勝てないのがこのゲーム。
中ボスにハーレーが吸い込まれた辺りから
「今日は優勝できる」
と本気で思い始めました。
なんとか勝利、頑張りました
でもまだ優勝までは2試合あるらしい。
準決勝 vs『今池壁ドンズα』
ここで初代プロツアー王者のおでましです。
しかもオリジナルメンバーまあ怖いこと。
ここまで読んでこの試合知らない人下にスクロールする前にこの試合だけでも見てきてください。
モンスト競技シーン、なかなか長い歴史がありますがだいぶ凄いですこの試合。
(ななかのミスが原因なんですが、、、)
はやくこんなnote閉じてYouTube見てください。
見ましたね？
ななかモンスト人生初のちゃんとした大やらかし。アラブルズのファンの皆さんヒヤヒヤさせてしまいすみませんでした。
メンバーにはすごい謝った気がしますが、この場を借りてもう一度
大変申し訳ございませんでした。
しかしまあそんなことは置いといてこれで勝てるな勝つ日です。
歯茎は見せずに！！！
決勝戦 vs『Alice with Ace』
これまた「俺たちの日だ」と思っていそうなAWAとの試合
なんかやたら長い通信障害起きて、試合より通信エラーが長かった印象です
上手く進行できない瞬間のチーム内の雰囲気だったり時間の使い方
めちゃめちゃ大事だなって思った試合でした。
試合内容は相手のdownで決着。
相手が死んでななか喜びすぎな。
まあなにはともあれ優勝です。やったね
そしてツアーファイナル1位通過
プロツアー18で1位通過があまりにも有利なことを理解していたので大喜びでした。
🦠🦠🦠🦠🦠
あっ！コロナだ！
はい。なんとここであの新型なんとかが無視できない規模になってしまいました。。。
中止か？中止なのか？
いいや無観客試合だ。
最後の戦い、迎えたツアーファイナル
客席には出番を待つプロ選手とmixiの人間だけ、悲しい気持ちでいっぱいでしたね。
まあクヨクヨしていられない、やるしかないんです。
初戦 vs『GV』
予選通過順位1位のアラブルズ様のお通りです。
この年のレギュレーション本当にあってるのか心配になるくらいには1位が圧倒的有利です。
天海の反射編成を導入したアラブルズ
なんか毛色変わってかっこよかったよね、観客いたらもっと盛り上がってたのかな悔しいな。
アマイモンはほんまごめんなさい
これもいっぱい謝ったのでもう時効とさせてください
GVがdownしなかったらななかがdownしてたかもしれないね
そんなこんなで決勝戦までいけるんです1位なので。ずるいよね
決勝戦 vs『GV』
またきました、GV
すごいルールだよ本当に
そしてBO5ですこの試合。
アラブルズはのんびりやってましたが、
GVは壁ドンズを倒して決勝戦まできたので何試合すんねんってくらいやってました。本当に本当に1位でよかった。
1試合目、紅音の鶴少女
編成画面でGVのデビルズパンクインフェルノが貫通じゃなくて反射の方になってたんですけど
さすがアラブルズ、eスポーツマンシップが凄いですねちゃんとGVに伝えてました。
こういうところが尊敬ポイントですよね。
まあ無事に勝ち
2試合目、水駈ける天叢雲の皇子
みんな大好きヤマトタケルですね。
これも天海反射編成と似ていてアラブルズの使わなそうな素敵な決め打ち編成で心が踊っていました。
ボス戦のムーSSからずっと手上げてるななかが注目ポイントですね。
ここを勝てばプロ最強
3試合目、翠撃の隊士
この動画が全てを物語っています
見ました？よし
いろんな感情が渦巻く中
一手一手決めていってラストショット決め切ったのは我らがKEVINでした。すごいよね
(追記:やり切ったのはRitoはんのガーネットでした、こりゃ失敬)
そんなこんなでアマチュアなのに
プロツアー王者、『プロNo.1』の称号を手にしました。
ここから3年強、その称号に呪われるとも知らずに。
はい、長すぎました。
あと4年あると思うと震えます、前後編にさせてください。
前編は歴史、後編は歴史とななかが思う「なにをしたら勝てるのか」を書こうと思うよ
ほなまた。
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